ぽれぽれ日記

大泉学園にあるアロマテラピー・かっさサロン
「POLEPOLE」のセラピストによる、
ゆるーい日記(たまーに更新)

心に響く一言

2010-03-17 | Weblog
昨夜のNHK「プロフェッショナル・仕事の流儀」は、
訪問看護師・秋山正子さんの特集でした。

昨年から緩和ケア病棟でアロマトリートメントのボランティアを始めた事もあって、
とても興味深い内容でした。

最近では、最期をご自宅で迎えられる方も増えています。
秋山さんのお仕事は、その方々を支える大切なお仕事。

色々な挫折も経験しつつ、とても温かい笑顔と心遣いで患者様に接する秋山さんの姿。
本当に頭が下がります

そして彼女の「一瞬一瞬の輝きを大切にする」という一言がとても心に響きました

「人は最期が近づくにつれ衰えて行く事から逃れらないけど、その中にも一瞬一瞬輝きはある。
衰えて行く事を悲しむのではなく、その輝きを大切にしてあげるだけで、
患者様は残りの時間を楽しむ事が出来る。見事な引き際を迎える事が出来る。」
とおっしゃっていました。

実際に、最初お父様が衰えて行く姿を受け入れられずにいたご家族が、
間もなく最期が近い事を本当に受け入れ、衰えいく中にも輝きがあることを
大切にして接してあげると、今までとは違う、穏やかで静かな時間が二人に流れいていました。
ご本人も衰えて行く中でもとても良い笑顔をされていました。
そして、本当に穏やかに最期を迎えられたそうです。


緩和ケア病棟では、なるべくご自宅にいるような環境を整えています。
でもやはりご自宅とは違う。

その一瞬のお時間をともに過ごすアロマトリートメント。

今まで、患者様が何度かトリートメントさせて頂くうちに衰えて行く姿を
正直悲しく思ってしまっていました。

でも今日の番組を見て、そんな中でも患者様がほんの一瞬でもゆるんで、
穏やかな輝きをを持てるように接していきたいと思いました。

先日初めてアロマトリートメントを受けられた患者様が、
「本当にいい香りですね。頭の中に大好きなベートーベンの曲が流れてきました。
とても気持ちよかったです。」と素敵な笑顔でおっしゃってくださいました。

とても素敵な嬉しい一言。
アロマの良さを改めて感じます。こちらの方が本当に勉強させて頂いているなあと感じます。

そして、どの患者様にもその一瞬一瞬、輝きを持てるような時間を過ごして頂けるよう
心がけて行きたいと思います。













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