電気メーターは計量法で有効期間が定められています。
電力会社では有効期間の満了前に取替えています。
アンペアにより異なりますが、家庭用メーターは一般に10年です。
今回、円板形から電子式のスマートメーターに取替えられました。
スマートメーターは、遠隔検針や電気の使用状況をインターネットサイトでの管理が可能となります(平成27年7月より開始予定)。
工事手順は写真のとおりです。
1. 古いメーターを取外し、活線(停電させない)状態でアダプターを取付ける。
2. メーターの端子盤に電線を挿入してネジを締付ける。
3. メーター本体を計器盤に固定する。
この際は活線状態の作業なので、安全対策として作業者は各種の安全用具を着用します。
ア 低圧用ゴム製手袋
イ 電気安全帽(ヘルメット)
ウ アーク防止面(透明なプラスチックで顔面を防護)
4. アダプターを取外し、電子メーターにボックスを被せて完了です。
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転職を考えているのですが(電気工事士は取得してます)
危険度はどうなのでしょうか?
ご教授ください。
よろしくお願いします。
ブログご覧いただきありがとうございます。
1電気工事は高圧、低圧も含めて停電させて安全な状態で作業を行うことが決まりです(労働安全衛生規則第339条)。
2事業者は労働者に停電させて安全な状態で行うように指示しなければなりません。
3絶縁用保護具や活線作業用具を使用して、安全が確保されれば活線作業を認めています(労働安全衛生規則第341条)。
4今回のメータ取替えのように
・停電時間の確保が難しい
・特別なアダプターを製作して安全と作業効率を保っている
・安全用具を着用して十分安全が確保され、訓練も行こなっている
等により活線作業は認められます。