やっと・・・PCが帰ってきたーっ
書きたいことが山ほどあるんすが(笑)
まずは療育から・・・
今日は、お隣の施設プールが清掃日につき
プールは無かったのですが
ドクター研修というのがあって
ここでの母子分離は二回目ですがトライ
10時半~12時まで、母ちゃんは別室でドクターの話を聞きました。
保育士先生もあれこれと策を講じてくれてましたが
退出時点から・・・やっぱりAgは号泣
大好きな掃除機のオモチャを、初めて出してもらって
15分間は泣き止んでいたようですが
それから思い出すと激しく泣き
遊びからお弁当に行く、切り替えの場面になると
自分のカバンを肩にかけてドアのところへ行ったそうです。
それから、あの食いしん坊のAgが
お弁当にまったく手がつけられないくらい泣いていたらしく
先生も、無理に食べさせませんでした・・・とのこと
研修がお開きになって
さよならの会をやってる最中も、イスには座っているけれど泣いているAgを見て
母ちゃんも胸がキューッとなりましたが
うーむぅぅぅ・・・必ずや帰ってくるって、いつになったら
どうやったら分かって安心してくれるようになるんだろうねぇ
これも道のりは長いのかな?
他の子は、男の子は3人ともケロッとしてる様子(一人はまだ愛着行動になる前の段階かも?)
2人はその先に進んでいるって感じです。
女の子も、とっても大人しい(たぶん次回から卒業の子)は
いつもは涙ぽろぽろ流すだけで
声に出して泣かない子なんですが
今日は大きな声で泣いてました
それも一皮向けそうじゃないですか?
Agも、たとえ15分だけでも気持ちが切り替えられたことは
進歩と考えて良いのかな?
来週はプールと母子分離(母ちゃんは研修)があるんで
先生がえらく心配しておりました
よく分からないけど、プールは最後ごろにでも慣れてくれればいいなぁ~と
母ちゃんはのん気に構えてたけど
母子分離は、どうすれば良いのかなぁ~???
Agの場合、母ちゃんが帰ってきても
そんなに激しく待ち焦がれた的に抱きつくってほどでもないんですよねぇ
母ちゃんが傍に帰ってきても、ずーと泣いてるし
それほど悲しみや不安が大きいってことなのかなぁ??
さて・・・研修の内容ですが
主に発達についてのことなので
母ちゃんには特に目新しいことはなかったですが(笑)
ドクターが人当たりの良さそうな女の人なので
終始、柔らかいトーンで心地よく(笑)
途中で何度も睡魔と闘いあくびをかみ殺し
研修を受けておりました。
内容的には・・・
「言葉」の表出というのは
氷山の一角のようなもので
実は目に見えない下の部分がとても大事ということ
そして、それはどんな子でも段階が一緒で飛び越えることはないということ。
<事物の認知から、「シンボル」の獲得への発達の時期>
「シンボル」の獲得の前と後で、外からの刺激の処理、理解の仕方が異なる。(似ていても行動の意味が異なってくる。)認知発達・言語の獲得などの関与。
1)無シンボル期・・・・・・・手段と目的の分化、要求の手段が直接的。
絵と気づきにくい時。
感覚運動遊びの充実をはかる。
2)シンボル期への以降・・・・・・・物の名前の発見。動作模倣、身振りの理解。
絵に気づき始める。
物の用途の理解は不十分。
3)シンボル期の獲得・・・・・・・・・概念の形成。用途の理解。
空間関係、物と物との関連付け。
大小比較・上下、数の概念
絵への気づき→ことばがけへの気づき。
さらに、文脈の理解、比喩、感情表現の理解、他者の気持ちの推測、暗黙ルールの理解などへ進んでいく。
「発達につまずきのあるこどもの状態を正しく把握し、理解することが大切」
もしも表象機能(情報入力→情報整理統合→出力)の発達のアンバランスがあると
たとえば、広汎性発達障害では
①比較、空間、時間の概念の獲得の困難
②全体より部分・細部にこだわる
③全体をまとめることが苦手
④感覚の過敏・鈍麻
⑤機械的な記憶能力がよい(理解より覚える)
⑥視覚優位の思考
その結果、要求伝達、状況の理解、感情のコントロールが苦手、変化への不安などとしてみられる。
Agはたぶん、
2)シンボル期への以降なのだと思います・・・
ただ・・・その先に進めるかどうかは???
発達障害の子は、ここから先がつまづきやすいそうです。
で・・・どうするのが有効なのか?
当ブログでも折に触れて書いて参りましたが
改めて文章になると、こんな風です・・・
一般的な育児方法のみではうまくいかないことが多い⇔特性をふまえておくと有効
①視覚認知が優れていることを利用
(具体物、絵や写真、サインの利用。情報の共有、意思表示にも使用可能)
②みてわかる環境を準備する。(部屋や場所を多目的にせず、役割を限定)
③スケジュールを立てて、より行動しやすくする。(混乱が防げる)
④身辺自立において、日常動作を細かいステップ(スモールステップ)にわける。
つまづいたら、その都度ヒント、見本を出し、できたら褒める。
⑤自己評価を高める経験(身辺自立、遊びを楽しむ、コミュニケーションを楽しむ等)
※遊びのコツ→子供の目線、子供が注目しているものをきっかけにしつつ、目的の遊びに誘う。
(100%子供ペースだと、DVDをつけっぱなしになりがちなど、遊びに拡がりにくい)
コミュニケーションが困難な場面での支援方法の例
1)言葉を簡潔にする
2)一度に一つの支持をする
3)表情や動作は単純明快にする
4)こどもが応答する時間を与える
5)謝る、許可を得る、お願いするなどことばによる対人スキルは具体的に示す
6)コミュニケーションを図ろうとするこどもの試みを察知して対応する
7)コミュニケーションをもちたいと思うような状況(みてわかる場面や好きな遊びの提示)をつくる
これは前の教室で主に行われていた、ごく簡単にできる支援の基礎とも言えるのでしょうね。
<まとめ>
☆通常の子育てと大切なこと(社会で生きていくための力となること)は同じ。
・1日の生活リズムを整え、基本的生活習慣の自立や態度を身につける
・遊びを通して運動機能の発達、社会・集団生活への適応する力、ルールを身につける
・場面の構造化、情報やスケジュールの視覚化により、自立的に対応する力を身につける
・ていねいな対応を根気よく行う。(なぜその行動が出たかよく観察する)よい行動は褒め、望ましくない行動は要求に屈しない、強化しない、目標を細分化(スモールステップ)する。
・場所や人が変わってもルールや対応を一定にすることはわかりやすい。
(子供が長くないて抵抗し、大人が根負けしてしまう繰り返し→より強化してしまうので注意!)
・身体を動かし、感覚が刺激されることで、感覚や情報が整理される。調整する働きを促すことで意欲や自信につながるだけでなくコミュニケーションの土台を確立する。
・こどものものの見方や特性をとらえ、現実の場面に合うようにする。よいモデルを提示し不適切な反応を消去するシュミレーション(モデリング法)、社会的スキルを身につけるソーシャルスキルトレーニング(SST)など
・直接的な行動だけでなく「かして・いいよ」「入れて」「いっしょに」「手伝って」などの関わりことばをタイミングよく使ってみせる。
・大人がわかりやすい手本を見せる、必要に応じ、(わかりにくい状況やトラブル時など)本人や相手の子供の気持ちを代弁する、その場ですぐに対応し、ことばの指示時に身振りや絵を添えるなど、発達に応じたコミュニケーションをサポート。
幼児期はからだも心も大きく育つ時期です。得意と不得意、好きな活動、興味の強弱など個人差がありますが、必ず、子供たちはその子なりに伸びる力をもっています。また、自分の成長を喜び、さらに新しいころへ挑戦していく可能性を秘めています。よくわかり、安心でき、自尊感情・自己評価が高まる経験をつみ、まず身近な人、さらにその周囲の人としっかり関わっていく力をつけていく手助けをしていきたいものです。
と、色字の内容がプリント資料として用意されておりました。
大親友のころんちゃんが書く、学校の?文集に毎回出てくるんですが(こっそり読ませてもらってます・笑)
自閉っ子というのは、自己評価がとても低く
いつも自分に自信が持てないところがあるので
チャレンジして、そのことが出来た自分に自信を持つ
周りがその努力を称えて褒めてあげること
通常よりも、自閉っ子の努力は並大抵ではないことを知っていると
どんな些細なことでも、大絶賛してあげて当然なんだなぁ~と
改めて理解できました
実際、保育士の先生はそういう目線なので
ベタ褒めも自然と身についておられるんでしょうなぁ~
その他には、
感覚統合についても説明が少しありましたが
これはOT(作業療法士)さんの領域らしく詳しくは聞くことが出来ませんでした。
終わって質問コーナーで
他のママさんが、脳波検査のことを聞かれておりましたが
こちらは小学校へあがる前にMRでの検査が促されることもあるそうです。
てんかん=脳波の異常
大きくなればそういう発作も出てくる子がいるのも事実
ただし、そんなに割合は高くないそうです。
あと、キレート療法のことを母ちゃんが指摘
やはりドクターも、まだ医学的に確証の持てない方法だし
人の髪の毛には、誰も環境ホルモンの影響で水銀が検出されるので
一概に自閉症と水銀の因果関係は立証されてはいないそうです。
母ちゃんは胡散臭い、この手の「自閉症は治る」的悪徳商法?には
騙されない自身があるので(笑)
みんなにも知っていただく良い機会かな?
このご時勢でも「治るんじゃない?」とかって言う人もいるもんでねぇ~
あと、研修とは別の話ですが
前回、連絡帳の返事が入っていなかったのですが
担当保育士先生じゃなく、リーダー保育士先生から丁寧に返事が入っておりました。
Agへの接し方について、まぁ~割と愚痴っぽく書いたものについて
先生からの回答は
「私たちも試行錯誤の連続です。でも、こどもたちのわ「分かった
」的な表情を見つけた時は
それはもう嬉しくて☆・・・中略・・・(母子分離について)まだ理解できていないようなので、Agちゃんにとっては
「何かわからんけど、お母さん突然どこかへ行っちゃうよぉ~」という心境なのだと思います。
お母さんさえよければもう少し練習させて下さい」
と書かれてありました。
読んで少し泣いちゃった
保育士先生って、すごいなぁ~
たぶん、子供が良い反応を見せてくれたことで「よっしゃー!」とかって充実感を感じてるんだろうなぁ
母ちゃんもAgの世界を理解しつつ
通訳じゃないけど、サポートしつつ
楽しんでやりがいを感じるようになれたら良いなぁ~と痛感してます。
しかし・・・
さすがに今回の教室は盛りだくさん (物足りないとかって文句言ってた時期はごめんあそばせっ・笑)
毎回毎回、目が離せられないっす
これまた長々と読んでいただいて、ありがとうございました