
本当にちょっとしたところに朱に塗られた鳥居があります。
ここは歩行者専用の道の傍ら。
「楠木大明神」と愚妻が言ってましたが幟旗には「榎木大明神」と。
調べてみると「楠木正成」が植樹されたとの逸話がありました。
もうひとつ、実はこの木は「榎」ではなく「槐」だそうです。
木偏に鬼と書いて「エンジュ」です。
昔読んだ西村寿行の小説の中に「槐一族」と称する部族が出てきて、私はその記憶で読めましたが普通は読めませんよね。
槐と鑑定されてからも昔からの馴染みで「エノキさん」と呼んでいるそうです。
神様をさんづけすることも含めておおらかです。
この「エノキさん」が良く見えるイタリヤレストランで夕食をとりながら眺めていると
実に沢山の方がお参りして行きます。
生活の一部に溶け込んでいるようです。
石段を降りるとその途中にひとつの石碑が....。
直木賞で高名な「直木三十五」の文学碑」でした。
このすぐ近くで生誕されたようです。