Potter's Diary

私の生活諸々と陶芸作品の紹介(ヒューストンより)

モーツァルトの街、ザルツブルグ

2017-12-17 | 旅行

ローマの帰り、ザルツブルグに寄りました。ザルツブルグは小さなとても綺麗な街で、モーツァルトが生まれた街、音楽の街です。そしてサウンドオブミュージックの街です。

 
泊まったホテルはHotel Sacher Salzburg。部屋に入るとテーブルの上に美味しそうなチョコレートケーキと飲み物が用意されていました。お腹が空いていたので写真も撮らずに食べてしまってから気がつきました。このケーキが「ザッハートルテ」であることに_。そうなのです。私の大好きなチョコレートケーキの元祖、ザッハートルテ、それはこのホテル(ウィーンにもありますが_)が発祥の地だったのです。知りませんでした。 ザッハートルテは朝食のバッフェにも他のケーキと一緒に出てきます。他のケーキも美味しかったです。お土産に買って帰る事もできます。


ホテルのカフェの壁にあったカラヤンの肖像画


ホテルの隣の建物はカラヤンの生家。父親が外科医だったというその家はかなり立派な建物で、裏庭に指揮をしているカラヤンの像がありました。この街で生まれて育ったっていうことが、彼の人生にどんな風に影響したのかなぁ。やっぱり影響は大きいはず。


ホテルを出て、裏に流れるSalzacg川を渡ると旧市街のGetreidegasse。色々なお店がびっしりと並んでいて、ウィンドウショッピングが楽しい街です。それぞれのお店の上にぶら下がっている看板が可愛い!


通りを抜けると建物に囲まれた広場に出ます。その建物の一つがモーツァルトの生家。正面は広場の裏側になります。


モーツァルトの生家。なかなか立派な建物です。中は撮影禁止だったので、残念ながら写真がありません。でもずーっと遠い昔のヒトだと思っていたのに、こうして生まれた家、生活の様子などをみると、ベートーベンの家に行った時もそうだったけど、妙に身近に感じるのです。確かに天才で、17歳までここに住んで、それでもすでにいろいろな曲を何曲か作曲したらしいけど_。ここで同じように息をして、食事をして、この家の中を歩き回っていたんだなぁ、なんて_。

ミラベル宮殿(大司教の愛人のためにつくられた宮殿なのだとか…)
広大な庭園を持つ宮殿です。サウンドオブミュージックにはここでの場面が いくつも出てきます。とても美しい庭でした。


ペガサスの泉とミラベル宮殿


ペガサスの泉ーサウンドオブミュージックの中で子供達がこの周りをぐるぐる回ります。
下は子供達がこの中をくぐるシーンあります。 

この宮殿内で夜コンサートがあるというので行って見ました。


この日はモーツァルト、シューベルト、ハイドンの曲が演奏されました。この室内楽のオーボエ奏者は日本人の女性で、なかなか良い音を出していました。

ザルツカンマーグートを回るツアーに行きました。ここはサウンドオブミュージックの舞台になったところが数多くあります。
とにかくどこを見ても美しく、ただただため息をつきながら写真を撮っていました。そんなわけで、どこがどこだかよくわかりません。それでも美しい… 


ヴォルフガング湖は船で渡りました。

建物と花の色合いがとても美しい。こんな風にいつも花を家に飾っていたいものです。

 


ヴォルフガング湖のそばの市庁舎とその前に立つ幼いモーツァルトがバイオリンを弾く像


サウンドオブミュージックで結婚式に使われた教会。マリアがなが〜いベールと共にここを通って行くシーンは今でもあの曲と一緒にしっかりとよみがえってきます。

 
これがあの「Sixteen going on Seventeen」や「Something Good」が歌われたガゼボです。最初の場所から移転しているそうですが_。

そして最後の夜はオペラ「ホフマン物語」です。ホテルに到着した夜、すぐそばのオペラハウスで「ホフマン物語」の広告が出ていたので、すぐにインターネットでチケットを探して席を取りました。とは言ってもドイツ語だけのウェブサイトだったので、フロントの方にお手伝いいただきました。夜遅くにお世話になりました。

 


久しぶりに見たホフマン物語。なかなか斬新で面白かったです。やっぱりいい曲です。

ずーっと憧れていたザルツブルグ。たった3日間で、おまけに1日は雨でしたが、それでもとても美しく、室内楽のコンサート、オペラと二つも飛び入りのイベントが入り、いろいろな意味で内容の濃い旅になりました。

 

 


ローマへ 3

2017-12-16 | 旅行


サンタンジェロ城の屋上から見たサン・ピエトロ寺院

ローマ最後の夜は、懇親会ということで、サンタンジェロ城を貸切ったパーティーが行われました。これがまた音楽付きのゴージャスなパーティーでした。


ゲートをくぐるとすぐに美しい音楽が流れて来ました。


階段を上がるとダブルベース奏者のソロ演奏。


美しい部屋の中ではヴァイオリンとギターの演奏。

 
さらに階段を上がるとまた別の装飾の施された美しい部屋とバグパイプのような珍しい楽器の演奏。


屋上では、室内楽を聴きながら、そして美しいローマの夜景を見ながらシャンペンをいただきました。

今回のローマの旅は、私にとってはとてもラッキーな素晴らしいものでした。学会に参加している夫にとっては講演をしたり、セミナーに参加したりと大変な思いをしているのでしょうが、こんな学会には大いに参加していただきたいものです。ホントにゴージャスな素晴らしいパーティーを企画していただき、金魚のフンの分際ですが、感謝感謝です。

ローマはやはり素晴らしい街です。まだまだ見たりません。紀元前から栄えた街_そして永遠の時が流れる街_。また訪れたいものです。

 


ローマへ 2

2017-12-15 | 旅行


サン・ピエトロ大聖堂

今回のローマ行きはまたしても夫の学会なのですが、学会がらみの旅行の良いところは、学会主催のパーティーが時として、すごいところで開催されたりするのです。ニースではシャガール美術館の中でのディナーパーティがすごかったです。で、今回の学会ではナント、ヴァチカンの中でのディナーパーティ。ヴァチカン博物館貸切です。もちろん人数制限があったので、参加者は早い者勝ちだったようですが、システィーナ礼拝堂では写真撮り放題。人混みも時間制限もなく、じっくりとシスティーナ礼拝堂を味わって来ました。


夜のヴァチカン博物館入口


パーティー会場はヴェルベデーレの中庭

昼間の人の波の中で見るのとは違い、システィーナ・チャペルの中はとても静かで、真ん中に立っていると全ての絵が浮き出し、ミケランジェロの世界の中に吸い込まれそうです。信仰のない私ですが、神々しいというのか、心が震えるような何とも言えない不思議なパワーを感じました。

 


ローマへ 1

2017-12-14 | 旅行

9月の終わりに10年ぶりにローマに行きました。夫の学会なので、私の時間はたっぷり。10年前はたった2日間だけで、心残りがたくさんあったので、今回は一人でゆっくりとローマを楽しみました。ローマの街は動いてみると、結構歩いて回ることができます。憧れのベルニーニの彫刻をじっくりと味わって来ました。


ナボナ広場の、三つのベルニーニの噴水の一つ『四大河」、前回来た時は修復中で、何も見えませんでした。今回はこの「四大河」は見られましたが、残りの二つ、「ムーア人」と「ネプチューン」が修復中で網の中でした。でも一応見られたからね。

 
上が「ムーア人」、下が「ネプチューン」水がありません。


トリトーネの噴水

 
蜂の噴水。ガイドブックにはこの水は飲めると書いてあったけど_。 


ベルニーニの作品ではないけれど、前回、なぜか見逃しちゃった、かの有名な「トレビの泉」すごい人でした。


サンタンジェロ橋に立つ「とげの花冠を持つ天使」のレプリカ。本物は「キージ家礼拝堂」にあるらしい。

その他にもサンタ・マリア・デッラヴィットリア教会の「聖テレーザの法悦」も見ることができましたが、教会内で、お祈りをしている方もいらしたので写真を撮ることは控えました。


そして、ボルゲーゼ美術館。ここにはベルニーニの彫刻がたくさん収められています。

 
美術館の庭


"Aeneas, Anchises, and Ascanius"

 
"The Rape of Proserpina"
本当に彫刻なのよね?と思うほど、石とは思えないやわらかそうな肌。神プルートによって略奪されつつある姿のなんて生き生きしていること!頰には涙が伝い、指が食い込んでいる肌が痛々しい…


"Apollo and Daphne"
Daphineに恋したApolloが逃げるDaphneに追いついて、何とか彼女に触れた瞬間に彼女は木に姿を変えてしまったという… その一瞬…

今回の旅でようやくベルニーニを堪能しました。