前回は私にとってこれほどのサプライズがあるのかというほどうれしかった綾の白神授との再開記事を
投稿しましたが実はもう一鉢先輩から譲り受けてきた品があります。紀州の山採りを日にさらしていた
ところ、先輩曰く「こんなもの(墨による黒ずんだ立ち葉の無地風蘭数本立ちの株)からこんな子が出
るのか」と驚くほど荒れた風蘭から芽生えたもので、早々に清少納言と仮名し親から外さずに育てて
きたとのことでした。その後、根の伸張具合を見計らい去年又は一昨年(水苔の傷み具合から、おそらく
一昨年と思われます)前に親から外し独立させたようです。
2023年6月8日撮影
親から芽生えた当時は白さが際立ち、親から外すときも今のようなクリーム白ではなく真っ白だった(先輩談)ということです。
こちらはうっすらと覆輪が。 気をつけないと日焼けするのかな
先輩が託すといってくれたのはうれしかったんですが本品を見るにつけ「枯らしてしまう」のではとの不安が。というのも
片側3枚の内天葉から2枚がほぼ幽霊。これではと譲り受けるのを躊躇もしました。が、今割ではなく株分け後1年以上も経過して
いることを考えれば作ベタの私でも何とかなるかと急に適当な楽観視で、結果譲り受けてしまいました。とにかく先輩
が日本でいってもこの一本しかないと豪語する品ですからそのプレッシャーときたら
根が水苔から顔をだしていないので色味など残念ながら未確認。ただ、軸を見るにうっすらとした泥軸なので、おそらくは泥根もしく
はうまくすればルビー根の期待もってところかな なお、末尾となりますがこれにてネタ切れそのためブログの更新からしばし
遠ざかるかと。ただ、その間は懸命(?)にネタ探し(というよりも花芽摘み・・・風蘭を趣味と始めた頃からなんとなく花軸を残すのが
嫌いな質でして)に励んでみます(とはいえ、今年は例年になく良く頑張ったな)。