【僕の朝はいつも】シリアル考【ケロッグ，コーンフロストから】

ズンズンチャーン，ズンズンズチャーン，僕の趣味はドラムです。なんつって記憶がごっちゃになってますが，もちろん，シュガーポンへの偏愛を語ってもいいんですが，いいよねオールブランとかそういうcerealじゃなくって，serialの方ね，そうそう，シリアル・ママとかね，って，そっちのシリアルでもなくって，シリーズものを今日はやりたいわけですな。

シリーズものって一度ツボにはまると，ずっと気になっちゃうから，金銭的には辛いわけですが，反面，不定期ではあれども，その続刊への期待という楽しみもあり，まあ痛し痒しだわな。そしてこれは好みの問題ですが，どちらかというと，体系づけられたシリーズよりも，もっと枠が緩い「コンセプト」という名のコジツケに包まれたシリーズの方がより好みでありますね。その理由は……やっぱ単品だとあまりに寄る辺ないと思っちまうものもみんなで渡れば怖くない式に出版しちゃえっていうね，そういうやや消極的なのもありつつ，目的的なシリーズには決してない魅力があるようなないような。
現在，psy-pubが気に入ってるシリーズものは，過去にも個別には紹介していますが，２つありまして，

★「心理学エレメンタル」シリーズ

論争のなかの心理学―どこまで科学たりうるか アンディ ベル Andy Bell 渡辺 恒夫 新曜社 2006-05 売り上げランキング : 284602 Amazonで詳しく見る by G-Tools

これが新しいとこですが，他に，

大脳皮質と心―認知神経心理学入門
心理学への異議―誰による、誰のための研究か
心の神経生理学入門―神経伝達物質とホルモン
進化心理学入門
心理学研究法入門
健康心理学入門
授業を支える心理学
言語と思考

などなど，実に良書ぞろいでございます。


★「神経心理学コレクション」シリーズ

痴呆の臨床―CDR判定用ワークシート解説 目黒 謙一 医学書院 2004-11 売り上げランキング : 196117 Amazonで詳しく見る by G-Tools

こっちもいいね。とくに日本語オリジナルのクオリティはどれも素晴らしいです。

タッチ
頭頂葉
痴呆の症候学
記憶の神経心理学
眼と精神―彦坂興秀の課外授業
高次機能のブレインイメージング(CD-ROMつき)
Homo faber道具を使うサル
神経心理学の挑戦
手
チャールズ・ベル 表情を解剖する

シリーズっつってもそれぞれ単品で独立してますから，ご安心あれ。


そ・し・て


実はここからが今日のホンバン。これまではいわばForeplay。いってみりゃボディブロー（意味なし）。いままた新たに加わる，ワタクシの興味を刺激してやまないシリーズはこれなんですよ！



★「精神科医からのメッセージ」シリーズ

精神医療の静かな革命―向精神薬の光と影 田島 治 勉誠出版 2006-07 売り上げランキング : 66026 Amazonで詳しく見る by G-Tools

ドデスカ？　田島先生といえば，最近では『抗うつ薬の功罪―SSRI論争と訴訟』や『抗うつ薬の時代―うつ病治療薬の光と影』などなど問題作を翻訳されたことで記憶に新しいとこだと思いますし，少し前だと『こころのくすり最新事情』（改訂版，出さないかな）なんていう意欲作もありましたですね。

ちなみに次にスタンバってるのが，内海健『うつ病新時代』（双極Ⅱ型？）なんつって，さらに春日武彦先生や張賢徳先生もスタンバってて，たまらんですね。まだ既刊も少ないので，ついでに全部挙げときましょうかね。

魔術と狂気 酒井 明夫 勉誠出版 2005-05 売り上げランキング : 239833 Amazonで詳しく見る by G-Tools

トラウマと未来―精神医学における心的因果性 鈴木 国文 勉誠出版 2005-05 売り上げランキング : 325313 Amazonで詳しく見る by G-Tools

複合犯罪 作田 明 勉誠出版 2005-05 売り上げランキング : 343668 Amazonで詳しく見る by G-Tools

★「精神科医からのメッセージ」シリーズ


2回言っちゃいましたが，以後，要注目ですな。