再生可能エネルギーの中でも、太陽光発電は設置がかなり進みました。
一方、電力会社の固定価格買取り単価は、年々引き下がる傾向にあります。
今後は風力発電の設置促進にウエートが移りつつあるようです。
風車メーカーの売り込みも盛んで、展示品を見る機会が増えています。
上の写真は、水平軸プロペラ風車です。
下の写真は、垂直軸デリウス型風車です。
二種類の風車には長所短所があるようなので調べてみました。
1.水平軸プロペラ風車
(長所)・開発利用の実績が長い(飛行機に用いられた)。
・タワーが高く、高い風速が得られる。
・自己起動性が大きい。
(短所)・ローターの回転面を風向に正対させる方向制御(ヨー制御)が必要。
・「片持ち梁」構造が多く、ブレート基礎部に大きな曲げモーメントが加わる。
・保守点検が高所で行われるので、クレーン等が必要。
2,垂直軸ダリウス型風車
(長所)・常に回転軸に対して直角に風が吹くため、方向制御(ヨー制御)が不要。
・翼に曲げ応力が生じないので、翼の設計・製作が簡単。
・鉛直軸を持つため、直結で発電機を地面近くに置くことが可能なので、保守点検が容易。
(短所)・開発利用の歴史が浅く実績が少ない。また理論的展開が十分でない。
・高効率を示す風速域が狭い。
・自己起動性が劣る。
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