Potter's Diary

私の生活諸々と陶芸作品の紹介(ヒューストンより)

淡悦

2009-10-26 | 旅行


今日は、私の、いえ我が家全員が最近すっかりはまっているレストランを紹介します。でもヒューストンのお店ではありません。日本のお店、日本料理のお店なのです。ですから、残念ながらそう頻繁には行けません。名前は「淡悦」http://www.tan-etsu.jp/main.html。六本木ミッドタウンの中にあります。100%手抜きなしのお料理が味わえるところです。純然たる和食のお店ですが、最近の流行りなのか、オープンキッチンで、カウンターに座ると板前さんたちの動き、料理が手にとるように見えるので、私はいつもカウンターに座ります。どんな素材が、どんなふうに調理されているかってなかなか興味深い。板前さんたちが、きびきびと無駄なく動き、いつでもとても楽しそうに料理をしています。お客さんとの会話もいつも笑顔でさわやかです。もちろんテーブル席もあります。そして、おススメのお料理は、料理長おすすめコース。季節折々の新鮮な素材を全国から取り寄せて、それをとても巧みに贅沢に組み合わせて出してくれます。素材そのもののおいしさはもちろんのこと、その組み合わせがほんとうに見事です。たとえば、きのこのムースにうにをあしらったもの、あんきものふぐさし巻き、帆立とポルチーニ入りのご飯などなど... そしてもちろん見た目も美しい。しかも、今まで行って、ひとつとして同じものが出てきたことがありません。私たちが希望しない限り、毎日行っても、絶対に同じものは出てこないのです。それってスゴイことだと思いませんか?いったいあの料理長の頭の中にはどのくらいのレシピがはいっているのかしら、と不思議になるくらい、次々と新しいものが出てきます。何が出てくるか、毎回ほんとうに楽しみなコースなのです。写真は先日、ほんの短期間帰国した折に行ったときのお料理です。私たちの目の前でいつも楽しそうに料理をしてくれる川上さんが、

ひとつひとつ丁寧に説明をしながら出してくれるのですが、もう目と口の欲の方がしっかり勝ってしまって、フンフンと聞きながらも、ほとんどの内容は右の耳から左へと抜けて、頭の中には留まりません。そのため、写真を撮るようにしているのですが、それでも何の素材かを思い出すのはなかなか困難です。写真だってよく撮り忘れるくらいですから。

最初に出たこの紅葉とイチョウの葉ののっている秋まっさかりな美しいお料理。「おいしかった!!!」という記憶はあってもなんだったか覚えておりません。スミマセン。で、隣は「まつたけの椀」です。日本産の由緒正しきモノなんだそうな 


それからお刺身。こんなステキな盛り付けで出てきます。そして、その下。これがスゴイ。生ウニのビーフ巻き。それも超霜降りの生ビーフです。これはもう刺身のトロのようにやわらかで、口のなかでトロリととけます。それとウニの味が口の中で混じり合って...絶品でした。上にチョコンとのっているのは、わさびと柚子胡椒。


焼き物はキンキ。これも何かに漬け込んであって、とても美味。揚げ物はアスパラガスと伊勢海老。カラっと揚っていて、塩をつけて食べるほうが好き。メインの鮑のステーキは写真を撮るのを忘れました。焼いた鮑は身がしまってかたいイメージがあったのですが、ここの鮑のステーキはやわらか~くてフンワリしてます。一度煮込んでいるとか.. そしてお食事が鯛ご飯。昔なつかしい釜を使って人数分だけを炊いてくれます。だから必ずおコゲがあります。 そして、残ったお釜のご飯はお持ち帰りさせてくれます。


デザートはここの「ふ饅頭」がとてもおいしいのですが、今回はカキと赤ワインのゼリー。もう一杯欲しかったなぁ。そうそう、ここにはお酒のソムリエがいて、毎回おいしいお酒を勧めてくれます。いろいろ試させてもくれます。


今回飲んだのは、めずらしい発泡酒と純米大吟醸の「駿」。あ~あ、思い出すとお腹がすいてきちゃう...何度行ってもあきないお店です。今度はいつ行けるかなぁ...