スキンシップ

嫁さんが整体・マッサージ・リラクゼーションの専門学校に通いはじめて1ヶ月になる。きっかけは言わなくてもわかるように10月の2度の手術で、死なないとは思っていたが、万が一の時に先立たれてしまったら、1人で生きて行く為に職を手につけたいと決心したらしい。教習が進むと、やがて実習が始まるわけだけど、テキストは手元にあるので予習を兼ねて実習用の実験台になっている。サイズといい、あちこちが痛みまくっている現状から、これ以上ない適任患者。パーツごとに少しずつ施術してもらっているうちに「あなた、いいところが全然無い。触るところ全部悪いんだもん」と訳わからなくキレられる。揚げ句の果てに10分しかやってくれないのに、しれ～っとしながら「6000円になります～」。初めて嫁さんの首を絞めたくなった夜。