東京・自由が丘のパーソナルカラー、カラーセラピー、ビジネスセンスアップ、
話し方教室、Primula(プリムラ)代表、コンサルタント・講師の松原香織です。
講師の仕事をライフワークとして強く意識した時のお話です。
それは、NHK福島局のキャスターとして奮闘している時。
様々な分野で膨大な知識を要求され、勉強の毎日を送っている時でした。
いわゆる「しゃべり」の部分でのスキルアップは当たり前。
そしてアナウンススキルと同時に様々な知識がないと厳しいのです。
キャスターのお仕事は、検定があったり資格を取るという類のものではありません。
ですから、出せる時に出せるように、知識の引き出しを一杯にしておく必要があるのです。
自分が関わる番組をよりよいものにする上での勉強はもちろん、
ニュースからエンタメ、文化、衣食住など様々な分野を学びました。
それまでまったく気に留めていなかったことも頭の片隅に入れておくようにしました。
会社員からアナウンサーへの転身。
アナウンス学校の先生からは、
「価値観の違う職場へ行くんだから苦労するぞ。」
とは言われていましたが、
言葉の通りとても苦労しました。
その中で、私が強く感じたこと。
コミュニケーションの取り方が、
いわゆる会社員時代とまったく違ったことです。
例えば「会釈」
過去の教育研修で「挨拶」や「会釈」はしっかり学んできました。
すれ違う時の、EV内での会釈。
それまでの私は、「礼儀正しい」人という印象でした。
でも、放送局では通用しませんでした。
「あの子は挨拶をしない」
と別の部署の上司達から苦情があったのです。
私はきちんと挨拶をしているつもりでした。
その上司が求めた挨拶は、
「いつでも大きな声での挨拶」
だったのです。
「会釈」を相手が挨拶とみなしていませんでした。
当時は「そんな・・・あれだけきっちりマナー研修受けてきたのに!」と衝撃でした。
その後は、その場にあった挨拶を臨機応変にすることにし、
対応しています。
そういった経験を踏まえて、
きっちりとしたビジネスマナーとは別に、
臨機応変さを学べるような、
コミュニケーション能力がアップするような講座を企画していきたいという気持ちが強くなりました。
今の時代、キャリアチェンジが当たり前。
「新しい仕事にチャレンジする人のサポートを少しでも自分ができたら嬉しいだろうなあ。」
そんな想いを持ちつつ頑張っていたアラサーの頃を思い出しながら書きました。
続きはまた・・・・
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