Stay Gold・鍼灸整復一花院・ 若杉昌司

鍼灸整復を生業として、食べること・歩くこと・生きることを大事にしている自由人

督脈

2017-04-26 11:32:11 | 東洋医学
1.
督脈は少腹(下腹部)から起こり、
以(も)って、骨(恥骨結節)の中央を下る。
女子は、繋廷孔(外尿道口)に入る。
その孔(口)は、尿口の端になる。
2.
その連絡路は生殖器を循って、
簒間(会陰部)に合し、
簒後(会陰部後方・肛門)を繞(まと)い、
別れて、臀を繞い、
少陰(足の少陰腎経)に至り、
巨陽(足の太陽膀胱経)とともに合する。
少陰は股の内側の後廉(後面)を上り、
脊(脊椎)を貫き、腎に属す。
3.
太陽(足の太陽膀胱経)とともに、
目内眥(内眼角)に起こり、
額を上って、巓(頭頂部)で交わり、脳に絡す。
脳内から還り出て、別れて項を下り、
肩髆(肩甲骨)の内を循(めぐ)り、
脊を侠んで腰中に抵(いた)り入りて、
膂(脊柱起立筋群)に循り、腎に絡す。
1.
さて、男子は、茎(陰茎)に循り下り、
簒(会陰部)に至ること女子と等し。
4.
その少腹(下腹部)より直上するものは、
臍の中央を貫き、上りて心を貫き、
喉に入り、頤に上り、脣(唇)を還(めぐ)り、
上りて両目の下(目下網・下眼瞼縁)の中央に繁る。
5.『難経』
督脈は、下極(会陰部)の兪より起こし、
脊裏(脊柱内)に併行し、上りて風府に至り、脳に入る。
 『甲乙経』
還り出て、巓に上り、額を循り、鼻柱に至る。

『黄帝内経「素問」骨空論篇 第六十』

次回は、
衝脈をお伝えします。
公益社団法人 大阪府鍼灸師会
スポーツ鍼灸プロジェクトチーム 若杉昌司
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