雷神の街歩き

高電圧機器を点検しながら東京の街を歩いています。
雷神の見た街の片隅の電気設備を紹介するページです。

雷神スカイツリーを眺める

2013-01-28 22:13:01 | インポート

新らしい観光スポットとして話題の東京スカイツリーです。 展望台からの素晴らしい眺めと、付帯する大規模なショッピングモールが人気を集めています。 また、夜は日替わりで変わるライティングを眺めるのも楽しみの一つです。

基本的は「粋(いき)」と「雅(みやび)」が交互に変わるようですが、クリスマスと年末、年始には別の色合いも見せてくれました。 写真は隅田公園の浅草側から撮ったもので「雅(みやび)」です。

二つの照明デザインですが、聞くところによると、「粋」は隅田川の水をイメージしたブルーで照らし、「雅」はゴールドと江戸紫を基調に表現しているとのことです。 そして、光源の全てがLEDで構成され省エネルギー化が計られています。 LEDなら放電ランプを投光器で照らしたものより軟らかみがあり、映像処理技術を使って各種の色を表現できます。

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雷神の街歩き、アンテナを見上げる

2013-01-22 15:32:47 | インポート

ケータイやスマホには電波とアンテナは欠かせません。 写真はビルの屋上にある携帯電話基地局のアンテナです。 見晴らしの良い所で見かけます。 時代の先端を行く感じでかっこいいですね。

電波を出すには電気が必要です。 そのため電源のアンペアに余裕があること、アンテナの取付けとバッテリー室の場所があることが必要ですから、基地局が設置できるビルは限られるようです。

携帯電話は1~3ギガヘルツの極超短波(UHF)を利用した無線システムです。 特に第3世代(3G)携帯電話はスマホと言われ、通話だけでなくメール、ウェブなどパソコン並みの多種の機能があり非常に便利です。 3G方式からは国際電気通信連合規格(IMT-2000)に準拠し、海外利用も可能になりました。 

写真のアンテナの役目はセクターセルと呼ばれる3本でそれぞれ120度ずつの範囲をカバーしています。

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雷神の街歩き、雪景色を眺める

2013-01-15 16:54:17 | インポート

昨日の午後から夜にかけて東京に初雪が降りました。8センチの積雪で、電車の運休や高速道路の通行止めが相次ぎました。

写真は清澄庭園の雪景色です。都会の狭間にあるこの公園も白く覆われました。ここは江戸時代の豪商、紀伊国屋文左衛門の屋敷跡を、三菱の岩崎弥太郎が買取ったものと伝えられ、現在は東京都の庭園として公開されています。

都会人にはいっときの情緒を楽しませる雪景色ですが、北国の人達にとって冬は雪との戦いだと聞きます。雪は送電線や配電線に多大な被害をもたらします。停電を防ぐため電力関係者は日夜大変な苦労があることでしょう。そのような電力マンにより雪国のインフラは支えられています。

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雷神これは何でしょう

2013-01-14 15:58:34 | インポート

ビルの屋上にある小部屋のような、物置のような中身の知れない物体です。自家用受電設備で別名キュービクルと言います。

扉を開けて中にからだを入れたり、手足も入れてはいけません。極めて危険です。以前お巡りさんが犯人を追って屋上へ上がり、扉を開けて捜索し、高電圧に触れて感電死した痛ましい記事が新聞に載っていました。

内部には、しゃ断器、変圧器、コンデンサ、電線類が設置され、6600ボルトの高電圧が加わっています。電気の専門家以外は点検しないように規則で定められています。詳細はJIS C 4620をご覧ください。

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橋のライトアップを見る

2013-01-07 15:26:22 | インポート

隅田川には勝どきから尾久(おぐ)まで17余りの橋がかかっています。下流から永代、清洲、新大橋、両国の4橋はライトアップされて人々の目を楽しませています。

写真は新大橋で、ナトリウムランプを28台の投光器によって照らしています。ナトリウムランプは物体をはっきり見分けられれことから高速道路によく用いられていますね。

新大橋を照らしているのは高圧ナトリウムランプのようで、低圧型に比べて演色性が良い(Ra25超)、大光束(ルーメン Lm)で高照度(ルクス Lx)の光源が得られること、虫が集まりにくい等の特徴があります。最近はかなり高効率(150Lm/W)のものも製作されています。

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