キュービクル式高圧受電設備を遮断器の保護方式より分類すると、CB形とPF-S形に分けられます。
CB形は遮断器(CB)と保護継電器(過電流継電器と地絡継電器)を組み合わせた方式です。 設備規模の大きい(大容量)タイプに採用されます。
写真はCB形の高圧受電盤の扉を開いた状態で、月次点検、年次点検のいずれも最初はこの扉を開きます。
高圧受電盤に取付けられた機器は、上段左側から電力会社の取引用計量計、および高圧電圧計、電流計があります。
中段のハンドルの付いているのは主遮断装置で、事故があったときに自家用側と電力会社側を切り離します。
下段に保護装置である過電流継電器と地絡継電器が並んでいます。 これは事故を検出して遮断器に切り離し信号を送るものです。
最下段の端子は、これら継電器の特性試験を行うときに用いる試験用端子です。 毎年1回の年次点検で使用します。
高圧受電設備は、電気事業法では「自家用電気工作物」と定義されています。
そして電気主任技術者の資格を有する者に工事監督や保安監理を義務づけています。
危険ですから、一般の人達は決して扉を開いたり、内部をのぞいたりしてはいけません。
このように6600ボルト以上の高圧電気で受電する自家用電気工作物は、全国に約80万軒あると言わてれています。
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