Rainbow*Heart

ヤプログさんからのお引越し私的な記録である。

園主催「わが子の将来を見通して」講演会へ参加しました☆

2011-06-23 00:05:21 | 園生活@年中期間





ご訪問ありがとうございます。

広島ブログ




先日・・・Agの園@参観後


Agはそのままクラスで活動やら昼食やらしている間


保護者は交流ホームで 水野敦之先生 の講演会へ参加しました


今年の始めから自閉症協会主催の講座へ出始めて


すっかり水野先生のファンになっている私なので


Agの通う園でまたお話が聞けるなんて、運命を感じるしかないですよねっ(笑)



そして・・・旦那も一緒にお話を聞ける機会は



そうそうないので、貴重な経験でした



前回の講座 の復習的な部分もあり


頭の中が整理できて


私にはとっても有意義な時間でした



先生は最初、少し緊張されているご様子でした。。。



実際、ご自身でもそうおっしゃられていて



えーっ先生でもそんなことあるのねって意外だったんですが



内容的にはいつもの熱い先生でございました



今までお聞きした話の中で出てきたことが何点かあり


繰り返し耳に入るということは


そこが重要だということ・・・


復習的に聞く部分と


今回あたらに心に響く部分とのバランスが良かったのか


すごく私的には分かりやすかったんですが


掻い摘んで書くと


今回のタイトルは、あまり日ごろ話さない内容らしく


幼児期に成人になってからのことを話すのは「いいの?」という感じだけど


成人期を見越してだけど


幼児期に大事なことをやっていく・・・それにはどうするのか?


何を教えれば良いのか?


複雑で分かりにくい社会から最初に学ばない


シンプルで分かりやすいところから学んで社会のような複雑なところへ・・・。


そのために構造化の色々なアイデアをお話くださいました



私の拙い文章では伝わらないことも多いでしょうが



自閉っ子の脳の機能は定型発達児とは異なっていて


情報処理の仕方が独特なんですが


その部分に配慮しているのが構造化だと、私は思っています。


構造化とは、ただ衝立をして部屋を仕切るような物理的なものだけではなくて


それこそ色々なこと(とても一言では言い表せれない)


時間の構造化しかり


仕事や手順の構造化しかり


まーっそんな色んなアイデアを 個々の理解に応じて 工夫することで


自閉っ子たちの成長や学びをサポートするといった感じなんですが


私は専門化ではないので、詳細は色んな講演会で実際に学んでいただければと思います。




さて・・・講演会の話に戻すと



まず将来を見通してというタイトル通り


子どもが大きくなってどういうライフスタイルになるのか?


就職する人・しない人・・・


一人ひとりに合わせた将来があるので


就職がゴールではない!ということをおっしゃられました。


就職できることがHappyではない!


以前の福祉は措置としての将来であって


この人は施設、この人は授産所、この人は一般企業というように振り分けられ


レールが敷かれている部分が大きかった


今は様々なスタイルを一人一人にデザインすることが大事。。。


そこで、就職された人(上手く会社の仕事に適応している人)のお話があり


その人たちに共通して言えることは


「おわり」を知っている。学んできて身についている。


とおっしゃられていました



Agの早期療育時、外来教室で



このことは、どの保育士先生も言われていたので



私も私なりに



ちょっとした遊びや


食事や色んな日常生活の中で


Agに「おわり」を意識した関わりを持とうとベースに置いていました



今・・・果たしてそれはちゃんと出来ているでしょうか?


また少し基本的なことを抜かりなくやらなきゃなぁ~と引き締まる思いで聴きました



それから、成人期を見越してだけど


幼児期は幼児期に大切なことをやっていくと冒頭でおっしゃられました





「何でも特性から始める」 という、特性支援・・・



特性に合わせた将来像を描くことが大事だということ



でも・・・発達障害というのは、特別なものではなくて


身近なもの


みんな特性というピースを、数個は持っているというお話(これ前にも書いたことありますねw)



強みを生かして、弱みは支援してあげるというスタンス



あっ門眞一郎先生の講演もこういう内容です 過去の記事カテゴリーは こちら 



面白いのが・・・先生が構造化の実例をスライドで


色々と見せてくれている時


「これは真似しないでくださいねっ。個々で違いますからねっ」と言われたのには


良いとこついてるなぁ~と思いました


そういう一言補足は大事。


先生もおっしゃっておられましたが


個々にアセスメントした上で、その子に応じた支援でないと意味がないわけで


構造化のアイデアを知り


それをそのままパクってしまう支援者は


カード使ってみたけど全く役に立たない!ってことになりかねないんですよねぇ


役に立たないのは個別化してないから


まーっこの苦言は今まさに自分に言ってるんですけど


木を見て森を見ず


小手先のアイデアだけ使って本質(特性やAgの理解とか)を考えてない的なことに陥りやすいので


また自分を振り返る良いキーポイントになりました



あっ話がまた自分のことに(笑)


戻ります・・・脱線しながら戻します



あと、「構造化は定型発達の人も使っている」とおっしゃられ





ある保育園でパーテーションを使う例をお話され


そこでは、定型の子も先生もみんなで使うようにしているらしく


そもそものパーテーションの効果(刺激の統制・集中できる・注目できる)を


まず保育士先生が今~集中してるから的に使っているという例を教えてくださいました。


正にノーマライゼーション


誰でも使いたい時に使うことで、障害があろうがなかろうが便利なものだという意識が生まれる


構造化もそういった位置づけで


ごくごく当たり前に幼児教育・学校教育にも浸透すれば良いのになぁ~と思います。



そしたら、私の頑なな心(構造化の中で育てていきたい=普通の中で育てなくて良い・極論)も


共に学びあうという、子どもたちの可能性だけを信じることもできるんですけどねぇ


今は普通の学校なり社会は、構造化されてないですものねぇ


だから私が意固地になるんですよっ


確かに集団参加も大事だと思いますが


無計画な集団参加こそ二次障害などを引き起こす要因になっていると思うので


この部分ではナーバスにならざる得ない状況です。


(あくまで私個人の意見です)



はうっまた逸れちまった



幼児期で大事な視点は


・幅広い概念学習
・日常生活の基本(動作)
・行動マネージメント
・遊び



これを、発達の道筋にしたがって


丁寧に積み上げていくことが大事だと


そして・・・指導者が引っ張り上げるのではなくて


自分で気づいて、自ら出来ることが大事だとおっしゃられていました



自分で気づくって・・・どうすればいいの?って思いますよねっ


それは、私が冒頭で書いた構造化ってことだと思います



「おわり」の話がまた出てきたのですが


エンゲージメント(関わったり)と非エンゲージメント(関わらなかったり)の話の中で


成人された方はこの部分で


人と関わるのをずーとウザいと思われるくらいされる方が居る


それは幼児期から「おわる」ということを学んでいない


「おわる」ということは「次の活動に移る」ということでもあるので


スケジュールなどで提示することができますが


そういう療育を受けていないというのがよく分かる・・・・


本人が悪いというのではなく


ただ単に「教えてもらっていない」ってことをおっしゃられました。



先生の ブログ でもよく出てきますねっ


ほんとうにそうだと思います。


では教えるにはどうするの?


個々に合わせたアセスメントで目標を立て


脳の機能に合わせた構造化で、出来そうなところから教え成功体験を積むこと・・・かな?w



サラリと書きましたが


なかなか難しいことです



でも知っていて努力することが大事だと思います。



またまた「おわり」のエピソードが出てきました


こうしてまとめてみると


今回の講演はタイトル=「おわり」を学ぶってことなのかな?(自己流の解釈ですw)


ストレスの話の中で


全ての活動(どんなに好きな活動でも)にストレスがある!



好きなことでも長くなるとストレスがかかってくるというお話



たまって、たまって爆発(行動問題に発展)することがあるが


これも「おわり」を学習していない


コントロールして終われることように教えることが必要とのことでした。




「おわり」を意識した活動の基本は


「Firs~then・・・」 まずは~次は・・・


この理解が基本になるということで


その活動が終わって次の活動というのが身についていると


将来の行動に良い影響をもたらすと言われてました



また自然の中にある視覚的な指示(品物の表示や、見て分かること)は理解できることもあるので


その中で分からない時にのみ視覚支援が必要とのことでした。


過剰な視覚支援は不要ということ。



社会性レベルのアセスメントはサラリと流されましたけど


実はとっても興味津々でした


接近 平行 共有 協力 順番交代 ルールを守る 相互交渉


社会的な機会をステップで経験する(構造化を活用した様々な社会的機会をつくる)




私もただの親ばかでして、Agもそろそろ相互交渉教える?って


思っていたんですが


考えてみるとまだ接近の部分かもっ


社会性は自閉っ子にとって、とっても高いハードルがありますよねぇ


でもこの辺もスモールステップでやっていきたいなぁ~と思います



それから最後頃に


災害時のお話があり


この度の東北大震災の避難所支援で


ネット上でとにかく「視覚支援しろ!」みたない意見が飛び交ったそうですが


先生はそれにはNO!と反論されていたそうです。



それは・・・我慢したりする時に視覚支援を使いはじめてはいけない


という理由だそうです。


確かに、カードを見せる


感情のコントロールや


ソーシャルストーリーも


嫌なことや困ったことに重きを置くのではなくて


子どもの状態が良い時に使ってこそ、その真価が発揮できるというものなんでしょうねぇ


リラクセーションルーティンの話も


練習する時は、スケジュールで状態の良い時に指示を入れてリラックスを教えるってことでしたので


困った時に生きるのは全て


調子の良いときの練習で成功体験で強化することが大事なんでしょうねっ



2時間~とっても充実していました



終わってからtanpopohahaさんが、先生にご挨拶されていたので


私もすかさず(笑)


もちろん握手までしていただきました(これだから私ってミーハーと言われるんでしょねっ


パワーのある人からパワーをもらう


忙しさにかまけて家庭療育も二の次になってましたが


またやる気になっています














mignon*marche’Vol.6

日時 : 2011年7月15日(金)
     10:30~14:30

場所 : 安芸区民文化センター
     広島市安芸区船越南三丁目2番16号


MayClub が久々のイベント出店

私は作品のみ参加させていただきます 













夕方からは父の日のお祝いで、旦那の実家へ行きました

その話はたぶんUPしませーん(爆)

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