~イトナンリルゥ~ 層雲峡山便り

2006年限りのはずが何故か続いてしまっています。2024は?
大雪山の開花や紅葉情報・登山道の様子等をお届けします。

タチギボウシ

2006-08-12 11:38:06 | Weblog

第一公園、ワタスゲ(白)はやや↓かな。エゾカンゾウはパラパラ程度。
白とミヤマアキノキリンソウの黄と、タチギボウシ↑の紫が広がっていい景色でした。
同じような写真(8/10)なのですが、ちょっとタチギボウシを見てほしかったので。

第一公園

2006-08-12 11:32:18 | Weblog

化雲岳ではタカネシオガマ残花。遠目にエゾルリソウも、花終わって茶色に見える。
化雲岳から小化雲岳への稜線では、イワギキョウが多かった。ミヤマリンドウ、ミヤマアキノキリンソウとの広がりも、あちこちにあり秋の花畑風。
いよいよ長い長い長い下り、始めのうちは15:10のバスに乗れるような気がして、がんばってがんばって歩いていたので、第一公園(写真)の長い木道も、こんな時はありがたい(笑)
でも樹林帯に入って、行けども行けども滝見台につかないまま、少し手前で15時になってしまったところで諦めました(笑)
昔、バスに間に合ったと思ったのは間違いだったかなぁ???

とうとう覚悟していた雷鳴轟き、雨も降り始め「はぁぁぁ疲れた~」と、ザックにもたれて松(エゾマツかトドマツか確認しませんでした)の木枝から、ポタポタと落ちてくる雨の雫を眺めていました。
いつもいつも同じようにしか歩いていない、面白みのない人間なので、へたり込んで見上げた空は、なんだか新鮮だった。

ナキウサギ

2006-08-12 11:00:45 | Weblog

岩場では、チッチ、チッチとナキウサギの声が響く。
「今日は時間がないから」と素通りしようと思うのだけれど、目の前を走る姿を見たり、こうして少し先に出て来られると、どうしても足が止まってしまいます。
このナキウサギはのんびりしていて、だら~んと、ひなたぼっこをしていました、ちょっと笑える。(体がよじれて?る写真は、残念ながらピンぼけでした)

振り返る

2006-08-12 09:43:10 | Weblog

さっきの岩場から旭岳方面を振り返った景色(8/10)。
中央奥、化雲岳。大岩(化雲のへそって言われていませんでしたっけ?)わかりますでしょうか?
写真を撮ったのが帰りなので、朝は見えていた旭岳方面に、雲がかかって隠れてしまいました。
「あぁホントに広いなぁ~」と実感。それだけで、なんだか嬉しくなる。
いつも同じ場所を歩いていると、山の広さをこんな風には感じなくなってしまっている事に、気づかされました。

トムラウシ山へ2

2006-08-12 09:42:02 | Weblog

木道沿いのチングルマ、時々花もあるけれどほとんど綿毛。天沼周辺はイワイチョウが○、少し先で、チングルマ(花)、エゾヒメクワガタ、エゾコザクラ、エゾノツガザクラ(コエゾツガザクラ?)など。
稜線はイワギキョウ、ウスユキトウヒレンなど。
写真正面登りきる少し手前では、ダイセツトリカブト、ミヤマアキノキリンソウ、ウメバチソウ、ハイオトギリ、ミヤマリンドウ、リンネソウなど。

もう花を愛でる季節は過ぎ、トンボ(ほとんどアキアカネかな?)の飛びかう秋の雰囲気ですが、
そのぶん顔を空に向けて、山の風景を堪能できる。
この日(8/10)は晴れて暑くて、もやってしまい、旭岳方面、すっきりした秋の空ではなかったけれど、いつも歩いている場所とは違うので「山にいるんだ~」と言う実感が湧く。
いったん隠れたトムラウシ山ヘ、この岩場を越えたら北沼です。

トムラウシ山へ

2006-08-12 09:41:28 | Weblog

小屋(ヒサゴ)との分岐から少し上がって平坦な場所に出ると、突如として木道が現れる。
ここまで来て、こんな人工物の上を歩かされる事に「うわぁ興醒めだ~」と言う気分になる(昔も同じ批判を山情報に書いたかな)けれど、重いザックを背負ったままだったり、疲れてたり、急いで歩きたいような時には、やっぱり楽は楽。
人間なんて勝手なもので、結局、木道の恩恵を受けてしまうと、是非を問う自分自身の気持ちにも?が生まれる。
木道によって植物帯が守られている所もあるのかもしれない。登山者も助かったと思う人が多いのかもしれない。
考えさせられる道です。
写真:奥の左、トムラウシ山(8/10)