Potter's Diary

私の生活諸々と陶芸作品の紹介(ヒューストンより)

土のお雛様

2012-02-14 | 陶芸

以前から一度雛人形を作ってみたいと思っていたのですが、細かい作業の多い人形を学校のスタジオまで持っていくリスク、学校で焼成すると必ずほかの人の手を介さなければいけないリスクなどなど、考えると努力が無駄になることのほうが多そうで、作る意欲が持てませんでした。
でも今、我が家のガレージにドンと窯があるわけで_、それじゃぁ、なんとかひな祭りに間に合うように作ってみようと、この1週間、がんばってみました。


細かい細工なので、あまり温度の高い焼成は避けることにして、コーン6の土を使うことにしました。あまり白白でなく、やさしいブラウンに仕上がる土です。なぜか、先にお内裏さまが完成。(このところ、ちょっと寒かったので我が家のキッチンで作りました)
白化粧をして成型完了。

コーン08で素焼きしました。

釉薬は使わずにアンダーグレイズだけで着色。

コーン6で焼成完了。

この後、顔を描き、抜けたアンダーグレーズにもう一度色を入れて、飾りの金を塗って再び窯へ。
コーン018で最後の焼成。で、一番上の写真のようになりました。なんとか割れずに完成です。


酸化焼成・2回目

2012-02-05 | 陶芸

今年2度目の焼成です。ちょっと急いだのは、友人の誕生日のプレゼントに花瓶を作って、それに花を生けてプレゼントしようと思ったのです。それがこの作品。

もうちょっと緑になると思ったのだけれど、でも思った色が出ないのはいつものこと。でもようやくこの酸化焼成に慣れてきたようです。

 
このティーポットも何個か作りましたが、ようやく納得のいく作品ができました。次回はこれにあわせたカップも作ろうっと。そして、この皿。お魚用です。日本とちがって、この国では、あまりこういう長めの皿が見つかりません。魚もフツーの丸皿で食べるようです。ソテーとかはいいけれど、焼き魚はやっぱりこういう長めの皿じゃなくっちゃ!!

今回は、前回窯から早く出しすぎて割れてしまった黒のティーポットも、もう一度挑戦して成功したし、還元焼成で以前から使っていた半透明(白)の釉薬を使ってみたら、かなりすっきりとした白になって、意外とステキに出たし(一番右の白の花瓶)、釉薬、粘土の組み合わせがかなり落ち着いてきた気がします。

さて、今度は何をつくろうか...