劇団ぷにぷにパイレーツ座長日記

劇団ぷにぷにパイレーツ座長・石崎一気が、演劇、パントマイム、音楽等、舞台芸術の情報を、毎日発信!

「右手」試演

2018-12-17 08:07:01 | 演劇
きのう、ことし最後の劇団の稽古会を行いました。
何度も練習してきたことを、みんなすっかり忘れていて、僕は”劇おこプンプン丸”!
でも、繰り返し復習すると、以前の何倍も上手くできるようになりました。
一度やったものは、頭では忘れていても、体の中で発酵していくものなんですね。

稽古が終わった後、次回公演の冒頭で上演する「右手」という一人芝居を、みんなに見てもらいました。
非常に前衛的な手法を用いた作品なので、分かりにくいところや退屈なところはないか、確認しておきたかったのです。
上演を終えた瞬間、見ていた全員が大口をあんぐり開けていました。
あまりに斬新な演出だったので、驚いていたようです。
劇団員たちは冷静さを取り戻すと、堰を切ったように感想を述べ始めました。
かなり長い作品ですが「一瞬で終わってしまった」とのことなので、楽しんで貰えたようですね。
ストーリーについては「怖い!怖い!」と怯えていましたが、それ以上に演出が面白かったようですね。
「こんな芝居見たことがない!」と言いながら、僕の行った演技を真似しようとしていました。
演出の大枠は問題ないようです。

来月14日(成人の日)の本番まで、まだおよそ1か月あります。
ここからは、演技の精度を上げていくことになります。
本当に繊細で地味ですが、最も重要な稽古です。
毎日、丁寧に取り組んでいくつもりです。