珈琲もう一杯

3月6日、2010年Jリーグ開幕

第3回青赤なオフ会に参加

2010-03-01 02:24:22 | サッカー
27日・土曜に行われた「青赤なオフ会」に参加してまいりました。この青赤なオフ会は、今回が3度目の開催。
僕は第1回の08年シーズン(シーズンという言い方は変かもしれません(笑))から参加させてもらっていますが、
毎回新たな知己を得ることができるこの会に感謝しております。

僕はこの青赤なオフ会への参加により、多くの方との交流を持つことができました。そしてそこから
さらに様々なの方々との交流の輪が広がっており、僕にとってそれは実に大きな喜びとなっているんですね。
このような機会を与えてくださったinadactokyoさん、会場であるリブリ店長のぞのさん、さらにinadaさんや
ぞのさんとともに青赤なオフ会立ち上げにあたり多くの尽力をされたfct fanさんに改めて御礼申し上げます。

様々な街で、様々な人がそれぞれに東京を応援している。当然のことですが、それを実感できるのは
嬉しいことです。その様々な思いを試合当日のスタジアムにて結集し、僕らなりのサポートを東京に対して
行っていこう。そのような意識を改めて持ちましたね。

お話させていただいた皆様、ありがとうございました。またの機会を。Jリーグでは延長戦はもう存在しませんが、
様々な語らいの延長戦はいつでも大歓迎です(笑)。
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日韓戦後に感じたこと

2010-02-15 03:17:15 | サッカー
東アジア選手権の日本-韓国戦について、やはり語ることにしましょうか。記述を見送ろうかという思いを
ふりきって(笑)。といっても、試合内容そのものについて語る気はありません。僕らファン・サポーターの
態度というものについて、感じるところがあったのです。なお当エントリーに、現在の代表に対する
短期的な解決策の提言等は全くありません(笑)。

僕は東京の試合後の語らいの場などで何度となく語っていますし、当ブログにおいてこのような文章を記したことも
あるのですが、もはや代表よりも東京だよという気持ちが強いことを否定しない。ただそれならば、
代表の試合に対し結果だけは求め、結果が出なければ強い口調で批判する、といった態度をとっていいのだろうか
という思いをどうしても感じるんですよ。代表強化を意図して行われる親善試合に東京の選手が招集されることを
半ば迷惑がっていた感があったことも、僕は否定しませんし。上記リンク先のエントリーでも記しましたが、
代表の試合にマイクラブの選手が呼ばれることを半ば迷惑がるという姿勢は、つまりは代表軽視と
同義なのではないか。そのような意識を持つのなら、代表が苦杯を喫した時にもその苦い結果を
淡々と受け入れる姿勢というものがスジではないか、という思いを自分に対して凄く感じるんですね。
おかしな表現ですが、代表の試合を観戦する態度に迷いを感じている、とでも言いましょうか。

ここ数年、マイクラブを最優先という風潮が強まっていますよね。またJリーグ自身が、その方向に
舵を切っていたのも間違いないですし。それ自体は正しいことなんですよ。選手にとってはクラブでの
日常の積み重ねの延長線上に、代表でのプレーがあるわけですから。ただ僕としては少なくとも
2002年の頃までは、クラブの盛り上がりと代表はイコールの関係にあると思っていた。Jでの戦いへの思いが
熱を帯びればそれは自動的に代表強化につながるのだと、無邪気に思っていた。でももはや、そうではないのだなと
いう思いを感じざるを得ません。僕自身これだけ代表に対しての求心力低下を危惧する当エントリーを
記していながら、じゃあコール氏は東京よりも代表を優先するのかと問われれば、それはハッキリ
No!と言うわけです(苦笑)。自分自身に対して「アンタ代表を応援してないだろ」というツッコミを
入れたくなるんですよ(笑)。

もちろん、自分のクラブを応援しているから代表は応援できないなんてことはない。代表が試合していれば
勝ってほしいと願う。それは当然です。ただ、もう97年のフランス予選や2002年のような代表への意識には戻れない。
そこは改めて抑えておかねばならないのでしょう。サッカー好きとしての意識なら、マイクラブ優先というのは
まあ正当だとは思いますし。しかしながら、悩ましいことにまだまだ「サッカー好き以外の世間一般」においては
代表の影響力がはるかに大きいはずで、そこがツライというのはありますけどね。

サッカー強豪国は、概ねどの国もマイクラブ優先の意識が強いだろうと推測します。バルサのソシオが
バルサよりもスペイン代表を第一義に置くなんてことは、まさかないでしょうし(笑)。ブラジル人なら、
イタリア人なら、ドイツ人なら、いいんですよ。彼らが代表よりもクラブだというのは、それはいいんですよ。
ただスペイン人も含め、彼らにはほぼ100年に渡る歴史の積み重ねがあるわけですよね。日本の場合
プロリーグであるJがスタートしたのが1993年。わずか17年で今の意識を持つに至ったのは、ちょっと早すぎたのか、
という思いも感じなくはない。プロリーグのスタートがほぼ最後発であるがゆえ、先駆者の参考例が
豊富にあり、それを貪欲に吸収していったため今の状況に至ったわけで、それ自体は正当なことなんですけどね。

なんだかんだと言っても、J初年度の93年に比べれば、今の日本サッカーは飛躍的に進歩しているわけです。
ただ学校の試験をイメージすれば分かりますが、0点を80点にするのと、80点を100点にするのは絶対に
後者の方が難しいんですね。その難しさに直面しているのが、今の日本サッカー界なのだろう。そう思います。

あと、岡田氏のチーム作りおよび多くの試合における采配には疑問を感じます。それは間違いない。
ただそれはそれとして、誹謗中傷の類の言葉を浴びせるのはやめようよ、と思いますね。岡田氏への
不満のあまりでしょうが、「メガネを叩き割れ」なんて言葉を目にしてしまって…。まさか本気ではないでしょうし、
僕自身がメガネをかけているため、つい過敏に反応してしまう面があるというだけのことでしょうが、
代表監督に対する言葉としてあまりに悲しいという思いは拭えなかった。マジメな話、僕らは自分の意志で
勝手にサッカーを見ているわけですよ。イヤだから見ないという選択をする自由も、もちろんあるわけです。
それを踏まえたうえで、最低限の理性を失いたくはない。誰かを罵倒するような発言・行動をとって
憂さを晴らすといった態度は避けたい。批判と罵倒を履き違えないようにはしたい。サッカーへの批判は
サッカーの言葉で行いたい。そこは絶対に持っていたいと僕は考えます。そういったことも含めたうえで、
その国のサッカーの成熟がなされていくのではないでしょうか。あまりに大きな物言いだとは感じますけど。

W杯を自分ごととして楽しめる。それは間違いなく素晴らしい喜びなんですよね。今の状況を見て明るい6月を
語る勇気はさすがに僕にもないですが、代表のサッカーを応援する気持ちを失いたくはない。
そのためにも、日常のJでの時間をきちんと過ごしていきましょう。
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街の東京-4

2010-02-11 03:14:18 | サッカー
街中の東京バナー・フラッグを記録していくこの企画、4回目の今回は調布の風景を取り上げることにします。

このバナーの撮影場所なんですが、なんとも残念なことに覚えておりません(苦笑)。おそらくは
京王線調布駅近辺だったのではと思いますが、記憶にないんです。ただ言い訳をさせてもらえば、
調布市は味の素スタジアムがある街ですが、僕の生活行動においては味スタに行く時ぐらいしか
調布市に足を運ぶ機会はないんですね。まして僕の生活圏内からは調布駅近辺は味スタよりもさらに遠い。
そのため、土地勘がないんですよ。ただまあこれでも、味スタが出来たおかげで少なからず調布市に
足を運ぶ機会は増え、今まで知らなかった街並みを知ることが出来たのは大きな喜びではありますけどね。
調布市在住在学等の方で、この場所がどのあたりかをお分かりになる方がおられましたら、コメントいただければ
大変にありがたいです(笑)。

改めての話ですが、今味の素スタジアムが所在する場所および周辺一帯は以前は米軍調布基地だった
ところですよね。それが返還され広大な土地の有効利用が検討された結果、東京スタジアム(味スタ)が建設されたと。
そしてそのすぐそばには東京と東京島嶼部を結ぶ調布飛行場もある。この調布飛行場を経由して
味スタに入る川崎サポーターと、それを驚くべき手段で迎え撃った東京サポーターとの楽しい一幕が
昨シーズンの多摩川クラシコにて見られたのは記憶に新しいですね(笑)。

話が戻りますが、味スタ周辺の公園は、僕が生まれて初めてとあるスポーツを実際に目にした場所でもあります。
そのスポーツとはクリケット。味スタそばには東京外国語大学もあり、おそらくは外語大の留学生さんだと
思われる方たちが、クリケットを楽しむ姿を見かけたのですね。まあ初めてクリケットを見たといっても、
実際に見ていた時間は1分もなかったでしょうが(笑)、貴重な経験だとは思いましたよ。ちなみに
クリケットをプレーしていたのはパキスタンの人だと思います。だって彼が着ていたジャージの背中に
PAKISTANの文字が入っていたのだから(笑)。余談ばかりで恐縮ですが、クリケットはご存じのとおり
イングランド発祥のスポーツで、その由来からパキスタンやインド、オーストラリアなどで盛んだと。
それについてこんな話を聞いたことがありますね。サッカーやラグビーはおろか、クリケットでさえ
もはやイングランドは勝てないのだ、と。なお東京外語大のキャンパスがある場所は、調布ではなく府中ですね。

バナー・フラッグ話よりも周辺の話題がはるかに多くなりましたが、ご了承のほどを(笑)。当企画、
少なくともあと3-4回は続けます。
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買い物時の購入決断の後押し

2010-02-02 23:53:15 | サッカー
今日(100202)、森永製菓と東京の間で製品のサプライ契約が締結され、同社の有名ブランドである
ウイダーを提供していただけることになったという発表がありましたね。自分が応援するクラブを
サポートしてもらえるというのは、嬉しいことです。このスポンサー契約締結に対し、僕なりの感謝の意を
示したくなりました。そこで今日の買い物の際に、それを実行してみましたので記します。

僕の自宅そばには大手スーパーの西友があります。他のスーパーもありますが(笑)。その西友では本日、
Lotteとmeijiのフェアが開催されており、両社の多くの製品がバーゲン価格にて販売されておりました。
有名製品がかなりのいい価格(つまりは安いということですな)で販売されており、そちらに気をひかれる面も
あったのですが、それを横目に見ながら僕はあえて森永製菓の製品を購入してまいりました。
通常なら、有名製品を安く購入できるのであればそちらを選んだでしょう。しかし今日ぐらいは、と思いましてね。

もちろん、個人個人ができることなどはたかが知れているわけです。でもまあ、やれることだけでもやろうよと
思いましてね。ましてや僕ら消費者が製品を直接購入できる状況にある、最終製品メーカーがクラブスポンサーに
ついてくれたのならば。例えば日本郵船が東京のクラブスポンサーについてくれているといっても、
さすがに僕が日本郵船のコンテナ船を購入することはできないのでね(笑)。誰もそんなことを期待など
していませんけど(笑)。

ウイダーの摂取でいい成果を挙げ、森永製菓の期待に応えようではあーりませんか。また森永製菓は
フェンシングの太田雄貴選手が所属する会社でもありますね。4年に1度、オリンピックの時にしか
フェンシングに関心を寄せないという態度も改めなければ、なんてことも考えましたよ。

PS-同じく東京のクラブスポンサーである新宿さぼてんが毎年この時期に作ってくださっている
「FC東京勝つ恵方巻き」。僕の受け取りは明日2月3日ですが、それも忘れないようにしなければ。
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街の東京-3

2010-01-29 00:44:21 | サッカー
三鷹のバナーを取り上げた街の東京-2の番外編、という表現の方が正しいかもしれませんが。

この写真は2009年ナビスコ優勝当日に、三鷹駅南口に掲出された横断幕です。上が駅コンコース内側に
設置された横断幕、下が駅外側からコンコースに入る側に設置された横断幕です。僕は優勝後に
しばらく国立競技場近辺を歩き、JR信濃町駅そばのプロントにて食前酒ならぬ乾杯前酒を軽く入れた後
街の東京-2でも記した三鷹のスポーツバーに向いました。この横断幕は、もうその時点ですでに
設置されていて。その手際のよさに感謝しましたね。

聞いた話によると(ファンクラブ通信での社長直々の言葉でしたっけ)、この横断幕の設置をされた
東京サポーター有志の方々は、試合後すぐの設置のため、試合中に国立を後にし三鷹駅に向ったとか。
自分の試合観戦を犠牲にしてでも、そこまでの動きをされることに敬服したものでした。

今シーズンは、リーグ戦優勝を祝う横断幕が掲げられてほしいし、掲げたいですね。
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街の東京-2

2010-01-27 23:54:35 | サッカー
街中の東京バナー・フラッグを記録していくこの企画、2回目は三鷹の風景を取り上げることにします。

実は三鷹は、僕としては第二の地元ぐらいの意識を持っている町なんですね。それは僕が足繁く通っている
東京(および横河武蔵野)を応援するスポーツバーがあるため。冗談でもなんでもなく、自分が居住する
街ながら自分の生活エリアから離れた場所よりは、JR三鷹駅近辺の方が僕は1000倍詳しいですね(笑)。

このバナーはJR三鷹駅南口を出て正面の大通り一帯に掲げられているもの。今回はマップは省略します。
だってホントに三鷹駅南口からすぐのところにいきなり掲げられているんだもの(笑)。なおちなみに、
昨年夏に開催され多くの東京愛好者からの強い共感を得たこの企画も、三鷹駅南口を出て大通りを
下ったところで行われたのでしたね。

JR三鷹駅はご存知の通り駅南側は三鷹市ですが、北側は武蔵野市エリアとなります。一部三鷹市エリアが
食い込んでいる場所はありますが。そして北側の武蔵野エリアには、昨年は横河武蔵野をサポートする
バナーが抱げられていたことがありました。残念ながら僕はその様子を撮影してはいないのですが、
東京のサッカー界における横河武蔵野の存在感も決して無視できるものではないですよ。特に
育成年代においては、その思いをより強くしますね。上記のスポーツバーに足を運ぶ際の道すがらにも、
横河のトレーニングウェアを着用した育成年代の選手の姿をよく目にしますしね。スポーツバーにて
僕は横河をサポートされている方とも多くの交流を得られていますが、非常に参考になる話題を
お聞きする機会が多いですね。

東京の話よりもむしろ、横河関連の話が長いぐらいになりましたが(笑)、東京・横河とも今シーズンが
いい1年になりますように。
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街の東京-1

2010-01-24 00:04:49 | サッカー
東京の2010シーズン新体制が発表されましたね。徐々に、しかしながら確実に気持ちが高ぶってくることを
感じます。開幕が近づくこの時期は、楽しいものです。今シーズンの背番号・陣容に関しては、徳の2番、
今野のDF登録、1~11番が全て日本人といったところが特に注目すべきところでしょうか。あとトレーナーが
1名増員されたことも。

ところで東京の街を歩いていると、街灯に東京のバナーが抱げられている風景を見る機会が増えてきました。
僕が東京23区のなかで西側の区(少しでも味スタや小平に近い場所)に住んでいることが関係しているのでしょうが、
街中で東京の青赤バナーを見るのは嬉しいものです。そこで僕が街中において撮影した東京のバナーを
これからしばらく連載のかたちで掲載していきます。なおこの企画は、東京の有名ブロガーである
むーびんぐふっとぼーるさん(ko77さん)のTwitter関連のブログである携帯百景でのフラッグ集め企画
ヒントを得たものです。

こちらもまずはkoさんと同じく、杉並区から行くことにしましょうか。撮影場所はおおむねこのあたり
タテに2本広い通りがあり(右側は環7)、その2本の間を横に流れる広い通りがありますが、この通り一帯に
東京のバナーが掲出されているんですね。このバナーを撮影したのは昨年6月のことでした。

東京の選手では田邉が杉並区出身ですね。また今セレッソでプレーする尾亦も杉並区出身。
今シーズンは、彼とJ1で対戦したいものです。

高円寺駅北口にある純情商店街はヴェルディを応援しているようですが、南口すぐにある高円寺パル商店街には
商店街入り口から東京の青赤バナーが掲げられています。嬉しいことです。

このようなかたちで、少なくとも5~6回は掲載を続けていきます。毎日とは限りませんが(笑)。
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09-10高校選手権決勝

2010-01-14 11:11:59 | サッカー
一つ下のエントリーの大学決勝観戦記でも記しましたが、僕は今回の選手権を全くスタジアム観戦
できていませんでした。ユースウオッチャー各氏の情報および、TV中継を断片的に見ていた程度で、
決勝進出の両校についても明確なイメージを持てているわけではありませんでした。
それでも、試合前は青森山田が若干有利だろうと思っていましたが、この試合に関して言えば
山梨学院の勝利は全くもって正当なものでしたね。

山梨はとにかく、チームとしての意思統一が完全になされていましたね。相手へのプレッシャー、
ボールを奪った際の早い展開、特に左サイドを切り崩そうという意識、さらには必ずシュートで
終わろうという意思統一まで。シュートで終わらせるという姿勢は、本当に徹底されていましたよね。
その多くが可能性の低いシュートではありましたが、うてば何かが始まるかもしれませんし、
何も始まらなくとも何事もなく終わらせることはできる(笑)。またシュートをうつという意識付けの徹底が
あの決勝ゴールをうんだのかもしれません。山梨学院大附の初優勝に拍手をおくります。

一方、青森山田については、なんとも消化不良のまま終わった試合だったのではないでしょうか。
上記したとおり、僕は今大会の青森山田をきちんと見ていませんが、それでも決勝の試合振りを見ながら
思いましたもの。「今大会の彼らにとって、最も低いパフォーマンスではないだろうか。その波が
よりによって決勝の舞台に来てしまったのではないか」と。パスをつなごうという意識は感じましたが、
つなげない、継続できない。サポートのプレーヤーの動き出しも少なく、多くの局面で山梨の選手の方が
数的優位に立つ状況が散見していましたし。

僕は試合前に青森山田を有利と見ていたと記しましたが、それだけに彼らがどんなサッカーを
見せてくれるのか楽しみにしていましたが、決勝のプレーぶりに関しては残念な気がしたのは確かですね。
まあティーンエイジャーの大会ですし、試合ごとに調子の波が、パフォーマンスのバラつきが
出るのは仕方ないことで、彼らを責めるなどという考えは全くないですけどね。ただ不利な状況に
立たされたときに、それをどのように打開していくかという部分において、もう一つ工夫がみえなかったなと。

その不利な局面の打開策として、最も可能性を感じたのは途中投入されたDF2番の選手を
前線においての空中戦でしょうか。彼は空中戦の多くを勝っていましたので、そこを基点に
圧力を強めるという動きをもっと徹底してよかったと思いましたが。ただ青森山田にとって、
そのスタイルはやり慣れていないものだったのでしょうし、そこに頼らねばならない状況に追い込まれたこと
自体がすでに誤算だったのかもしれません。青森山田はすでに強豪としての地位を確立していますが、
来シーズン以降の頑張りにも改めて期待を。

Jユース(今シーズンはサンスタートニックカップ)と選手権、僕は近年両方の大会を見る機会に
恵まれています。そしていつもながら思うのですが、選手権は華やかさがありますね。地上波中継も入り、
多くの観衆がスタジアムに足を運ぶ。冗談でもなんでもなく「TVに映れるから、満員の観衆の前で
試合ができるから」という理由で、Jユースではなく高校に進む選手もいると思う。サッカー観戦を
楽しむ立場からすれば、それに何も問題はないわけです。若き選手たちが持てる才能をきちんと
伸ばしてくれることが重要なわけで、その才能を伸ばすための環境がJユースであろうと高校であろうと、
それはどちらでもいいことですから。

実際の話、将来の日本サッカー界を背負って立つような才能を数多く発見する場としての選手権の機能は
もはや終わりを告げています。今大会におけるサッカーの質について、疑問を呈する論調も
見受けられている。また同年代の選手が日本一をかけて争うもう一つの大会であるJユースにも
もっと多くの関心が寄せられて欲しいとも思う。それでも、選手権には選手権の面白さがある。
これは失われてほしくないと思いますね。
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全日本大学サッカー選手権男子決勝

2010-01-07 13:39:32 | サッカー
遅ればせながら、2010年もよろしくお願いします。今年も当ブログをご贔屓いただければ幸いです。

僕にとっての09年から10年にかけての年末年始は、ここ最近とは全く異なる様相となりました。
(高校)選手権も天皇杯決勝も、スタジアムでの観戦が一切できなかったのです。年末年始は
連日サッカー観戦して過ごすという生活を少なくとも10年以上続けていましたので、
サッカーを見ずに過ごす年末年始を新鮮に感じたのも確かですけど(笑)。久しぶりにスタジアムでの
サッカー観戦の機会を持てた明治-福岡のこの試合、改めて思いましたよ。サッカーを
観戦できるのは幸せなことだなあ、とね(笑)。

天皇杯で旋風を巻き起こした明治と、夏の総理大臣杯優勝チームの福岡という興味深い対戦。
また明治・神川明彦、福岡・乾真寛という名監督同士の対戦であることも、大きな注目点でしょう。
さらに福岡には現状での大学サッカー界No.1タレントといっていいであろう永井謙佑が在籍、
もちろんそれも大きな注目でした。ただこの試合に永井は不在。僕は情報をきちんと抑えておらず、
当初はその理由が分からなかったのですが、代表選出でイエメンにいっていたのですね。
当然ながら永井の不在は福岡にとって大きな痛手でしょうが、それを受け入れて戦わざるを得ない。

僕は夏の総理大臣杯において福岡を2試合観戦できた(注:下にスクロールしてください)ことから、
なんとなく福岡に親近感を感じて見ておりました。その肩入れ感から言うわけではないですが、
福岡の方が若干上かなと感じさせる前半の試合展開。特に福岡はセットプレーの精度が高く、
そこからチャンスを作り出す場面が目につきます。上記のリンクでも記している福岡DF4番・牟田雄祐を
はじめとするCK時の福岡の高さを明治は抑えきれず、スリリングなシーンを何度か許しておりました。
しかしながら福岡もゴールは奪えない。

試合が動いたのは終了間際の43分(時間は僕の手元の時計・以下同じ)。福岡が明治ゴール前に
攻め込んだところを明治がボールカット、そこから一気に前線にボールを送り明治9番・山本紘之が
福岡GKをかわしループを流し込む。明治1-0福岡。前線へのパスの精度、山本の胸トラップの精度および
GKを冷静にかわしたループ。見事なカウンターでした。

ところがその直後、福岡も14番・藤田直之がゴールを叩き込み44分、1-1に。そのまま前半は終了。

後半開始直後に気づいたのですが、この試合はゴール裏でカメラをセットするカメラマンの数が
ユニークでした。つまり関東で行われる関東のチーム対九州のチームの試合で、九州のチームの
ゴールシーンを抑えようとするカメラマンの方が多かったのですね。これを見て、僕は思いましたよ。
メディアも福岡優勢と判断したのかなと(笑)。また僕と同様、永井が出場すると勘違いした人がいたりして(笑)。

後半最初のゴールは明治。9番・山本が左サイドを切り崩しシュート、これは福岡GKが防いだものの、
そのリバウンドを11番・久保裕一がゴールに叩き込む。59分明治2-1福岡。

その後は福岡が攻勢を強め、前半同様にセットプレーでのチャンスも演出しながら、
明治も最後を割らせることはなく時間が経過します。福岡は攻撃的な選手を相次いでピッチに送り
攻めを強めますが、明治も対処して試合終了まで守りきりました。ただセットプレーの空中戦対応に
ついては相手に突ききれない面を残してもいましたが、試合全体として明治GK21番・高木駿の
好セーブが光ったことも確かでしたね。また明治で目についた選手はMF8番・都丸昌弘。
彼の豊富な運動量が大きなアクセントになっていたのは間違いなく、福岡としても彼の運動量への対処に
てこずっていた感じは受けました。さらに都丸はその風貌が長友を彷彿とさせるものだったことも
記しておきます(笑)。

ボクシング風の採点をすれば、福岡の判定勝ちという試合だったとは思います。それだけに
福岡としては無念でしょう。この試合そのものについては、永井の不在が決定的な痛手となったとは
必ずしも感じませんでしたが、やはり絶対的な選手を決勝の舞台で欠くことが痛いのは当然ですわね。
しかしながら、総理大臣杯優勝チームにふさわしい試合は見せてくれたと思いますし、
乾監督をはじめとする福岡大学のサッカーにも拍手を。なお決勝をスキップせざるを得ない状況で
代表に呼ばれた永井が使われなかったらそれはたまらないなと思っていましたが、短い時間ながらも
使われたのは良かったですよ。本音を言えば決勝の舞台で永井を見たかったとは思いますが、
永井不在でも十分に楽しめる試合だったことは記しておきたいですね。
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09Jユースサンスタートニックカップ決勝(TV観戦)

2009-12-28 01:54:09 | サッカー
いい試合でした。一つ下の準決勝観戦記のエントリーでも記しましたが、技術ある選手が
よく走りファイトするという近年の東京U-18らしさを改めて見せてくれた戦いだったと思います。
素晴らしい試合に拍手を。そして広島の戦いぶりにも労いを。

労を厭わず走る、結束の強さを持つという意味では、森山佳郎率いる広島ユースは最高峰の存在と
いっても過言ではないでしょう。その優秀なチーム相手に勝利を収められたことを喜びたい。
それは、倉又のもとに過ごしてきたこの1年に対する最高のご褒美だと思いますから。ただもちろん、
この試合に例え敗れようとも、この1年の価値が下がるなんてことではないですけど。

年森主将の代の東京U-18はこの試合が最後の公式戦ですね。高校3年生世代の選手はこれから
トップチームでプレーする人、大学に進む人などそれぞれ新たな道に入るわけですが、
全ての現3年生の選手にとって、東京U-18での経験が新しい世界においても大きなプラスと
なってくれることを願います。それこそが、実は最も重要なことなのでしょうから。
ただその一方で、U-18年代のJクラブ最高峰に立てたという誇りを、きちんと胸に刻んでいてほしい
とも思いますね。

このJユースカップは今回のサンスターをはじめ、ハウス食品、タイガー魔法瓶といった
大阪ゆかりの企業が過去にスポンサードして下さっています。どう考えても、そして残念ながら
Jユースカップへの世間一般の注目度が高いとはいえませんが、そのような状況においても
支援していただける企業が存在することへの感謝を忘れないようにしたい。
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