Potter's Diary

私の生活諸々と陶芸作品の紹介(ヒューストンより)

「Lettuce Grow」で家庭菜園をはじめました!

2020-10-10 | 料理


Lettuce GrowのFarm Stand

この白い背の高い奇妙なモノ、これは「Lettuce Grow」という野菜のFarm Standです。これを最初に見つけてはじめたのはボストンに住む娘なのですが、最初に話を聞いて、写真を見せてもらった時は、「またとんでもないものを!」と思ったものでした。ところがそれから六週間後、彼女が送って来た写真を見てびっくり。


こんなに大きなズッキーニができたというのです。


そして、これが彼女のところのFarm Standの今の姿。36種類の野菜が植えられています。レタス、トマト、ケール、きゅうり、ハーブ類、etc....

土を使わず、水に肥料を加えてそれを循環させるだけで、一月ちょっとでこの成長ぶり。野菜類は、家族二人だと、買ってもいつも全部食べきらないうちにダメにしてしまうことが多いもの。でもこれなら無駄が防げるかも!ということで私も早速始めることにしました。


この下の大きなタンクの中に肥料の入った水が入り、それがタイマーで設定した時間に上から順に水が根に巡回します。


野菜はそれぞれこんなポットに入れてセットします。私は30種類を植えられるものにしたのですが、これはタワーの高さで変えられます。この時期なので、ズッキーニやトマト、きゅうりなどはありませんでしたが、各種のレタス類、ほうれん草、ブロッコリ、インゲン、ねぎ、イチゴ、ハーブ類などを30種を選んでみました。この写真は私のFarm StandのDay 1です。これから一月でどのくらい伸びていくのか、毎日成長を見るのが楽しみです。


金継ぎ・ <Kintsugi>

2020-10-05 | 陶芸

金継ぎという日本古来からの「壊れたモノにさらに美しさを加えて修復し、蘇えらせる技法」に以前から興味がありました。ある時、素人でもできる「金継ぎキット」が日本にあることを知り、日本から取り寄せて見ました。うまい具合に壊れたちょうど良いモノがなかったので、しばらくそのままになっていたのですが、先日友人の一人から、金継ぎをやってくれる人を探している人がいるという話を聞いて、どんな物をなおしたいのか、詳しく聞いて見ました。高級なアンティックのような物ではとてもお引き受けできないと思ったのですが、彼女の話では、ご主人の知り合いが作ったボウルで、思い出の品物だったようで、壊れて捨てるのも残念なので、もし修復できればご主人が喜ぶに違いない、ということで、試しにやって見て欲しいということだったので、お引き受けしました。


これが最初に彼女から送られてきた写真。大きく3つに割れていたので、これなら何とかなるかも、と思いました。

まずは漆を使って接着して元の形に_。


とてもきれいに割れていたおかげで、かけらも最小限で、結構きれいに着きました。これが3つにわかれていたボウルがはじめて一つになったところです。でもこの金継ぎ技法は流石に日本の技法で、とにかく割れたところが美しく修正されるように何度かの段階を得てその度に完全に乾燥させながら、時間をかけてなおして行きます。


何度か割れ目の間の穴や凹みに漆と砥粉を混ぜたものを入れてできるだけ平にし、その度に一週間以上かけて完全に乾燥させます。そして最後に割れ目の跡に漆をのせ、その上に金粉をふってまた乾燥させ、さらにその上にまた漆をかけて乾燥させてから、最後に金粉を磨きます。このキットに付いてきた金粉はどうやら艶消しのモノだったようで、磨いてもあまりピカッとは光りませんでしたが、それでも一応金継ぎ完成!