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家族海老天鍋焼きうどん 1430円
自宅からほど近い三ツ目通り沿いの老舗の蕎麦処、小進庵は下町によくある町のおそば屋さんで、今の店主の代になってからはカラー刷りの新聞折り込みを入れたりして、やる気のあるおそば屋さんだなあと思っていました。
年越しそばのテイクアウトも早めに予約しないと売り切れるし、地元に根付いたおそば屋さんだったのですが・・・・。
明治40年から連綿と続いてきたおそば屋稼業から讃岐うどんの店に転進するという驚きの知らせを耳にしました。
そばアレルギーが判明した家族のためにうどん屋に転進するという話は新聞やテレビなどのメディアでも紹介されるなど世間の耳目を大いに集め、今や行列も珍しくないお店になっています。
冷え込みが厳しくなってきた師走の晩、新生小進庵に行ってみることにしました。
店に着く頃には体も冷えて温かいうどんを食べたい気分で満々に。
お品書きをめくると、そんな気分にジャストミートな鍋焼きうどんのメニューがデカデカと写真入りで紹介されているではありませんか。
これしかないッ! もう即決です。
特製の白出汁で作られたという讃岐風鍋焼きを発注し、スタンダードな味も確かめたいと思ってせいろうどんも追加してみましたよ。
煮干しの利いた白出汁に天ぷらの衣が溶け出した脂の旨味が加わって、アツアツでウマし!
一方、冷たいせいろは、うどんのもっちりしながらも腰のある愉快な食感を存分に味わえて、これまたウマし!
後から入ってきたお客さんも続々と鍋焼きうどんをたのむ流れになった師走の寒い晩でした。
のれんは「うどん」になりましたが、もらったレシートは「江戸二八蕎麦」の文字のままでした