学級崩壊
環境崩壊
年金崩壊
……
なんつか,崩壊しっぱなしであります。
「国際競争力」という錦の御旗,ワタシらの福祉というか,幸福は,どんどんどんどん見果てぬ夢になっているような,そんな気がするわけです。
世界のTOYOTAが経常利益でウン兆円とかいうのはわかるんですね。ワタシのつたない頭のなかでも理解の範囲内なのデス。単に,車を売ったつうことではないですか。
しかし,「金」を右から左に流しているだけの銀行が経常利益ウン兆円というのは,まったくよくわからない。
どちてそうなる?
なんかもー狂っているとしかいいようがないような肝。狂乱の21世紀であります。
いや,まじ,財界の暴走は,ちょっとヒドス。とりあえず安定していたイラクをあんな状態にしてしまったアメリカの財界と,似たようなことにならんといいな。つか,もうすでに似たようなもんになっているな。。。
ともあれ,ホワイトカラーエグゼプションとかいうの,無くなって本当にえがった。ま,そのうち,もう少しカッチョエエ名称で再登場するでしょうけれどもね。
その間,「残業代もらわないのがエグゼクティヴ」みたいなイメージを一生懸命植えつけるでしょう。
そうやって,ワタシらは崩壊してゆくわけです。
いや,ほんと,どっかに逃げよう。
とはいえ,地球も壊れそうでありますね。一番困るのは,環境崩壊であります。北極の氷が無くなるなんていう話もあるそうで,そうなったら,大変。。。。だだ。。
とりあえず,それには「省エネ」くらいの地道な作業くらいにしかできないのであり,でも,それでもやらんではいけません。厚着に薄着。これでええやん。
でもって,学級崩壊はあんま関係ないし,年金崩壊はすでにもらえないと諦めているんでいいんですが,か~な~り困るのが,
医療崩壊
であります。
産科と小児科から始まった医療崩壊ですが,以前も書きました(http://blog.goo.ne.jp/psy-pub/e/7a2e41f962a4e5c255bfa9687c7f48d8)が,すんげぇ大変な事態になってますです。
医療崩壊の要素としてはいろいろと挙げられているんですが,
1)行政のなかで相対的に医師のパワーが弱くなってきた。
2)医療訴訟の増加と,医師側の敗訴率の異様な高さ。
3)医師の燃え尽き。
4)無知なマスコミによる医療への糾弾。
5)サービスの増加と,マンパワーの不足。サービスをすればするほどサービスできなくなるという罠。
……
などなど要素はいろいろとあるようで。
特に,2)がひどいことになっているみたいでありますね。
たとえば,福島県立大野病院産婦人科医不当逮捕事件(詳しくは,以前紹介しました周産期医療の崩壊をくい止める会のホームページを)なんていうのに象徴されるように,医学的にはほぼベストを尽くしたと,医師団体や医学会からされているのに,刑事事件として処罰の対象となってしまう。
本当にひどいです。ヒドスヒドス...
一方で,
JBM
http://sentui.com/JBMxoops/modules/bwiki/
なんていう考え方があるそうですよ。
EBMとか,NBMってありますわな。「根拠に基づく医療」「物語りに基づく医療」とかいうように,これは,
J=Judgement
B=Based
M=Medecine
つまり,「司法による判例を根拠とする治療」…………
もちろん,基本的には壮大なジョークだと思いたいのですが,なんだか,すごいですよ,知の力。抗いの力。
確かに,上の福島事件のように,アカデミックや医療実技上,「やもえない状況であった」「ベストを尽くした」と言え,声明文が出ているのに,どうして「犯罪」となってしまうのか。本来なら,EBM=JBMであるべきなんでしょうが,どうしてそうならないのか。
ま,はっきり言って,裁判って,もはや,ロジカルな対決じゃなくなっているのかもしれませんね。
いい弁護士が(もしくは検察官が)いた方が勝ちという感じになってしまう。
福島事件だって,医師会から「不可抗力的事例」といわれているのに,普通だったら,それで「オシマイ」ではないですか。それでもなお,事態は進んでいます。ケーサツと国民(しかも,少子化のため大人のみ)だけがいるような「美しい国」になりそうな悪寒がありますよ。
ともあれ,医療訴訟はユーザーの立場だったら,確かにしたい気持ちもわからないでもない。疑問が湧くこともありましょう。
司法側でもなく,医療側そのものでもない,医療にも司法にも詳しい,公の第三者機関があるといいような感じがします。それがなんだかんだ言って一番安上がりのような気がします。
そういう仕事,ないんですかね?
ぜひ,お読みください。
なんか熱くなってきた。
環境崩壊
年金崩壊
……
なんつか,崩壊しっぱなしであります。
「国際競争力」という錦の御旗,ワタシらの福祉というか,幸福は,どんどんどんどん見果てぬ夢になっているような,そんな気がするわけです。
世界のTOYOTAが経常利益でウン兆円とかいうのはわかるんですね。ワタシのつたない頭のなかでも理解の範囲内なのデス。単に,車を売ったつうことではないですか。
しかし,「金」を右から左に流しているだけの銀行が経常利益ウン兆円というのは,まったくよくわからない。
どちてそうなる?
なんかもー狂っているとしかいいようがないような肝。狂乱の21世紀であります。
いや,まじ,財界の暴走は,ちょっとヒドス。とりあえず安定していたイラクをあんな状態にしてしまったアメリカの財界と,似たようなことにならんといいな。つか,もうすでに似たようなもんになっているな。。。
ともあれ,ホワイトカラーエグゼプションとかいうの,無くなって本当にえがった。ま,そのうち,もう少しカッチョエエ名称で再登場するでしょうけれどもね。
その間,「残業代もらわないのがエグゼクティヴ」みたいなイメージを一生懸命植えつけるでしょう。
そうやって,ワタシらは崩壊してゆくわけです。
いや,ほんと,どっかに逃げよう。
とはいえ,地球も壊れそうでありますね。一番困るのは,環境崩壊であります。北極の氷が無くなるなんていう話もあるそうで,そうなったら,大変。。。。だだ。。
とりあえず,それには「省エネ」くらいの地道な作業くらいにしかできないのであり,でも,それでもやらんではいけません。厚着に薄着。これでええやん。
でもって,学級崩壊はあんま関係ないし,年金崩壊はすでにもらえないと諦めているんでいいんですが,か~な~り困るのが,
医療崩壊
であります。
産科と小児科から始まった医療崩壊ですが,以前も書きました(http://blog.goo.ne.jp/psy-pub/e/7a2e41f962a4e5c255bfa9687c7f48d8)が,すんげぇ大変な事態になってますです。
医療崩壊の要素としてはいろいろと挙げられているんですが,
1)行政のなかで相対的に医師のパワーが弱くなってきた。
2)医療訴訟の増加と,医師側の敗訴率の異様な高さ。
3)医師の燃え尽き。
4)無知なマスコミによる医療への糾弾。
5)サービスの増加と,マンパワーの不足。サービスをすればするほどサービスできなくなるという罠。
……
などなど要素はいろいろとあるようで。
特に,2)がひどいことになっているみたいでありますね。
たとえば,福島県立大野病院産婦人科医不当逮捕事件(詳しくは,以前紹介しました周産期医療の崩壊をくい止める会のホームページを)なんていうのに象徴されるように,医学的にはほぼベストを尽くしたと,医師団体や医学会からされているのに,刑事事件として処罰の対象となってしまう。
本当にひどいです。ヒドスヒドス...
一方で,
JBM
http://sentui.com/JBMxoops/modules/bwiki/
なんていう考え方があるそうですよ。
EBMとか,NBMってありますわな。「根拠に基づく医療」「物語りに基づく医療」とかいうように,これは,
J=Judgement
B=Based
M=Medecine
つまり,「司法による判例を根拠とする治療」…………
もちろん,基本的には壮大なジョークだと思いたいのですが,なんだか,すごいですよ,知の力。抗いの力。
確かに,上の福島事件のように,アカデミックや医療実技上,「やもえない状況であった」「ベストを尽くした」と言え,声明文が出ているのに,どうして「犯罪」となってしまうのか。本来なら,EBM=JBMであるべきなんでしょうが,どうしてそうならないのか。
ま,はっきり言って,裁判って,もはや,ロジカルな対決じゃなくなっているのかもしれませんね。
いい弁護士が(もしくは検察官が)いた方が勝ちという感じになってしまう。
福島事件だって,医師会から「不可抗力的事例」といわれているのに,普通だったら,それで「オシマイ」ではないですか。それでもなお,事態は進んでいます。ケーサツと国民(しかも,少子化のため大人のみ)だけがいるような「美しい国」になりそうな悪寒がありますよ。
ともあれ,医療訴訟はユーザーの立場だったら,確かにしたい気持ちもわからないでもない。疑問が湧くこともありましょう。
司法側でもなく,医療側そのものでもない,医療にも司法にも詳しい,公の第三者機関があるといいような感じがします。それがなんだかんだ言って一番安上がりのような気がします。
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なんか熱くなってきた。
小児科、産婦人科はもちろんですが、精神科でも、特に総合病院精神科は青息吐息です。去年一年で精神科診療休止になったところが、1つ、2つ、3つ…。ほんとに他人事ではなくなってきました。
コメントありがとうございます。
>医療崩壊、ごく身近に迫ってきました
ううむ,です。
>去年一年で精神科診療休止になったところが、1つ、2つ、3つ…。
理由はさまざまにあるのでしょうが,
勤務医 4人に1人が裁判沙汰という「異常」
http://ameblo.jp/med/entry-10020895000.html
などと聞くと,さもありなん,ですね……。