ウィキッド＠海劇場

先週から開幕している、劇団四季の『ウィキッド』を観に汐留へ行ってきました。
海劇場へ行くのはずいぶん久しぶりです。


観おわって感想を書こうと思ったんですが、
ものすごい出来栄えでした、としか書きようがない。
もちろん良い意味で。

エルファバとグリンダのソロやデュオは、感情の細かい起伏まで
ダイレクトに伝わってくるような響き。

でもそれよりも素晴らしいと感じたのは、ストーリーです。
既存の「オズの魔法使い」のストーリー、世界観を何ひとつ損なわずに
全く別の物語が出来上がっています。

原作でいうところの、西と東の悪い魔女、南の良い魔女、オズの魔法使いはもちろん、
ブリキのきこりやかかしやライオンや、ドロシーもちゃんと出てきます。


「オズの魔法使い」は子供の頃アニメで見たように記憶してますが、
馴染みのあるこれらのキャラクターを全く別の観点から追うことが出来る。
この楽しさは格別です。


「西の悪い魔女が若かった頃のお話」という、エライいい加減な予備知識だけ持っていたので、
「スターウォーズEP3」みたく最後に悪い魔女になって終わるんじゃない？とか
テキトーな予想を持って観劇したんですが、とんでもなかったです。

カーテンコールは客席総立ち。
拍手は鳴り止みませんでした。


今回は２階席でしたが、次は１階で観てみたいと思います。