雷神の街歩き

高電圧機器を点検しながら東京の街を歩いています。
雷神の見た街の片隅の電気設備を紹介するページです。

雷神パ・リーグ首位攻防戦を観る

2013-08-26 10:49:47 | インポート

東北楽天ゴールデンイーグルス対千葉ロッテマリーンズのパ・リーグ首位攻防の3連戦が、QVCマリーンフィールドで行われました。 14日の2戦目を観戦しました。
首位の楽天は田中将大投手が昨年からの連勝を20に伸ばし、プロ野球記録を更新中で勢いがあります。
この日2位ロッテと楽天との差は5.5ゲームです。
うら盆の夏休み中でもあり、球場には大勢のファンが集まり、また花火の打ち上げもあって熱気に包まれました。

先発投手はロッテがグライシンガー、楽天が美馬です。
前半はロッテ投手陣が打ち込まれ、8回表まで5対1と楽天リードで進みました。
ロッテマリーンズ・ファンは球界一マナーが良く、熱心な応援で知られています。
この日も外野席応援団は、攻撃中は全員起立で、飛び上がりリズムを作って圧倒的な応援です。
この応援が功を奏してか、8回裏にようやくロッテが追いつき、5対5で延長戦にもつれ込みました。

結果は、10回裏に里崎選手のサヨナラホームランでロッテが勝利を手にしました。
終盤には大いに盛り上がったゲームでした。
ちなみにこの3連戦はロッテの2勝1敗でした。

Photo Qvc


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夏季雷について考える

2013-08-19 11:07:49 | インポート

雷の多く発生する県として関東では群馬や栃木が有名ですが、東京でも8月に入り11、12日に雷雨がありました。
「地震、かみなり、火事、おやじ」と怖いものの例として、この言葉はよく使われてきました。
しかし現代でもその中身は具体的に解明されていません。
写真は音羽電機工業・第7回雷写真コンテストのグランプリ作品で、絵はがきを頂いたものを載せました。 撮影場所はタイ王国 ラヨン県 ラヨンビーチです。

雷の発生を説明する場合、夏季雷については次の説が一般的です。
(1)上空に寒気の層があり、下層に大量の暖かく湿った空気が流れ込むと、上昇気流で巨大な積乱雲が発生します。
(2)雲の中で氷の粒が激しくぶつかり合い、下部に負の電荷、上部に正の電荷が帯電します。
(3)その結果、雲の中で放電したり、地上に落雷したりします。
(4)夏季雷の特徴は写真のように下向き放電となります。
一方、日本海側で発生する冬季雷は地上よりの上向き放電となります。
そのエネルギーは巨大で、30kA(3万アンペア)程度が殆どと言われています。

落雷は多くの被害をもたらします。 
特に電力会社の送・配電線と、近年はテレビやパソコンなど家電機器への被害が急増しています。
雷害対策として、電力系では以前から避雷器や架空地線を設置して防いできました。
テレビ、パソコンを含む弱電設備の雷害対策として、耐雷トランス、低圧用SPD(避雷器)、等電位接地方式を設置しています。
雷のときは電源ケーブルや電話線をコンセントから抜いておく事は有効です。
若し野外で雷が発生したら絶対に木の下に近づかないことです。 極めて危険です。
被害に遭わないために建物内に入るか、送電線や配電線の下に居れば安全です。

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自然エネルギーを利用した公園灯について

2013-08-12 09:50:07 | インポート

静かな公園の一角に小型のプロペラが勢い良く回っていました。
直下には太陽光パネルもあります。 自然エネルギーを利用した公園灯です。
太陽光パネルは日射条件などにより充分な発電が出来ない場合があり、プロペラ式の風力発電を併用することで点灯を確保するものと思われます。

デザインもなかなかのものですが、風車と太陽光パネルの寸法は小型です。
出力は太陽光パネルが85ワット、風力が72ワット程度です。
発電の主体は太陽光のようで、発生した直流電圧は支柱内に内蔵したバッテリーに蓄えられ、夜間にLED照明器具を点灯します。

再生可能エネルギーの中核となる風力発電と太陽光発電を併用して、お互いの欠点となる自然条件(日射不足と弱風)を補い合うハイブリッド方とも言えます。
この併用アイディアを基本に、もっと発展した大形自然エネルギー発電所ができたら理想ですね。

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雷神電気計測を考える

2013-08-01 11:05:22 | インポート

電気は見えないので、その存在や危険度や使用量を把握するには全て計測器を介して行います。
若し電気に色が着いていたり、その流量が直接に目視できたらいいのになあといつも思うことです。

1枚目の写真は6600ボルトで、電気の供給を受ける高圧受電盤の計測器類です。
上段の左から電圧計(V)と電流計(A)、中段の左から電力計(kW)と力率計(%)です。
下段の握りは電圧計や電流計の各線毎の値を測る切替器です。
電気には多項目の測定単位がありますが、写真の電圧、電流、電力、力率は最も基本となる値です。 また電気取引や設備運用上で重要な値ですから、正確に測定し記録しておかねばなりません。

6600ボルトの高電圧を直接に計測するのは危険ですから、低い電圧や電流に変換して計測器に接続して測定します。
2枚目の写真は、正面の2台は変流器(CT:Current Transformers)で電流値を小さくするものです。
右上の2台は計器用変圧器(VT:Voltage Transformers)で電圧を下げます。
当然、正確な電圧や電流のレベルに下げ、しかも誤差が小さく設計されています。
その動作原理は変圧器と同じで、「ファラデーの電磁誘導の法則」で電圧と電流の値を下げています。
コイルの外側はエポキシ樹脂でモールドしてあります。

Photo Ptct


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