先週末、サンタフェに行って来ました。残念ながら、滞在中ず~っと降ったりやんだりの雨模様。時には落雷を伴ったものすごい勢いの雨で、サンタフェ周辺の、もとネイティブ・アメリカンの住居跡のあたりは地盤がゆるんでいるので危険、ということで行けませんでした。もともと雨が少ないサンタフェではこんなに降るのは珍しいことらしく、地元の人たちは「恵みの雨」と喜んでいるようでしたけど...
それにしても、ヒューストンから飛行機で2時間弱でニューメキシコ州、アルバカーキーに到着し、そこから車で(サンタフェには空港がありません)1時間くらいでサンタフェに到着するのですが、同じアメリカとは思えないくらい景色が違います。気候と土のせいのようですが、まるで外国です。
こんな景色の中をアルバカーキーからサンタフェまで1時間ほど走ります。
サンタフェの街は赤土の色と自然の緑と花々がとてもよくマッチしていました。それにしても建物が不思議。
普通の民家もほとんどがこういう造りでした。赤土で囲まれています。そして窓枠の青が鮮やか。
根の生えた木を利用した彫刻。
そして、この街にはジョージア・オキーフの美術館があります。
彼女の絵は見たことがありましたが、ここで彼女の人生、彼女の目指したものを知り、もっともっと彼女が好きになりました。
オキーフの美術館だけではなく、ここには他に、ものすごい数のアートギャラリーがあるのです。とくにキャニオン・ロードという道沿いには70軒以上のギャラリーが並び、それぞれのギャラリーが個性的に入り口を飾っていて、この通りを歩くだけでも楽しい。そこはもう現代アートの美術館のようでした。
我が家のために、一点くらい素敵な絵を見つけたいと思ったのですが、これだけ多種多様のアートを続けて見ると、飽和状態になってしまって、自分が欲しいものがわからなくなってしまいました。あ~残念!!今思えば、よかったなぁ、と思う絵があったのよねぇ。「そのうちに、おこずかいをためて、彼女の絵を買いに行くためにサンタフェに行こう」、サンタフェはそんな気持ちにさせてくれる、不思議な魅力のある街でした。