声楽家PRIMULAさんの音楽雑談

演奏会の報告・お知らせなどを主に掲載していきます。日々の音楽観なども加えていきたいと思います。

そのとき、十八の春

2012-11-03 13:05:40 | お稽古
岡崎カズヱさんの詩、にやはり朝岡真木子さんが作曲したもの。

同じく、難しい譜面ではないので、生徒さんにチャレンジしていただきました。

そして、これもまたいい曲で



最初詩を読んだとき、あまりピンとこなかった。

っていうか、青春もののよくある感じ。

っていう印象しか、なかったのです。


でも、譜面をおって歌ってみると・・・・

ただ単なる青春ものとはちょっと違う感じ



たとえば、ある有名なグループが歌う「世界に一つ・・・」

って曲がありますが(とてもよくできた曲だと思います)、

あの曲とは、思想的には同じ感じなのですが、


開く花の質が違うというか・・・

美しい弥勒菩薩や小さな観音さまを拝見するときのような身の引き締まる思いを感じます。

とても良い曲なので、みなさんに知っていただきたいとも思うのですが、

きちっと座って心を静めてから、じっくり聴く。

って時に、ご紹介したいなあ~

と思う感じです。


生徒さんと一緒に「いい~曲だねえ~

って気に入って練習に励んでいます。


こういう時に私は、日本人の感覚ってすごいなあ~

と心から思うのです。

さっそく朝岡先生にもご連絡

ご返信をいただき、ご自身が楽譜にされたものが現実の音となり、

それを喜んでいただけることが作曲家としてうれしい

と書いていただきました。

いや、こちらこそ良い教材になり、ありがたいことです。

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