がんばの湯引き
いけす料理いけだ 長崎県島原市秩父が浦町3552-34
長崎市内から島原に移動し、海沿いにあるいけす料理いけだというお店に行ってみました。
日が沈むのが遅い長崎県といえども、師走の夕方六時過ぎには夜のとばりが下りて外は真っ暗になりました。
ホテルから店に向かう有明海沿いの小径は街灯の明かりもない暗闇の中で、波音だけがザワザワと鳴っています。
この日はあいにくの曇天の上、新月直後の二日月とあっては月明りも期待できなかったのでした。
暗闇の中、この先店があるのかと不安になりながら進んだ先に明かりが見えて一安心。
そろそろ忘年会シーズンだし金曜の晩でもあるしで賑わっているかもと考えながらのれんをくぐったけれど、予想に反してカウンター席独り占めという少々落ち着かない状態になりました。
余所者ひとりではなんだか恐縮だなあと思いながらも、せっかく来たのだから無邪気に楽しむのが吉。
主人に相談しながら魚や貝の料理を作ってもらい、お酒も進んだのであります。
冒頭の写真は「がんばの湯引き」です。
島原ではフグ全般を「がんば」と呼び、がんば料理がこのお店の看板になっています。
この日のがんばはナシフグというフグだそうです。非常に限定的な流通で地元にしか出回らないフグなのだそうです。
また、島原ではがんばは湯引きでいただくのが一般的だそうですよ。
お通しがエビ!
いけすの魚を見つくろってたのむこともできます。
幸貝(コウガイ)を刺身にしてもらいました。
コリコリした食感が心地よく、クセのない甘い味わいです。
コウガイ(幸貝、甲貝)は通称で、和名はテングニシ。
焼きガキ
いけすのカワハギを煮てもらいました
九州らしい甘い煮付けもお酒によく合います。
タコメンチ
がんば料理(ふぐ料理)を看板に掲げる「いけだ」