かくれて咲く花

~凛として~

近頃のおべんとう

2011-09-05 21:34:46 | Weblog


夏の暑さにやられていても、深海に潜っていようとも、毎日おべんとうは作ってました。
つくづく食への執着が強い自分に、半ばあきれながら。たいしたものを作るわけじゃないけど、毎日朝6時半に起きておべんとうを作るのはすっかり日課となり、この朝の作業で自分のバランスを取っていた感じ。意識は思考の海に沈みこんでいても、現実はここにある。お料理と運動は、思考の対極にある「無」になれる作業。どっちも大切。

久々にドライカレーを作ってみました。

     

     
☆ドライカレー

<材料>
・豚ひき肉:200g
・玉ねぎ:半分~1個(お好みで)
・にんじん:1本
・ホールトマト缶:1つ
・ローリエ:1枚
・赤ワイン:少々
・にんにく:1かけ
・しょうが:1かけ
・カレー粉:お好みでガバっと

<つくりかた>
1.玉ねぎはみじん切りに、にんじんは私はすりおろして1本まるまる入れるのが好きですが、細かく刻むとにんじんの食感があってそれも乙です。
2.にんにくとしょうがをそれぞれみじん切りにし、オリーブオイルでジュワーと炒めてから玉ねぎをあめ色になるまで(根気と時間との相談で対応してください)炒め、塩こしょうしたひき肉を投入。ナツメグも少々。
3.ホールトマトは1缶使い切りましょう。顆粒のコンソメを少々(入れても入れ忘れてもどちらでもいいです)、ローリエを1枚加えて、しばらくコトコトと煮込みます。カレー粉をガバッと、お好みの辛さで。
4.赤ワインをちょっと差し入れてひと煮立ちさせて、一晩寝かせて完成。


先日作ったときは、別におべんとうを意識したわけじゃなく、単に完全に忘れていた「にんにくとしょうが」。結構ポイントなのですが、おべんとうに持っていくことを考えると、やはり香りを気にしてしまいます。入れるとさらに美味しいですが、入れなくてもマイルドで十分美味しいです(私には)。で、これをベースにアレンジは自由自在。レーズンを加えて甘さと辛さのコラボを楽しむもよし、焼いたり蒸したりしたかぼちゃやお茄子、オクラやピーマン、パプリカなどと一緒に野菜カレーにするもよし、ごはんの上にのせてもパンに挟んでドライカレーサンドにしても美味しい。ごはんに溶けるチーズをのっけておいて、その上に熱々のドライカレーをもりっとかけて頂くのが好きです。おべんとうに持っていく時も、ごはんの上のチーズは必須。冷めてもとろけて存在してくれています。週末の朝、焼き立てのパンを買ってきて、サンドウィッチにした日にはもう、至福の境地。

こちらは「肉巻き」登場の日。

     

豚ロース薄切りに、オクラとアスパラをくるくるっとロールします。オクラとアスパラは私は事前に軽く塩ゆでしておきます。塩こしょうをして、表面をじゅっと焼いたら、お酒をふりかけて蒸し焼きに。ベビーリーフを敷いたうえに、ハニーマスタードソース(はちみつ+粒マスタード)でも、柚子胡椒しょうゆでも美味。マスタードにするときは、白ワインで蒸してもいいですね。オクラはオクラ、アスパラはアスパラで巻きます(念のため)。オクラは2本、アスパラは2~3本くらい巻くとちょうどいいと思います。紫蘇を敷いて巻いても美味しそうですね。次回は入れてみよう。

最近はミニトマトではなく、ミディトマトをカットして散らすのが流行っていたのですが、隙間調整としてはあまり機能せず、こんなふうにズレてしまうことが多いです。

     

トマトとアスパラの下、何やったか忘れてしまったですが(肉巻きぽいかな?)、別添えににんじんとツナのサラダ。千切りにしたにんじんと玉ねぎに、マヨネーズと豚々拍子をブレンドしてツナと和えています。単品でサブおかずとしても優秀だし、サンドウィッチにしても非常に相性がよくて、作り置きしておくと活躍してくれます。少しブラックペッパーを加えたり、ドライパセリを加えてもいいかもしれません。にんじんを千切りにしたり、黙々とすりおろしているときは、本当に自分が無の境地にいる感じ。小さい頃は苦手だったにんじんをこんなに好きになる日がくるなんて思わなかったなあとしみじみしながら、北海道の大地の恵みに感謝をささげるのでありました。

さあ明日のおべんとうは、何を入れていこうかな