道の片隅に源内先生の記念碑が立っていました。 碑に刻まれた説明によると、江戸中期(1728年)讃岐国(現在の香川県)に高松藩の武士の家に生まれ、和洋の学を勉学し、物産館の開設、毛織物の試作、源内焼の製陶、石綿の創作利用、水準器、寒暖計の創作等かずかずの発明工夫をなし、また、戯作者でもあったと記されています。 マルチな活躍をした人ですね。
また、源内先生はわが国初の電気学者として、エレキテル(摩擦起電機)を完成し、この地において電気実験を行ったとされています。
エレキテル(摩擦起電機)とは、ハンドルを回すとガラスが摩擦され、静電気による高電圧が発生する装置です。 源内先生はその電圧を火花放電の見せ物にしたり、電気シヨックを病気の治療に用いたようですが、若し人体に直接加えたとすれば、かなりの高電圧の筈ですから非常に危険なこわい話です。 しかし、何事にも果断に挑む探究心には敬意を表したいものです。