想い事 家族の記録

難病の父と生きる
鬱病
ふたり暮らし

重力ピエロ。

2012-12-01 12:49:11 | 日記

死をもって終わりとしよう。

彼は入水自殺を決行するも、
寸前で止められる。
愛しいものが彼を探しだし、迎えにくる。
寸前で止められるのも、結局愛するひとが迎えにくるのも、

私にとっては興ざめであった。

人生に絶望したって、
彼には愛するひとがいて、そのひとも彼を愛していて、
その関係がどんなに歪んでいても、
結局彼はひとりではなく、
ひとりであることに絶望する必要もないし、
死に行く理由もない。
だから、こんなに腹が立つのだった。
たかが小説、されど小説。(重力ピエロとは無関係な小説です)

今はまだ、守るべき対象があるから、
私は生きているのではないか。
その対象がなくなったとき、
私に生きる理由があるだろうか。

朝。雪が舞った。
気分がすぐれなかった。
不安定だったものが完全に均衡を崩し、
奈落に向かって堕ちてゆく。
まだ、うつ状態であるだけで、鬱ではないが、
ズブリと、底なしの沼に片足を踏み入れてしまった。
こうなると、沈むところまで沈むしかない。
抗う気力もなくなってしまった。
とうとう均衡を崩してしまった。
こういう状態は、突然やってくる。
不安な気持ちを抑えきれなくなり、
頭が恐怖心に支配されるとき。

私はなんて弱虫なんだろう。

何故こんなに軟弱なんだろう。

明日、一日だけ。





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