声楽家PRIMULAさんの音楽雑談

演奏会の報告・お知らせなどを主に掲載していきます。日々の音楽観なども加えていきたいと思います。

La Mer と葦

2013-12-09 21:49:36 | お稽古
たしか1943年に発表された「La Mer」というシャンソン・フランセーズ。

この中に「葦原」が出てきます。

海に葦?

と日本ではとてもなじみのない光景に

“はてな”の連続

しかし、海外では海水浴場であっても日本のような砂浜はほとんどなく、

波打ち際の水の下は石ころや貝殻なんだそうです。

あ~葦・・・いや、足、、痛そう・・・・


やはりこのLa Mer の中の光景はラグーン。

それも汽水湖。淡水と海水の混ざっている、

湾っていうか、潟っていうか・・・・。

そんなのんびりとした海を見ながら、

「ほら、空と海とはぴったりと寄り添っているよ

とか

「葦原の下には鳥たちの巣がある。」

とか、何とか言っちゃって、自然の描写と思いきや

結局、“愛”を語っちゃうわけです。

さすがはおフランスざんす


いや、この曲は、私的には、メロディ・フランセーズに使われている詩に近い気がして、

今日は取り上げてみたわけです。

結論も、Je t'aime もいわないで海(ラグーン)の情景を歌っているわけですから、

シャンソンでありながら、非常に日本的な奥ゆかしい表現になっています。


先日来、お稽古の材料に使わせていただいておりまして、

音符の下にひらがなで「あし」

とあるのを見て生徒さんたちと、これはなんだろう?

と話していたのですが、

さっそく今日、「先生!葦でした。」というメールを頂戴し、

な、な、なんと熱心な

と、感激していた次第です。

ちゃんと、ネットで検索し、来週資料としてお持ちしようと、

準備御万端

と、思っていた矢先でした。

いや~すごいですね。その熱意


次回の発表会までにはうまくなるんだろうなあ~

なんて余計な期待も膨らんでいます。









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