West Side Story - Prologue - Official Full Number - 50th Anniversary (HD)
ジェット団とシャーク団の闘いの序章(プロローグ、Prologue)の表現
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すげかったよーーー❣️❣️😻🎧🎹🥁🎸💫
キーワード🗝👉音楽は人生… 人生は音楽
音楽はアート… アートは音楽…
音と映像とキーワードによるサブリミナル…🧠
序章のDJプレイ☝️🍎🙌 サブリミナルな映像、フィルムモンタージュ🎞✂️も彼(DJ🎧)がコントロールしてた💓😳🧠💫
10/1は、結婚記念日💍💍
去年の10/1は10年目の結婚記念日💐🔱🕰だったんだけど、T海大病院にPET-CTを受けに行ったのよね。。。🏥 自己血貯血と…😲(紆余曲折乗り越えていまがありますー🙏✨🌊⛵️🐬)
明日は、地元吉祥寺のクリニックで、武蔵野市の健康診査を受けてきます😀 自分の身体の内部にまったく関心を持たなかった自分が(見た目の手入れにはすごーく関心があったけどー💦 自分のこと人間〈生物〉だと思って無かったのかも。。。😑 物思う😴着せ替え人形的な。。??🤐👗)、ここまで向き合えるようになれましたー!👀(生きる気満々なので…💪🏻🔥 まだまだ序章だけど💦 これからもっと向き合う✊🏻🌟)健康診査とか、以前は逃げ回ってたけど💦🐌(去年2015年8月の子宮がん検診での採血💉が25年ぶりくらいの採血だったんじゃないかな?😱🕰)
本屋では大抵、脳内の金属探知機のようなものをフル稼働させて、直感と魂の感覚を使って、本を選ぶことが多いです。
今必要な書物は何か、と、想念全体、魂全体を用いて探す...(端から見てると挙動不審で気味悪いかも。。。)
ココロのサーチライトで照らしていくと“必要な本”の背表紙がほんとに“光る”感じ。。。 そして、手に取って中をパタパラとめくって、幾つかのキーワードを確認して、確信の元にレジに向かう感じです。
(...そういえば、昔「本屋は恋人 私は消費者じゃない。」とかいう詩を書いたことがありますが。。。)
この前、FRaUのハワイ特集を買った時に、一緒に買った文庫本はこれでした。
いまを生きるちから (角川文庫) | |
クリエーター情報なし | |
角川グループパブリッシング |
五木寛之氏の「いまを生きるちから」 今まで五木氏の本は「大河の一滴」、「他力」の二冊を読んだのですが、これが三冊目...
読み進むと、最後は“寛容と共生の世紀へ”という章で締めくくられている...
まだ読み進んで序章の段階なのですが、“寛容”と“共生”は私の中の最近の(もしかして生涯の?)テーマなので、何かを(足がかりを...)掴むつもりでじっくり読み込んで行きます...
お返事もう少しお待ちください~~m(__)m
今日の朝、疲れ果てたダンナさんが、なぜかパソコンでずーっとボブ・マーリイを聴いていた・・。
そして、「ルルちゃん、レゲエバンドやりたいねぇ・・。」とシミジミとつぶやく・・。
・・私の頭の中では、起きた時からデッドケネディーズが流れてる感じなんだけど。。(^_^;)
んで、「ハードコアレゲエバンドだったらやるよ。バッドブレインズみたいな感じの・・笑」と返す・・。
癒されたいモードのダンナさんと、疾走モードのワタシ・・汗
一番激しくて怖くて強くて早いパンクは“デッドケネディーズ”だ!!
とそういえばこの前言った覚えがあるけど、(・・早い・・というよりも“重い”かな・・??)
この人たちを忘れてた・・!
メンバー全員黒人のこの人たち、“バッドブレインズ”を見たときはほんと驚いたなぁ・・。(19歳頃)
複雑なリズム、転調を繰り返しながら疾走感を保つ・・。
そこには私の“理想”があった・・。
その時点で、私の中の一番怖くて強くて激しくて疾走するパンクNO.1はバッドブレインズに決まったーーー!!!!
Omega SessionsBad BrainsVictoryこのアイテムの詳細を見る |
Bad Brains - I Against I
↑途中で何度も転調を繰り返す・・(一分過ぎまでゆっくり目だけど辛抱強く〈?〉聴いててください~~それは序章・・助走なのであった。。汗汗)途中でメロコアっぽくなったり・・、一曲でいろいろ複雑な味を楽しめる・・!!Bad Brainsは元々ジャズ・フュージョンバンドだったらしいけど、ロンドンパンクの影響を受けてこうなってしまったみたい・・
・・・ちょっと息抜きしにダンナさんと水族館に行ってきます。。
えーと・・・、
しばらくぶり、5日ぶりの更新になりますが、お返事は皆さまお帰りになる頃までにさせていただくとして・・、(お返事が大変遅れてしまっててごめんなさい。。gakuさま、ギタバさま、エヴァさま、遊び人さま、syさま、モスコさん、コメント、ありがとうございました・・お顔出しが大変遅れてしまってゴメンナサイ。。団長さまも、お約束事をまだ果たせていなくてゴメンナサイ。。)
・・まずは余興で昨日の夜のお話から・・。
昨日の夜の蚊との格闘は壮絶だった・・。
吸ったもの返して!(by.どうぶつの森)って感じですが、なんでこんな寒くなってからも蚊が出るんだ!?
しかもなんでダンナさんではなく、私の血ばっかり吸うんだ!!!
あれですね・・。
蚊って汗のニオイを嗅ぎ付けて人間に群がるとか・・?
血液型によるという話も聞きますが、とくに(私もそうだけど)O型のヒトが刺されやすいとか・・。(でもダンナさんもO型だったな・・。)
あと、体温が高い人に群がるとか・・?
私は平熱が6度8分ほどあるみたいで、側に居ると暑く感じるほどだそうですが・・(^_^;)
・・とか、ブツブツ言っていたら、ダンナさんに「人間のはく二酸化炭素に群がるんだよ!」と一蹴されてしまいましたが・・汗
そんなことよりも、真夜中に起こされて悔しいからダンナさんに怒られながら蚊と格闘するわ、痒くて涙出るわ。。。
・・私の血と汗と涙を返してっ!!(爆)
・・・・・・・・・なんて前置きが長過ぎましたが・・・・。
先週末の日曜日、雨の中街に出ました
その時立ち寄ったタワーレコードで素敵な出会いが
うーーん・・!
このジャケに呼ばれちまいました・・!(冒頭の画像デス☆)
また運命の出会いっ!!
う~~~ん。。。
なんかいいニオイがしてきたんですよね・・(笑)
1920年代調であり、ロールシャッハテストのような蝶が鏡に映したように描かれている・・・。真ん中には“つがい”の孔雀が・・・。(うーーん・・、でもよく見るとどちらも雄のようだから、ゲイカップルな孔雀だったり。。)
バチッと目が合ってしまい、駆け寄ってCDの帯を見たら、そこに書かれている人脈はアル・クーパー、キャロル・キング、ロジャー・ニコルス・・。(めちゃくちゃ私好みっぽいっ!!)
しかも、リリースは私が生まれた年、1972年でした・・。(そういうことでも運命を感じてしまうことってありません・・?)
いいニオイの他に理屈も揃い、食費を削って(爆)即購入。
New BloodSweat & Tears BloodWounded Birdこのアイテムの詳細を見る |
BLOOD, SWEAT&TEARS、邦訳すると、血と汗と涙・・ということですが、(んで、冒頭のオチに繋がる・・と・・。まわりくどっ!!)うん、聴けば納得ですな・・。
中身は汗臭いブラスロック。私がジャケで一目惚れするものって、なんでブラスロックが多いんだろう・・??
しかも、血と汗と涙なんて・・、まんま過ぎて(私っぽいよな・・と)それに気付いた時、飲んでた麦茶を噴き出してしまった・・(^_^;)
家に帰って聴いてみました・・・。
出だしからグオーーってくるのですが、“Down In The Flood”。これはボブ・ディランのカヴァー曲だそう・・。
メロウなブルースコードをハモニカ入りの層の厚いブラスセクションで語らせる。
(こんな感じに、突っ走らず、グルーヴ感を保ちながら音を合わせるって、メンバーの相当な熟練度&そうとう息が合ってないと出来ないことだよなぁ・・。)
うーーーん、出だし快調って感じですねっ!!
いい感じの序章!!
この後、とくに私の中にめり込んできた曲をご紹介すると・・・。
3曲目、“Alone”は哀愁と乾いた感じが入り交じったイメージの曲。
疾走→失速→疾走。バランスを崩すギリギリのところでこの曲は均衡を保っている。身が切れるような緊張感・・。それがこの曲の尋常ではないカッコ良さに繋がっている・・。
このアルバムでのVo.は初代Vo.であったデヴィッド・クレイトン・トーマスに次ぎ、2代目Vo.として抜擢された ジェリー・フィッシャー、洗練されたシャウトが耳に心地よいです・・。
ギターのロングプレイ、とってかわるトロンボーンソロで盛り上がりは頂点にまで跳ね上がります。
5曲目も大好き、“I Can't Move No Mountains”。邦題は〈君に微笑みを〉。
うぅっ。。これ、ヤバいって。。
私はこれを聴いて悶え死にしそうになった。。
これって哀愁死に・・?
あぁぁぁぁぁぁぁっ!!!
これ、ほんとにいろんなヒトに聴いて欲しいデスっ!!!
いやぁっ!!この曲、完ぺきっ!!!◯△×□※・・・!!!(なんか、説明になってなくてゴメンナサイ。。今、聴きながら書いてるのですが。。)
とにかく悶え哀愁、狂い、哀しみ踊り狂い、泣き死にしたくなる感じっ!!!
ほんとヤバいって!!!
あぁぁぁぁ、今日も私はこの曲を何度も何度もラウンドして聴いてしまうんだ。。。
この楽曲を作ったのはアル・クーパー人脈であるマイケル・ゲイトリーと“ライオンは寝ている”をヒットさせたロバート・ジョンのソングライティングチーム。
死ぬ前に一度、バンドで演奏してみたくもなるな。。この曲・・。
ごめんなさい。。ちゃんとご説明すると・・。泣き叫ぶホーンセクション、この曲のリズムも絶妙な均衡の元に成り立つ。美しいコーラス。ぶれのないVo.はオーケストレイションの核になってこの曲の指揮をしっかりととる。なんじゃこの泣きメロ、死ぬわ。
6曲目“Over The Hill”にくると、少しリラックスムード。フリーハンドで息を抜いた雰囲気。それでもメンバーみんなハンパなく激ウマなので(楽器陣もVo.も)その激ウマ連中が手を抜いたこの感じ・・というのも綿密な脳内コンピューターが全員の脳内で働いているに違いないっ!!というよりも、全部運動神経に刻み込まれてるのかな・・?感覚機能にインプリンティングされている感じ・・??(・・では、パブロフの犬的な反射神経における脳内コンピューターが働いてるってことで・・・。)・・しかし、この曲、少しジョー・コッカーの“デルタ・レディ”に似てるな・・。
8曲目も大好き・・!“Snow Queen”こちらはゴフィン&キングの名人芸による楽曲。
エレピのソロパートが虚無的でメランコリックな雰囲気を作り出し、交互に前に出るホーン連中のソロがこの曲の物語性を壮大に演出。それはそれは長い長い物語だ・・・。
8曲目から繋がる形で最後9曲目、ハービー・ハンコックの楽曲のカヴァー、“Maiden Voyage”〈処女航海〉になだれこむ・・・。
ジェリー・フィッシャーのぶれることのない整ったスキャット。もうっ!!こりゃほんとめちゃくちゃ完璧な演出!!!完璧なアルバムではないですかっ???
パーフェクトな演奏・・、キリキリとした緊張感、息を止めて身じろぎもせず聴きたくなるような・・でもところどころで哀しすぎて刹那すぎて死んでしまいそうになります・・(T_T)
もう、倒れふしてしまいそう。。。
・・以前にもこういうことがあった。(ジャケ一目惚れのコト・・。)
22歳の時、お茶の水のディスクユニオンに立ち寄り、いいニオイのする(笑)CDを探す、その時買った他のCDは、NICOの“カメラオブスキュア”、テレヴィジョンのライヴ版“ブロウアップ”、そして、スモールフェイセスの“OGDENS' NUT GONE FLAKE”
そして、ちょうどこの間の日曜みたいな感じでバチッと目が合ったジャケがありました。
それが、このアルバム。
A Long Time Comin`The Electric FlagColumbiaこのアイテムの詳細を見る |
エレクトリック・フラッグのA LONG TIME COMIN'
いわゆるジャケ惚れなのですが、まぁ・・、私のことだから、ど真ん中に写る、可愛らしいサイケ女子に魅かれたというのは間違いない(^_^;)
家に帰って来て、聴いてみて驚きました。
フェミニンなジャケに(まぁ・・、サイケ女子の後ろに薄~く男くっさい連中が見え隠れしてますが・笑)、似合わないマッチョな曲の数々・・・。
最初は違和感を感じた・・というのは正直なところですが、こりゃ、噛めば噛むほど味の出てくるおいらキャラのようなアルバムでして・・、私にとって・・。
3曲目“Over-Lovin'You”のヴォーカリストの炸裂シャウトなんて聴けば聴くほどツボにはまり、それだけでゴハン10杯は軽くいけます・・。・・ではなく、10回以上ラウンドして聴きます・・♪
これが、私とブラスロックとの出会いだったわけですが、うーーん・・・。
勘で選ぶとブラスロックに辿り着くという・・。
ブラスロックは私の中では一生かけて盛り上がりたい(探していきたい)ジャンルであります・・。
P.S.それともう一つ考えてたダジャレ(韻踏み)を入れるの、忘れてました・・。
Sweat(汗)→Sweet(甘い)
似てるので、間違えやすいんですけど(私だけかも。。)・・、・・甘え過ぎました・・m(__)m
いろいろゴメンナサイ。。m(__)m(LULU、また引きこもるかも。。めちゃくちゃ恥ずかしいし。。)
彼女と僕が出会ったのは電車の中。
僕の20歳の最後の日と21歳の誕生日のはざまに彼女と出会った。
いつか会ったことがある少年の顔だった。
僕は、島で生まれた。
根拠も理由もない、傲慢な意味なき自信に満ち溢れた、嫌味な子供だった。
それは、四方八方からその場所を取り囲む、のん気にも、不気味にも見える、凪
いた海のせいだったのだろうか・・・?
とにかく、毎日僕は、海を見ていた。
何も動かない、何もやってこないように見えるその海は、外側から僕の自信を支えていた。
四兄弟の内の、いくぶん年の離れた末息子だった僕は、家の中の、上にいる男たちの権力におびえながらも、その分外ではその権力に守られ、強く出ることができた。
根拠のない自信とは、そこらへんから生まれたのだろうか?
僕は、狭い島の中の、極小な少年の社会の中では、自信に満ち溢れた権力者だった。
友人はいなかった。でも僕は、権力者の立場にいるだけで満足だったから、友人はいらなかった。
彼は、ハードルの選手だった。
小鹿のような、しなやかな肢体。向かい風をうけながら、空気を動かしながら、ハードルを乗り越えて、走りぬけていく。
ゴールに着いた時には、満足げな笑顔を浮かべた。
あふれんばかりの笑顔。少しの屈託も感じられない。
一体なんで、あんな顔ができるんだ?
僕は、生まれて初めて、他人に羨望と嫉妬を覚えた。
そして、生まれて初めて、家族以外の人に、興味を持った。
彼は、権力などには、全く興味がない風(ふう)だった。
ただただ感覚的に生きているように見えた。
走る、越える。
走る、越える。
僕は、教室の窓から、ただ彼を見ていた。
彼の体は、羽がはえてるかのようだった。
ハードルを跳び越えるその瞬間、空にとけこむかのようだった。
美しく、完璧な瞬間だった。
中学2年生になったくらいから、僕自身を囲んでいた頑丈な外枠は、しだいに周囲ととけ始めていった。
ハードル少年B(ビー)に興味を持ったことをきっかけに、学校の中に居る、他の人物にも興味を持ち始めたからだ。
いろいろな人がいる。人は、個人個人いろいろな特性を持っている。ひじょうに興味深い。
自分とはちがう、他人の中の世界に、興味をもち始めた。
その内、友人すら出来始めた。これは、悪くなかった。案外。
時間が止まったかのような、小さな島の中の、小さな子供たちの社会。(少し先の未来に来るであろう、学歴社会、競争社会の中のしのぎをけずる争いなどは、凪の中の海の遠くに見える、ぼやけたユーラシア大陸みたいなもんだ。)その中で、ひまつぶしをするには、一人よりも、多勢の方がすごしやすい。
とにかく、僕にとって、この時期は、ものすごく楽しかった。
Bはある時僕に言った。
渡り廊下を、友達と談笑しながら歩いてる時、ポンと肩に手を置くやつがいた。
振り返ると、Bだった。
ヤツは、例の屈託のない笑顔を浮かべながら、僕に言った。
「君、丸くなったよね。その方がずっといいよ。」
どうやら、彼も、僕を見ていたらしい。
僕は、18歳の時に、その島を出た。
何もかもが、飽和しはじめたからだ。
家族の中も、島も、すべてが狭くるしかった。
Bは、その島に、残った。
僕は、20歳の時に、彼女と出会った。
正確にいうと、20歳から21歳に移りかわるその間・・・。
僕の視界に、彼女が映った時、ハッとしたのは、彼女がBに似ていたからだ。
彼女は僕を見た。一瞬、目を見開き、口元をキュッとしめ、緊張したようだが、すぐに表情を崩した。
「○○くんだよね!話は聞いてるよ!今日は、イン?アウト?私の方はアウト。人とケンカしてきたばかりなんだ!」
たたみかけるように、一度に話し始めた。
僕は、彼女の崩れた表情に、興味を持った。
ところで、元権力者の僕の元にも来るべくして来る競争社会のことだが、僕にはくだらない争いのように思えたので(島育ちだし、本土のことは傍観的にみる。なんつって。)自ら、枠の外に出ることにした。僕はそんなことには、興味がない。
東京に出てくれば思うことだが、このスバラシイ世の中は、何をしても生きていける。
何でも受け入れてくれる」、スバラシイ都市、トウキョウ。
出てきてよかった!あんな、小さくて息苦しい孤島から!
スバラシイよ!人生ってスバラシイ!
ただただ、アホウみたいに素晴らしい時期だ。10代から20代にかけて見た、桃源郷みたいに素晴らしい時代。(あぁここは、おぼろげに見えた、ユーラシア大陸?イヤ、僕はそれをさけて来たから逆側だね。ってことは、ここは、オージーか!?ドロシーがたどりついた、オズの国?!)
モゥ、大陸さえ転がせそう。僕は、はしゃぎまくってた。調子に乗りまくってた。
大学生だったし、島の実家が裕福なので、何も心配はなかった。
大学の授業が終わると、夜はクラブに行ったり・・・遊びまくってた。
学校に行かないで年上の友達と音楽バナシしたり?さすがトウキョウには、音楽にかなり詳しい奴等が集まってくるね。
僕が音楽を聴き始めたのは、中学生の頃だ。
その頃、日本ではYMOの全盛期だった。
僕は、一番仲の良かった次兄の影響で、クラフトワーク、ディーボ、トーキング・ヘッズなどを聴いていた。同時に長兄がプログレッシヴロックを聴いていた影響で、キング・クリムゾン、イエス、ジェネシス、ピンク・フロイドなどの有名どころを聴いていた。あと、一番影響を受けたのは、フランク・ザッパだな。
これだけでも、わかるでしょ?僕がサラブレッド並の偏屈人間として培養されたこと。
僕が行ってたクラブは、80Sのニューウェーヴ、ネオサイケから、90Sのジャンク、オルタナティヴ的な音楽を中心にかけていた。(あとノイズなんかも・・・)
それらは、僕のもろ好みってわけじゃないけど、なんか新しい世界って感じで、クラブの空間そのものに高揚した。
彼女も、そのクラブに来ていた。
週一回くらい、そのクラブで顔を合わせることになった。
彼女は、ソニックユースとか、マッドハニー、昔の音楽だったら、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドとか、ストゥージースが好きだと言っていた。
ソニックユースがかかると、彼女は音楽に合わせて踊り出す。
まるでハードルを跳び越える時のBの姿のようだった。森の中で、猟師から逃げまわる小鹿のようでもあり、音楽から追い立てられているようでもあった。
僕は、島から出て来た、ダサい大学生だったけど、それもキャラクターだという自信はあった。だって僕は頭がいいし、島での元権力者という実績もある。正統な戦いをしなくても、ニュートンやアインシュタインやコリン・ウィルソンみたいに、中島らもや、フランツ・カフカやフィリップ・K・ディックみたいに、いずれは、伝記にもなる人間に成れると信じてた。
その時のことを考えてみろ!
今は、まだ、その序章なんだ!
そのうち、彼女は、そのクラブのDJと恋に落ちた。
わかってる。競争社会は幻想だと思ってるけど、人はとかく、その幻想にまどわされやすいものだ。
王道の競争社会は、避けて通ったけれど、他の道でも競争なんてある。いくらでもある。
彼(DJ)は、僕が一目置く存在だった。年は同じだったけれども・・・。
見てくれがかっこいいってわけじゃない、きっと。少し、母性本能をくすぐる容姿っていうの?
背は低いし、痩せてて、中性的な雰囲気で・・・。黒ずくめの“うすい”印象・・・。彼女はそういうところに、魅かれてたんだと思う。
でも、外見の印象なんて、意味がないよ。
彼は、故郷の××では、いけてない、さえない類だったかもしれないけど、ここ、トウキョウでは、同じ幸うすい人種が、集まってくるから、(僕を含めて)そこが重宝がられる。土着が意味をなす、故郷の土地がらとは違って、ここトウキョウでは、うつろいやすいのが魅力、消えやすいのが魅力、浮き足立ったのが魅力。
(しかし、彼女には、彼の故郷でのありようが透けてみえなかったのか?やはり、女っていう生きものは、愚かだ。思慮が浅い。ほんと、憤懣やるかたない。)
彼(DJ)は、僕の友達だった。僕が彼を認めたのは、音楽の知識量が膨大だったからだ。僕は脱帽した。彼を認めた。それが一時的なものでもね。
まぁ、未来の偉伝の為に必要なのは、目の前に仮想敵国を作ること。それが地道な努力かもしれない。トウキョウでは、常に二番手でいること。それが追い落とされない為の賢人のやり方だ。
しかし、僕は落ち込んだ。
東京に出てきて、はじめての挫折感だ。
彼女なんて、すぐに征服できそう」だったのに。
だって、彼女は、僕の島の友人にそっくりだったから。
彼は、僕を見ていた。
彼と彼女なんて、同じようなもんだ。
一体どこが違うんだ?同じような容姿で、同じような身のこなし。
しかし、彼女は僕を無視しているかのようだ。
初めて会った時は、あんなに、おびえて、あんなに僕をみつめていたのに・・・。
ある時、彼女から電話があった。どうやら、彼(DJ)に、振られたらしい。
僕は、冷たくあしらってやった。
女なんて・・・愚かだ。
容姿は同なじだが、島にいるBの方がずっと美しい。高尚だ。完璧だ。ずっと、尊い。
女なんて、大嫌いだ。
経営不振でほうりだされたブロイラーの廃墟の中で暮らす野良犬。
その犬の告白文としての物語。
第二次世界大戦を目前にしたベルリンでの話。
なぜ僕がここに居るか。
ユダヤ人資産家の飼い犬だった、〈僕〉はナチスによるユダヤ人狩りの厳しくなる中、アメリカに亡命した資産家の青年に捨てられ、野良犬となった。
犬同士は、遠吠えにより、コンタクトを取り合っており、当然、ナチズムとしての犬、資産家としての犬など、いろいろな思想を持つ犬がいる。
野良犬となった〈僕〉は、ナチスの犬に追われるが、恐慌の中、いらだった人間たちに、ユダヤ犬、ナチ犬かかわらず、“犬のように”殺されていく。
ー本編ー
僕は、その犬を知っていた。ナチ犬たちの「明日は我がもの」の大合唱の中、小さくだが、僕の耳に届いた遠吠えがあった。(団体に属さない、個人としての遠吠えと言うのもある。)
いかにも潔癖そうな、キンと張りつめた声で、歌っていた。
「私は誰の子供も生みたくないの。異犬でも同犬でも同じく。かならず悪魔が生まれるから。私は私として死んでゆきたい。」
口火をきったのがこの犬だった。最初はかすかで、澄んだ歌声だった。
最後には大合唱になっていた。
《メス犬の昔話》
「私はアルコール中毒犬で、詩犬だったわ。それ以外の存在ではなかったし、なりたくもなかった。」
僕たちは何も生み出さないだろう、生み出す可能性があるにもかかわらず、自分たちの意志で。
アルコール中毒犬がかすかな声で「明日は我がもの」を歌っていた。
「最初は、その歌も、君のような純粋で、潔癖な個人が歌い始めたんだろうね。」
《CAST》
ユダヤ犬・・・男色犬。夢想を描く、哲学犬。
アルコール中毒犬・・・メス犬。詩犬。目の周りが真黒にふちどられて
いる。
まるで、えぞいたちのマフラーを首に巻いてるようないでたち。
そうとうの美犬。
「こんなに立派にみえる毛皮だって、水をかければぺちゃんこになっちゃうでしょ。この妙な着ぐるみの中で、本当の私は痩せ細っちゃってるのよ。」
「私の飼い主は、アメリカ人だったわ。キャバレーのショウガールをやっていたの。」
アメリカに旅立った主人を追う手がかりもなく、この廃墟の中で、彼との思い出を反芻しつつ生きていかなければならないのか?
僕はすっかりまいってしまった。
“犬らしく” 耳を後ろにぺちゃんと倒し、おなかを冷たい地面にぺったりとつけて、前足に頭をのせて、悲しげにキュウキュウと鳴いてみた。
僕には もはや回想しか残されていない。
そもそも、僕はどこに生まれたんだ。
単にユダヤ人である主人を持っていただけじゃないか。
「みんな、私の美しい毛皮を見ては、殺すのを躊躇したわ。」
それなら、君は、こんな廃墟の中に逃げ込む必要もなく、どこぞの飼い主にでも飼ってもらって、生き抜けたかもしれないじゃないか。
「誰の子供も生みたくない。それに私は一応主人を愛していたからね。どこにも帰化するつもりはない。」
なんてことはない。僕たちは主人に捨てられた哀れな野良犬じゃないか。
結局僕は、主人を愛している限り、ユダヤ人の飼い犬としての原罪を背負いつつ、観客ナシの中で、一人格闘を続けることになるだろう。
僕はくやしさのあまり、アメリカ大陸に渡った自分の主人の後を追ってやろうかと思った。
だけど犬ってやつは、自分の知ってる道を通り、知ってる場所に行き着くことは簡単にできるが、新しい道をさぐり、新しい場所に行き着くことは、全く苦手ときてやがる。
僕はアメリカがどういう場所かなんか知らない。想像もつかない。
でも、僕は、あらゆる想像をつくして、その場所の実体を思い描こうと努力した。
追っ手がくるまで、この閉ざされた空間のなかでできることといったらそれくらいのもんだ。
主人と最後にかわした対話について考えた。
「◯◯わかるだろ、僕は行かなくてはならない。僕は原罪をふり捨て生きるんだ。この場所には『原罪としての僕の存在』の屍体しか残らない。そしてそれが君なんだ。やっとやっと僕は君を捨てることができるんだ。殺さないよ。この戦乱の中じゃ生きてるも死んでるもそうかわらないからな。君も自由〈フリー〉さ。鉄柵をこえてどこへでも行けばいい。」
僕は月を見上げた。
月は2つに分裂し、僕の周りをぐるぐる周りだした。
突然目の前に アルコール中毒犬が現れ、フォックス・トロットを踊りだした。
「明日は我がもの」は、カストラートの少年によって歌われ、それはやがて大音響のオーケストラにとってかわられた。
主人が現れた。微笑をたたえ、僕に向かって歩いてくるが、一歩歩くたび主人の足から砂がふき出し、僕が声を出そうとすると、破裂するように主人の体は消えた。
“アデュー” すべての映像は消え、2つの月は天空に上がった。
僕はその時 自分の姿を見た。
僕は腐っていた。カラスにとり落とされたざくろの実のように腐って、横たわる屍体だった。
僕は あのブロイラーの廃墟の中で 死んでいたのだ。
もしかしたら、僕は ものすごく血が見たかったのかもしれない。
屍体としての弟一日目が始まった。
エディ・マハトマ・ホームは、シャワールームで自殺を図りました。
首つりひもが切れて、浴槽に落ち、気を失います。浴槽にお湯が満たされていく中、彼は神さまに話しかけられます。
彼は、無意識の中で、神さまに自分の人生を語り始めます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(母親の胎内からうまれるところから、エディの回想は始まります。)
彼は、才能あるトランぺッターでした。
幼い頃から音楽の才能がありました。
母親の聴くレコードや、ラジオから流れてくる音楽に合わせて、トランペットを吹く真似をしました。
音楽を聴く感受性が強く、祖父に連れて行ってもらったクラシックのコンサートで、感動のあまり、おしっこをもらしてしまいました。
聞こえてくる音をすべてトランペットの音階に言い換えることができる(これが絶対音感というのかしら?)天性の才能がありました。
ハイスクールにあがった彼は、ブラスバンドに入ります。
初めての発表会の時、彼は、ソロパートを担当し、バンドの真ん中に立ちました。
最初は調子よく、演奏してたのですが、突然様子がおかしくなった彼は、トランペットで素っ頓狂な金切り音を出し、そのまま会場から逃げ出してしまいます。
見ていた母親は、担当教師に相談します。教師はいいます。「彼は天才なのですよ。」
母親は、「ただの音楽バカだと思っていましたわ・・・。」
後に、素っ頓狂な音の原因を、彼は運命的な出会いをした変わり者の恋人にこう話します。「なんていうのかな・・・。すべてをトランペットにこめたくなる瞬間があるんだ・・・。」
彼の恋人は、「リラックスが必要ね。」とだけ答えました。
それから、彼は、一時期トランペットを封印して、恋人とリラックスのためのいろんなことをします。
部屋でのダンス、横並びバイクの2人乗り、水中でのキス。
(ここらへん、ヘルマン・ヘッセの「荒野のおおかみ」を思い出します。自分を“荒野のおおかみ”と呼ぶ、自殺願望のある黙考型の主人公、ハリー・ハラーは、自分の分身のような女性、ヘルミーネに、同じくダンスの指導を受けます。そして、“バランスをとりつつ生きる感覚”を学ぶのです。)
リラックスの方法を知った、エディは、恋人が応援する中、オーケストラへの入団テストを受け、合格します。
そして、初舞台の日、彼は、舞台袖で見守る祖父を見て安心しながら、恋人が到着するのを心待ちにしながら、大勢の観客の前で、快調にトランペットを演奏します。
しかし、舞台袖で誰かと話した後、突然変わった祖父の顔色から、遅れて到着するはずだった恋人に何かあったことを感じ取ります。
そして、彼のトランペットは、素っ頓狂な金切り声をあげ、彼は、舞台を飛び降り、会場から飛び出してしまいます。
そして・・・冒頭のシーンに・・・。
神さまにすべてを話し終わったあと、エディは、浴槽のなかで(お湯は浴槽から溢れ、エディはお湯の中に、頭の上までブクブクとつかってました。)意識をとりもどします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・彼は、毎日、一本のバラを手に、恋人の墓に語りかけます。
その日、世の中では、何があったか、
恋人が楽しくなるような出来事を話すのです。
いい話がなかった時は、
「ごめん、今日はいい話がなくて・・・」
と、それなりの、今日起こったできごとを話します。
恋人は、生前彼にこう語りました。
彼女と同じく、交通事故で亡くなった彼女の両親の墓の前でピクニックをしている時に・・・(私、このシチュエーション憧れました!お墓でデートって、素敵だと思います!もちろん欧米のような、緑がいっぱいで小さな庭のような、きれいなお墓であるという条件付きですが・・・。)
「死者は、私たちのすぐとなりにいるのよ。」
アフリカのある種族は、死者の灰をバナナスープにいれて飲む。
そして、自分の子供に、亡くなった自分の父親の名前を付けるといいます。
「私はムンガロ、祖父もムンガロであった。ムンガロが甦ってここに居る。」
神さまは、言いました。
「今でも、人間に、2度の人生を与えたいと思っている。1度目は、経験する人生。2度目は、それをつかう人生。」
“幸いなことに、今日もエディの音色は澄んでいる”
エディは、オーケストラに戻ったようです。
そして、神さまの、ウィットの効いたジョーク(それが何かは忘れましたが・・・)で、物語は幕を閉じます。
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昨日、書きだした、デンマークドラマ「エディ・ホームの第二の人生」のストーリーに加筆して、載せちゃいました。
何しろ、20年近く昔に見たドラマなので、忘れてることも多く、うまくこの作品の素晴らしさを伝えることができなくてごめんなさい・・・。
この作品、おそらく日本で再度放映されることは無いような気がするので、スケッチ的ではありますが、ストーリーを全部書いてしまいました。
もっと文章、うまくなりたいです・・・。