~イトナンリルゥ~ 層雲峡山便り

2006年限りのはずが何故か続いてしまっています。2023は?
大雪山の開花や紅葉情報・登山道の様子等をお届けします。

赤岳の雪渓

2006-06-30 22:44:40 | Weblog
代打要員再びです。
私が行ったのではありませんが、今日銀泉台から赤岳に行かれた方から教えていただきました。

第1花園、第2花園、第3雪渓、第4雪渓、雪がたっぷり残り、登山道は出ていません。第3雪渓では直登するためつま先で蹴り込むのに、雪が硬かったそうです。第1花園は、雪切りして足場を作ってくださっています。(天候や登山者により崩れることもあります。)

コマクサ平では、イワウメやキンバイはきれいでしたが、コマクサが咲いているのは見えず。
また、山頂付近から稜線では強風でとても寒かったそうです。晴れていても寒さ対策は必要です。

緑岳~白雲岳避難小屋

2006-06-29 23:59:28 | Weblog
さむーい! 気温が低く風もあります。長袖Tシャツ、トレーナー、合羽上下に軍手でも寒い。時々、かき氷を食べた時のように頭が痛くなりました。
寒さ対策、もっとしっかりしなければ。
板垣新道から小屋までの間、大きな雪渓があります。小屋側には目印に長い虎ロープが敷かれているので、霧で小屋が見えないときは慎重に探してください。

ずっと天気が悪いせいか、花の進み具合は緩やかなような気がしますが、キバナシャクナゲやイワウメなど、花びらが傷んできているところもありました。
チョウノスケソウは、去年ほどではないかもしれませんが、そこそこ蕾がありました。早いのは明日にも咲きそうです。(板垣新道分岐から小泉岳寄りで確認)
きれいな花がたくさん咲いていたのに、寒さと風(と腕)できれいな画像が撮れなくてスミマセン。。。

主な花
緑岳山頂~板垣新道分岐:イワウメ(傷んでいる物あり、蕾あり)、エゾオヤマノエンドウ、エゾコザクラ、ホソバウルップソウ(咲き始め、蕾あり)
板垣新道:イワウメ(蕾のほうが多い)、エゾオヤマノエンドウ、エゾコザクラ、ホソバウルップソウ(咲き始め、蕾あり)、キバナシャクナゲ(傷んでいる物多い)、ハクサンイチゲ、チシマアマナ、エゾツガザクラ、ミヤマスミレ(まだまだ小さい)

緑岳ガレ場

2006-06-29 23:52:03 | Weblog
花畑を過ぎ、長い木のトンネルをくぐるといよいよガレ場。ひたすら登る、帰りは下る心臓にも足にもつらいところです。
おまけに今日はずっとガスガス。天気予報では晴れたり曇ったりだったのに。。。
風の中きれいに咲いている花が救いでした。

ガレ場に咲いている主な花
下の方で:コマクサ(ほとんど蕾)、ミヤマキンバイ、コケモモ
中間から上:イワウメ(終わっているところあり、蕾あり)、ミネズオウ(終盤)
上の方で:エゾオヤマノエンドウ、メアカンキンバイ

緑岳花畑まで

2006-06-29 23:24:47 | Weblog
アラスカに緑岳があるはずもなく、代打要員がお届けするイトナンリルゥです。
感性、文章、写真の腕など、いろいろ見劣りすると思いますが、情報のひとつだと割り切ってお読みください。

6月29日、高原温泉から緑岳経由白雲岳避難小屋まで往復してきました。

まず花畑まで。
樹林帯には雪渓がいくつか残っていますが、大きい物でも5mほどです。
マイヅルソウ、エゾイチゲ、ミヤマカタバミ、エゾイワハタザオ、キバナノコマノツメ、ゴゼンタチバナ、コヨウラクツツジ、エゾコザクラなどが少しずつ咲いています。
何より、新緑がとてもきれい。帰りは雨に降られたけれど、色がより冴えたように思います。ちょっと負け惜しみ。

花畑はほぼ一面雪渓です。画像にあるように、赤い粉が点々と撒かれています。余程濃い霧でない限り次のも見えると思います。
斜面を横切るので、何度か横滑りしてこけそうになりました。

ガレ場に向かう崖の部分で、大きな岩が手前に動いています。触ると崩れるかもしれないので奥に回り込んだ方がよいようですが、そっちはそっちで砂で滑りそうでした。

アラスカに行って来ます。

2006-06-23 16:01:48 | Weblog
いよいよ成田です。緊張してます(笑)
何せ海外旅行は十年ぶりくらいなもので。
普段どちらかと言えば、一人が多いのに、今回は何もかも友人任せで、楽させてもらった分、実感が無いみたい。おまけに最後の最後まで準備におわれて、さっき電池を買いました。忘れ物はないかな?
層雲峡へは7月5日には戻る予定です。皆さん、私の代わりに大雪山の花を楽しんでいて下さい。
友人と合流して、少し安心しました。
では、行って来ます。

イワウメ

2006-06-22 22:49:00 | 花の写真
明日から2週間ほど留守にします。うー今年はイワウメの群落が見られない~~~
今回歩いていて一番辛かったのは、あちらこちらで沢山の蕾が、少しずつ伸びながらほころび始め、もうすぐ、もう少し、あと少し・・・一斉に咲いたならどんなにか美しいだろうと、過去の風景を思い出すイワウメの姿でした。。。
緑岳稜線や白雲分岐上のイワウメは、週明け~6月末頃が見頃でしょうか?
小泉岳や北海平は、微妙にあとかな?
それでも黒岳で何ヶ所か、こんな風に咲いている姿に出会えて嬉しかった(6/20)
一番好きな季節かもしれない6月下旬の大雪山から離れるのは、とっても心残りです。
このブログもせっかく見ていただいているのに、肝心なときに抜けてスミマセン。
でも、この機会に別世界を楽しんで来たいと思います。
(あれ?アラスカってそう言えば、大雪と似ているんでしたっけ???)
出発を明日に控えて、実はちょっと緊張しています・・・・・・

エゾノハクサンイチゲ

2006-06-22 21:11:29 | 花の写真
こちらの全体の開花は、6月末ではまだ早いでしょうが、写真:黒岳山頂直下、毎年身近で一番早く咲く、エゾノハクサンイチゲです。
この日、層雲峡は雲海の下。雲の上に浮かんでいるようでした。

エゾオヤマノエンドウ

2006-06-22 21:09:36 | 花の写真
ここ数年、旭岳では一週間早く山開きを行っているようですが、黒岳では今まで通り、今年はこの週末の6/24山開き祈願祭・25日大雪山・山開き縦走登山会が行われます。
最近は天気もいま一つ、気温も上がらず、開花のスピードも少し足踏み状態でしょうか?基本的には例年並だと思いますが、ゆっくりとやや遅めに推移しているかも?晴天が続けばあっという間なのですが。
それでも6月10日に登ったころに比べると、あちらこちらでいろんな種類の開花が始まり、小さな葉っぱも揃い始めて「これは何の葉っぱだったっけ?」と思い出しながら歩くのも、また楽しい。
6月末頃には、最初の花盛りを迎えるのではないでしょうか?
期待を込めて、そんな花の写真を少し。
まずはエゾオヤマノエンドウ(6/20)

水芭蕉

2006-06-22 17:18:18 | 花の写真
浮島湿原(6/21)の写真をもう一枚、ちいさなちいさな水芭蕉です。
知人の真似をして大きさ比べ。
借景は(笑)テレホンカード。高さ5.5センチくらいの花でした。

ヒメシャクナゲ

2006-06-22 16:37:03 | 花の写真
2006年6月21日(曇のち雨)
お天気が良くなかったので、のんびりと浮島湿原に行ってきました。
駐車場から湿原まではチップを敷き詰めた道で歩きやすく、湿原内は木道です。木道は森林管理署で補修をしてくださっていますが、時々木が沈んだりもしますので、油断してつまずかないように。
基本的には紅葉より花の季節のほうが好きで、ちょうどこれからの比較的早い時期の高山の花が好きなのに、浮島湿原では夏、ヒツジグサやタチギホウシの季節が一番好きかな。
浮島湿原は、晴天で遠くに大雪山が望める時もイイけれど、この日のような霧の風景が良く似合うような気がします。
少し肌寒かったけれど、ゆっくりとのんびりと、そして話しながら笑いながら歩くのはとても楽しい。
湿原内で咲いていた花:写真はヒメシャクナゲ↑・チングルマ・ミツバオウレン・エゾイチゲ・水芭蕉・ムラサキヤシオ・ヤチツツジなど。
湿原までのチップ道ではコミヤマカタバミ・エゾイチゲ・ザゼンソウ・エンレイソウ・シロバナノエンレイソウかな?・水芭蕉などが咲いています。マイヅルソウはまだまだ緑色の小さ~い粒のような蕾でした。