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想い事 家族の記録

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貴方はいつも笑う。でも、泣いた時は、世界が少し静かになった。ふざけた眸の奥に、ひとつ消えない涙があった。

2025-04-25 08:12:00 | 日記
「息つく間もなく、春が終わる」


行ってきました、長野県・上田市。
その名もロマンチックな「余里 一里花桃の里」。






花は満開。時間は2時間。私は鬼。

予約済みのタクシーが、私に微笑む地獄のタイムリミット。
「ゆっくり春を感じてね」
なんて悠長なセリフは、秒で蒸発。
てかこの里、一里どころじゃない可能性あったよね?
どこまで続くんだ、花桃ロード!





花たちは、白とピンクのドレスで踊り狂っていて、
春というよりむしろ初夏。
あちらこちらから
「わはは! 咲いちゃったもんね〜!」って笑い声が聞こえてくる(※幻聴)。



私はというと、感情フルスロットルで闊歩。
焦りと撮影欲と花の多さで、頭の中はパイレーツ・オブ・カリビアンのテーマ。
なんで? 何と戦ってるの?
そしてBGMがようやく止んだと思ったら、次は自由の翼(進撃の方)。
え、私、花桃に心臓捧げなきゃいけないの?

写真はというと、うん、まあ、あれだ。
ベストショットはきっと誰かのスマホの中にある。
私のじゃない。
それでも、撮った。意地で撮った。
花の命と、私の戦場カメラ魂の共演。

お弁当は持参で。
花桃の谷を見下ろしながらの10分ランチ。
甘い玉子焼きが、まるで春の救済。

「春、私にまだ優しさが残ってたのね…」って思った。

――ありがとう、玉子。





そして定刻通り、タクシー到着。
あっという間に花桃タイム終了。
しかし、全力疾走だったからこそ、何とも云えない爽快感。
春って、たぶん、こういうもんだと思う。




そして次は、旅だ。

いよいよ明後日から本格始動。
まずは、懐かしき友人と再会。
「静かな場所がいい」ってリクエストしたら、
20年前に一緒に行った懐石料理屋を予約してくれたって……なんてエモい選択!

会うのは、20年ぶり。
その間に、季節は何十回も巡ったけど、心のアルバムはあの日のまま止まってる。

旅前のウツ状態だった気持ちも、ほんのちょっと回復。
セージの浄化スプレーを手作りして、贈り物をそっと袋に詰めてみる。
この瞬間、時間が少しずつ動き出してる気がした。

もしかしたら、花桃より生き急いでいたのは、私だったのかも?













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