ぽせいどんの今日の一枚

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グアム 1994 APRIL その2

2021-10-29 12:23:32 | 写真 海

              二本目 バラクーダーロック

  ガイドの名は通称ジュニア。日本とパラオの混血とのことだが本当のところは定かではない。
 年齢は二十代半ばころであろうか筋肉質のたくましい身体をしていた。
 最近だぶついてきた我が腹部が少々恥ずかしい。
 「やはりダイエットしなきゃ・・・・・・」
 
 一本目ほどでは無いもののやはり耳の抜けが悪い。
 水深10mの海底へ。底質は砂。リップルマークが鮮やかに描かれていた。
 透明度は充分なものの魚はやはり僅かである。
 ガイドについて移動。目の前にケープ。それを順にくぐる。トンネルの長さは10m程か。


 最後尾について潜り抜けるとジュニアがニコノスを構えていた。
 ダイビング終了後にスピードプリントをして売りつける腹だろう。
 確かサービスのテーブルの上に『三枚20ドル』と記してあった記憶がある。
 『商売になるのかな?』と要らぬ心配をしたが充分ペイはするのだろう・・・。
 二十人ほどのダイバーが乗り合えば私のような本格的なハウジングはともかくとして
 ニコノスの二台や三台、あるいはSASの黄色のボディが目に入るのだがこのパーティにはそれが無い。
 私の他はビデオが一人、MX10が一人だけである。
 グアムはやはりビギナーが多いのか?。

 バラクーダーロックと言うポイントなのにそれらしきものはいっこうに姿を見せない。
 それどころか珊瑚礁につきもののクマノミすら目につかない。
 バディがセンセイに『あれは何?』と記して訊いた。


 背びれの付け根が後部が蛍光イエローのように輝いている。ノコギリダイだ。

 モンツキハギが現れた。これは未撮影だった。


 バックを充分に考慮してファインダーの中で構成。だが岩ばかりで珊瑚が見当たらない。
 ここでは期待しない方が良さそうだ。

 白と黒のツートン。たぶんマダラタルミの幼魚だ。マダラタルミ成魚


 逃げる様子が無いのでじっくり構えて撮影。
 シャッターを押そうとした瞬間ジュニアが私の前に回り込んでニコノスを向けた。
 「ノーサンキュー」と叫びたかったが水中ゆえに声になるはずがない。
 ガイドに徹して撮影の邪魔をしないで欲しいが・・・・・・。

 ・・・・・・!。ジュニアが変なことを始めた。
 BCを脱ぎ捨ててタンクを直に抱えてのパフォーマンスだ。
 若さゆえの暴走とまでは言わないが感心できることではない。
 本人のみのダイビングならば別に構わないだろうが、
 ことアクシデントが客に起きたらガイドの勤めのサポートができないだろう。
 やはり水中のパフォーマンスはバブルリングくらいに留めておいたほうが・・・。

 減圧停止 エキジット。

  マリーナへ到着。空腹である。時刻はすでに午後二時であった。
 ビデオ(シャープ製、液晶ビューカム)の男と雑談。
 「どうですか、いいカットが撮れましたか?」
 「まあまあですね」
 「ライト無しで色出ますか?」
 「結構出ますよ、それより重いのがねー」
 断ってちょっと持ち上げてみた。私のセットと大差はない。
 「ビデオも買わなきゃならないし、潜りにも来なけりゃならないし金がいくらあっても足りませんわ」
 同館である。
 「これで三十万ですよ」と少々自慢げに男が言った。
 本日の私の撮影機材は八十万ほどであったがそれは言わないでおいた。

 サービスに到着。
 テーブルの上に発砲スチロールのパックが・・・。
 「ランチ!」チャモロ娘が叫んだ。
 蓋を開けると炒飯であった。口に運んだ。味は可もなく不可もなく、まあまあである。
 とりあえず空腹とはオサラバできることとなった。

 遅い夕食が済むとガイドがホワイトボードを持ち出した。
 本日のダイビングデーターが記されていた。それぞれがログブックに書き写した。
 ビデオの男が我がバディにそれを差し出して「サインをください」
 !?。バディ以外にサインを求められたことは今まで無かったが・・・
 これがPADI系ショップのノリなのか?。
 「してあげれば・・・」とバディを促した。
 「ちょっと待ってくださいね」バッグからスタンプが登場した。
 モノトーンのログブックに鮮やかな蛍光ピンクのニシキヤッコが泳ぎだした。
 「ぽーさんはしないの?」
 「俺のサインがログブックにあっても嬉しかないだろう。やはり若い娘の色気のあるサインじゃなければ・・・それがオジサンの心理と言うものだヨ」
 「それは言えてますね」とビデオ男。「でも書いてください」
 無下に断るのも大人げないので隅の方へ書きなぐった。
 ガイドのジュニアも「サインクダサイ」と寄ってきた。これにも同様に記す。
 テーブルにはガラス板が敷いてあり、その下には水中写真が四つ切ほどに伸ばしてあった。
 ジュニアが自分の撮ったものだと言う。
 「ウマイカ?」と訊く。私が本格的なハウジングを持っていたからの問であろう。
 「うーん、いいんじゃないの。よく撮れているよ」と適当に答えておいた。



 バディのスタンプは好評であった。それを視た他のダイバーも集まってきた。
 千客万来でバディは少々得意そうであった。
 だが、そのスタンプを製作した私は少々気恥ずかしい。

 次回は グアムから離れて『スタンプ』製作と『ログブック』の話を・・・。

 つ づ く

 

 
 
 
 




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