りんりんりりん

ネタ，もうないね。




ということはないのですが，スマン，ちと，時間ないっす。



幾度となく，倫理学について考えてきたわけですが，なかなか難しい倫理学。道徳なのか，学問なのか。その辺りから話を始めると，延々に輪廻転生ぐーるGooogleって感じになりますんで，やめておきますが，やっぱ，倫理学といえば，これね。

ニコマコス倫理学〈上〉 アリストテレス 高田 三郎 岩波書店 1971-01 売り上げランキング : 34609 Amazonで詳しく見る by G-Tools

ニコマコス倫理学 下　 岩波文庫 青 604-2 アリストテレス 高田 三郎 岩波書店 1973-01 売り上げランキング : 34623 Amazonで詳しく見る by G-Tools

あ，ウソです。





実は，タレコミをいただきまして，

臨床倫理学入門 福井 次矢 浅井 篤 大西 基喜 医学書院 2003-06 売り上げランキング : 160300 Amazonで詳しく見る by G-Tools

という本がGOODだそうです（アリガトウ！）。
で，昨日，某ジュンク堂様にお出かけして，さっそくこの本を除いてみたんですが，事例ベースで具体的です。
ぜひ，悩んでいる方，1冊どーぞ。


でもって，ほかにもずいぶんとあるんですね，この分野の本はやはり。

医療の倫理ジレンマ解決への手引き―患者の心を理解するために バーナード・ロウ 西村書店 2003-06 売り上げランキング : 144841 Amazonで詳しく見る by G-Tools

なんてのもヨサゲでありました。
こちらもよさそうでした。

医療倫理学の方法―原則・手順・ナラティヴ 宮坂 道夫 医学書院 2005-03 売り上げランキング : 143850 Amazonで詳しく見る by G-Tools

宮坂先生は，以前紹介した，『ナラティヴと医療』にも書かれておられます。


とはいえ，その反対たる患者の権利，これも忘れてはまずい。

医療事故・カルテ開示・患者の権利 特定非営利活動法人患者の権利オンブズマン 明石書店 2006-12 売り上げランキング : 192778 Amazonで詳しく見る by G-Tools

有名な本ですね。第二版が出ました。


しかし，医療訴訟の多くは，ミスというよりも，事後の対応の悪さが問題のように思いますね。それが拍車をかけている部分もある肝。
やはり，だれか間に立つ人間がホシイところです。

病院で患者にかかわる倫理的医療問題が発生したとき，「心理」はどちらに立つんでしょう。それは人によるんでしょうか。そもそも人間はどっちに立つべきなのか。「リーマン金太郎」「島耕作」あたりは，たいてい「人間」について，そのくせ「組織」にもうまく立ち回りやがりますが……うんなふうにうまくいくもんかいな。
マニュアル的に倫理的であろうとすること，それすでに非倫理的なような気もしますし，とはいえ，倫理を学ぶことは必要ですし，学ばなければ未来はないですし，これ，また，難しい問題であります。

じゃ，最後はこれを紹介ってことで，お約束でつ。

臨床心理学の倫理をまなぶ 金沢 吉展 東京大学出版会 2006-09 売り上げランキング : 229921 Amazonで詳しく見る by G-Tools

もう少しネタを練りたかったんですが。。。こんな感じでスマソです。