Stay Gold・鍼灸整復一花院・ 若杉昌司

鍼灸整復を生業として、食べること・歩くこと・生きることを大事にしている自由人

思うツボ:八会穴(はちえけつ)

2017-03-02 07:01:24 | 東洋医学
臓・腑・気・血・筋・脈・骨・髄の気が集まる経穴を
八会穴といいます。

臓会・・・・・章門(しょうもん):足の厥陰肝経・足の太陰脾経の募穴
          第11肋骨、浮肋端

腑会・・・・・中脘(ちゅうかん):任脈・足の陽明胃経の募穴
          前正中線上、臍の上4寸

気会・・・・・膻中(だんちゅう):任脈・手の厥陰心包経の募穴
          胸骨正中線上、両乳頭の中央

血会・・・・・膈兪(かくゆ):足の太陽膀胱経
          第7胸椎棘突起下の傍ら1.5寸

筋会・・・・・陽陵泉:足の少陽胆経
          腓骨頭の前下方陥凹部

脈会・・・・・太淵(たいえん):手の太陰肺経
          掌を上に向けて、手根横紋橈側陥凹部

骨会・・・・・大杼(だいじょ):足の太陽膀胱経
          第1胸椎棘突起下の傍ら1.5寸

髄会・・・・・懸鐘:足の少陽胆経
          外踝の上3寸

八会の病症および熱邪が内にあるものにも、相対する八会穴で治療できます。

骨折の後療であれば
   骨会・・・・・大杼
   髄会・・・・・懸鐘
   血会・・・・・膈兪

捻挫の後療であれば
   筋会・・・・・陽陵泉
   骨会・・・・・大杼
   髄会・・・・・懸鐘
   血会・・・・・膈兪

患部(局所)施術はもちろんですが、
八会穴も加えると、
より一層の効果が期待できます。
もちろん施術だけでなく、予防することもできます。


次回は、思うツボ:懸鐘(つりがねをかける)をお伝えします。

公益社団法人 大阪府鍼灸師会 スポーツ鍼灸プロジェクトチーム 若杉昌司
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