Repulsion(反撥) 予告編
名女優のバロメーターって、狂女を演じさせたら天下一品ってことかも。。。
カトリーヌ・ドヌーヴ(「反撥」)の他では、思い当たるところで、フェイ・ダナウェイ(「ルーという女」)、シシー・スペイセク(「三人の女」)、グレンダ・ジャクソン(「恋人たちの曲 悲愴」)、ナタリー・ポートマン(「ブラック・スワン」)、アンジェリーナ・ジョリー(「17歳のカルテ」)…🤔
自分の中で作った、“狂女もの”というジャンルもあるのです…😅📽
ガラス細工の一角獣に自分自身を投影しているヒロインのローラ・・・
この映画「ガラスの動物園」も、「ルーという女」を観た時期、津島佑子さんの「本の中の少女たち」を読んでカーソン・マッカラーズを知った頃あたりに、ヒロイン(名前はローラ、演じてるのはカレン・アレン 弟役はジョン・マルコビッチ)に深く感情移入してた。
そして、「本の中の少女たち」にも、テネシー・ウィリアムズが自分の姉を投影させながら、愛情をこめて、描いた、戯曲「ガラスの動物園」の中の、世間から隔離された、ガラス細工のように繊細な少女ローラが紹介されてました
ガラスの動物園 (新潮文庫) | |
テネシー ウィリアムズ | |
新潮社 |
DVDなかったので、原作だけ載せます(記憶の中の、“実家の本棚の残像”にはいまだにこの本が在ります。)
金曜日の武蔵野プレイスではオードリーの本も読んでました
Audrey: オードリー・ヘップバーン 60年代の映画とファッション | |
クリエーター情報なし | |
東京書籍 |
かなり、重量感のある本だったので、(持って帰れないので。。。)プレイス内の椅子に座ってワクワクしつつ読んでましたよ☆
60年代にオードリーが出演した映画を主として、そのファッションの傾向の解説&60年代オードリーのフォトグラフがたくさん載ってます
あと、オードリー自身の発言や、オードリーを取り巻く人々の発言も記してあります(オーラルバイオグラフィー的に...)
中でもミケランジェロ・アントニオーニ監督の「欲望」にも出演した、ドイツ出身モデルのヴェルーシュカが、ある時同じ写真家による撮影が入っていたオードリー・ヘップバーンが化粧室の並んでる鏡の自分の横に座るのに気付いて、“10代の垢抜けない娘”だった頃からオードリーの大ファンだったヴェルーシュカ、「あのあのあのう わた、わた、わたしふぁんなんですぅ~~~」とオードリーに思わず話しかけて打ち明ける衝動を何とかこらえて心臓がドキドキしつつ鏡を見つつも耳はダンボ状態でオードリーと写真家の話に耳を傾けてた・・・というエピソード(or心情の吐露 ヴェルーシュカ、話しかければ良かった。。。とか後悔しまくってました)が面白かったです~~
欲望 [DVD] | |
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ワーナー・ホーム・ビデオ |
このシーンで横たわって写真を撮られているのがヴェルーシュカ
&、オードリー、シャーリー・マクレーンとも、「噂の二人」で共演して、とても仲が良かったみたいですね
時々、「ヘイ シャーリー・ガール たくさん人が集まってるじゃん?」(意訳...)みたいなラフな言葉で話す、偉ぶるところのない気さくで謙虚な人柄だったみたい...
ヴェルーシュカも、(耳がダンボ中に...)その時少し元気のない様子だったオードリーがぼそっと写真家に「あの娘みたいに撮ってちょうだい」とつぶやいたのを聞いて、「イヤイヤイヤ 昔から私はあなたのふぁんなんです~~~ あなたは完璧です 素敵です」と言いたかったのに言えなかったと回想してました あの時勇気を出して話しかけてたら、時々自信を失う等身大の女性二人として打ち解けあうかけがえのないお友達になれたかもしれないのに・・・とヴェルーシュカ、かなり悔やんでました・・・
(なぜだか映画「ルーという女」のことも想い出したり... モデル界、ファッション界の戦国っぷりが垣間観ることが出来る映画として。。。 結果、田舎出身の純朴な少女“ルー”は心を病んだわけだけど、もし、ルーに打ち解けあう友人が居たら...とか、相変わらず妄想が勝手に四方八方ひろがってく私。。。)
(特にヴェルーシュカの言葉の部分はエピソードが微笑ましすぎて、ついつい私の誇張がだいぶ入ってますことをおゆるしください。。。)
「ロバと王女」のカトリーヌ・ドヌーブ・・・
なんか妙ちきりん&へんちくりんでかわいーです。。。(無邪気な感じ。。。)
私は、王女のロバ姿時代の(恋愛とは無縁な...)“エアポケット”加減が愛しくて、かなり自分自身を投影しながら見てたような。。。(またも...)(図々しいですが。。) 多分、20代半ばあたりの、お昼の12チャンネル(テレビ東京 現・7チャンネル)とかで初めて見たのかも...(「ルーという女」もそう。。。) それかパーフェクTV
王女様のドレス姿・・・ スタンダードに美しい感じデスネ ドヌーブ、かなり骨顔美人・・・(とか、昔CREAの映画特集とかで書いてありました~~ 骨顔美人、今でいうと、クリステン・スチュワートみたいな、骨格がはっきりした硬質な美人?? 反対語=肉顔美人 日本でいうと永作博美みたいな... クロエ・モレッツちゃんも肉がおかも~~ あと、一時期のクリスティーナ・リッチも肉がおの癒し系...)
鏡を見ております
去年見た「白雪姫と鏡の女王」も想い出す~~~
Puzzle of a Downfall Child (1970) - Jerry Schatzberg
「スケアクロウ」と同じく、ジェリー・シャッツバーグ監督作というと、フェイ・ダナウェイ主演の「Puzzle of a Downfall Child」(邦題:ルーという女)のことも想い出す・・・・
すごくまずいハマり方をした憶えが。。。(こういう時の共感型脳タイプはほんとに危険。。。)
イーディ・セジウィックの「チャオ!マンハッタン」も彷彿させるストーリーです
フェイ・ダナウェイ演じる田舎出身の無垢で純朴な美少女が、ファッションモデルとしてデビューするが、徐々に精神を病んでいってしまう話...。 私は、カトリーヌ・ドヌーブの反撥と並んで、フェイ・ダナウェイのこの映画での演技を歴史に名を残す狂女演技だと思っている。。。(Legend of crazy girls。。。)
映画パンフレット ルーという女(1969作品) 発行所:東宝株式会社事業部(A4)1972年発行 監督:ジェリー・シャッツバーグ 脚本:エイドリアン・ジョイス 出演:フェイ・ダナウェイ | |
クリエーター情報なし | |
The books in my life |
↑ルーという女 横顔の映画パンフレット...