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中国空母艦載機に欠陥=墜落事故4回

2018年07月05日 22時42分04秒 | 日記

米軍のオスプレーの墜落事故回数に比べたら、微々たるもの。しかし、航空母艦の威力を考える意図、未だ中国の軍事力課題がありそう。

【北京時事】5日付の香港紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストは、中国の空母艦載機「殲15」の欠陥による墜落事故が相次ぎ、代替機の開発が進められていると報じた。

殲15(J15) 中国海軍初の航空母艦「遼寧」に搭載された艦上戦闘機で、SU27(殲11)の艦載型ともいえる機体。殲1…

 中国軍に近い関係筋は同紙に対し、「殲15は操縦系統が不安定だ」と指摘した。習近平指導部は空母を中心とする艦隊の整備を急いでいるが、性能や運用能力については疑問視されてきた。

 殲15はロシアのスホイ33を基に設計され、中国初の空母「遼寧」に配備されている。同紙によると、中国軍に近い2人の関係筋は、殲15の墜落事故が少なくとも4回発生したと明らかにした。しかし、中国国営メディアは2件の事故しか報道していない。

 2016年4月に発生した事故は操縦系統の故障が原因で29歳のパイロットが死亡した。また、これに近い時期に起きた事故で40代とみられるパイロットが重傷を負った。当初、中国の航空専門家は殲15の設計上の問題ではないという立場を取っていたが、連続して事故が起きたため欠陥があることを認めたという。

 殲15に代わる艦載機としては、ステルス戦闘機「殲31」が想定されている。殲31は殲15よりも小型で重量も軽いとされ、12年に初の試験飛行を行った。 

 

 ステルス戦闘機,中国,J31

アメリカ最新のステルス戦闘機のF35ときわめて似ており、その戦闘力もかなりのものだと予想されています。上がJ31、下がF35 。

 機体サイズや航続距離、航続距離などを比較するときわめてF35とにており、J31はF35に対抗する目的で設計されていることがわかります。

 

 

 F35J31
長さ 15.40m 17.3 m
横幅 10.67m 11.50m
空虚重量 13,200kg 12,500 kg
最大離陸重量 31,800kg 28,000 kg
航続距離 2,300km 2,400km
最高速度 マッハ1.8 マッハ1.6

大きな違いはエンジンの数であり、F35は一発、J31は二発で、J21と同様に、エンジン出力の向上が中国軍の課題であることは明確ですが、それ以外はすでにアメリカの最新戦闘機と互角の戦闘機を独自に開発するまでに技術力を高めてきています。

 

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