PLANET LULU GALAXY!

ルルの日記

共鳴 / 魂全体が奏でる、うつくしき、極みの歌

2017-06-26 16:58:08 | 事象への想い

ー雲雀はきっと雲の中で死ぬに相違ない。登り詰めた揚句は、流れて雲に入いって、漂うているうちに形は消えてなくなって、ただ声だけが空の裡に残るのかも知れない。ー
 

 

ー雲雀の鳴くのは口で鳴くのではない、魂全体が鳴くのだ。魂の活動が声にあらわれたもののうちで、あれほど元気のあるものはない。ああ愉快だ。こう思って、こう愉快になるのが詩である。

 たちまちシェレーの雲雀の詩を思い出して、口のうちで覚えたところだけ暗誦して見たが、覚えているところは二三句しかなかった。その二三句のなかにこんなのがある。

  We look before and after
    And pine for what is not:
  Our sincerest laughter
    With some pain is fraught;
Our sweetest songs are those that tell of saddest thought.

「前をみては、後えを見ては、物欲しと、あこがるるかなわれ。腹からの、笑といえど、苦しみの、そこにあるべし。うつくしき、極みの歌に、悲しさの、極みの想い、籠るとぞ知れ」ー

 

 

夏目漱石「草枕」第1章より📗🕊

 

 

草枕 (1950年) (新潮文庫)
夏目 漱石
新潮社

 

「草枕」変奏曲―夏目漱石とグレン・グールド
横田 庄一郎
朔北社

夏目漱石を愛した❤️グレン・グールド💎の「草枕」変奏曲🎼🖼♫

 

漱石とグールド―8人の「草枕」協奏曲
横田 庄一郎
朔北社

漱石とグールドを愛する“8人”の協奏曲🐙🎼🕊🕊🕊

 

(これらを読めば少しはユリイカー! ΕΥΡΗΚΑ!に近づけそう??🐙) 

 

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