谷間から流れ出る白雲は、行こうがとどまろうが思いのまま、なにものにもとらわれない。
中天にかかる明月は、下界がさわがしかろうと静かであろうと、いっこうにわずらわされない。
(後集・三三)
▲福沢諭吉が「痩我慢の説」を書いて勝海舟を批判し、旧幕臣賭しての身の処し方に
異を唱えたとき、勝はこう答えたという。
「行蔵は我に存す、毀誉は他人の主張、我に与らず我に関せずと存じ候」
「行蔵」とは出処進退という意味であるが、批判のあることは認めながら、それにとらわれない
生き方を貫いたのである。
できればこうありたい。
ー『人生を豊かにする 「菜根譚」の言葉』守屋洋著 PHP研究所
■毀誉=悪口を言うこととほめること。
中天にかかる明月は、下界がさわがしかろうと静かであろうと、いっこうにわずらわされない。
(後集・三三)
▲福沢諭吉が「痩我慢の説」を書いて勝海舟を批判し、旧幕臣賭しての身の処し方に
異を唱えたとき、勝はこう答えたという。
「行蔵は我に存す、毀誉は他人の主張、我に与らず我に関せずと存じ候」
「行蔵」とは出処進退という意味であるが、批判のあることは認めながら、それにとらわれない
生き方を貫いたのである。
できればこうありたい。
ー『人生を豊かにする 「菜根譚」の言葉』守屋洋著 PHP研究所
■毀誉=悪口を言うこととほめること。
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