ぴかりんの頭の中味

主に食べ歩きの記録。北海道室蘭市在住。

【演】室蘭音楽協会市民オーケストラ 名曲コンサート

2008年06月13日 22時05分53秒 | 演奏記録
室蘭音楽協会市民オーケストラ 名曲コンサート
2008.5.31(土)18:30開演, 室蘭市市民会館, 入場料 前売500円・当日1000円
指揮 立山拓平, ピアノ独奏 北川真理, パート 2nd Violin

【第1部】
ロッシーニ:歌劇「セビリアの理髪師」序曲
ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調
ピアノアンコール:ドビュッシー 「月の光」
【第2部】
ニコライ:歌劇「ウインザーの陽気な女房たち」序曲
楽器紹介コーナー:フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット
生誕100年リロイ・アンダーソン名曲選:
 シンコペイテッド・クロック
 トランペット吹きの子守歌
 クリスマス・フェスティヴァル
メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」より第1楽章
アンコール アンダーソン タイプライター
アンコール ロッシーニ ウィリアムテル序曲より スイス軍の行進

・室蘭での演奏会は、まずは楽器運搬からはじまります。一般団員は14時会場に集合のところ、運搬係は12時に楽器を置いてあるNHKに集合。今回はいつも使っているエルム楽器のワゴン車が確保できず、一般のレンタカーのワゴン車で運ぶことに。当初は二往復の予定でしたが、ティンパニ2台、バスドラム、コントラバス2台とその他小物をなんとか一度で積み込みました。いつもの車ではなく、楽器の間につめるクッション用の毛布が無かったので楽器が傷つかないか心配でしたが、どうにか無事運ぶことができました。また、団員でもないのに工大生が手伝ってくれて助かりました。
・リハで音を出してみると、「この会場、こんなに聴こえづらかったっけ??」というヒドイ音響。じきに耳が慣れましたが、ステージ上の人数が多かったせいでしょうか。
・開場前には結構な行列ができていました。これは手応え有り。
●理髪師:緊張の序奏から怒濤のAllegroへ。練習にて、一時はかなり早いテンポも試しましたが、本番は結局ほどほどのテンポに。満員の聴衆も固唾を飲んで見守る雰囲気で、とても緊張感の高い演奏でした。私的には今演奏会のNo.1です。つかみはOK!
・演奏会は指揮者の司会で進行。
●ショパンPコン:ソリストは地元のピアニストの北川さん。室蘭市民オケとの共演はもう4回目でお馴染みの方です。悲しいことに今回はかけがえのないピアノの師でもあったお母様を追悼する演奏になってしましました。ソリストとの合わせ練習の機会が二回しかなかったことと、そもそも巨大な曲なのできめ細かな部分までは手が届かなかったことから、何箇所か爆弾を抱えたまま本番へ。出だしは、結局最後までティンパニと息が合わず。その他、ホルンのソロに聴き惚れて落ちてしまったり、他パートでは弓を取り落としたり、今何拍目なんだか分からなくなったりとちょこちょこトラブルはありましたが、どうにか完奏。会場の雰囲気も心配したほどダレることはありませんでした。ピアノは練習の回を重ねるごとによくなり、本番ではまた一層表情が豊かになったと思います。
●ウィンザー:演奏前に指揮者がニヤッとして、「どうも、ありがとう」と私に向かって口パク。何故かというと、休憩中にピアノを片付けるついでに指揮者の譜面を整えて、この曲を開いておいたのです。やはり、気分よく演奏が開始できるのは良いものです。
●楽器紹介:もう全然忘れてしまっていましたが、昨年は弦楽器の楽器紹介をしたので、今回は木管楽器の担当ということになりました。フルート:ビゼー アルルの女よりメヌエット、オーボエ:チャイコフスキー 白鳥の湖より情景、クラリネット モーツァルト39番より第3楽章Trio、ファゴット プロコフィエフ ピーターとオオカミよりお爺さんのテーマ。というようにそれぞれの楽器の印象的なソロの一節を吹いてもらいました。オーボエにはついでにチャルメラでよく吹かれる一節を演奏し、会場を沸かせていました。あれはラーメン? いしやきいも?? このように名曲の一節を生で聴けるのは非常に贅沢なことです。
●時計:最後のホイッスルが、ショボかった。
●トランペット:さわやかでやわらかなトランペットソロ、お見事でした。
●クリスマス:指揮者が発案し、「季節に合わない」という周囲の反対を押し切りプログラムに追加された裏話を披露。個人的には好きな曲なので特に抵抗はありませんでした。
●イタリア:自分の中でのメインディッシュ。はりきって弾きました。フーガ的掛け合い部分は綱渡りの緊張感。
●タイプライター、は小太鼓のバチで代用。もっと大きくても良かった。
●ウィリアムテル:弾くとオケ内部にもめごとが起こるという噂のタブー曲ですが、出だしのトランペットのファンファーレはバッチリ。最後は大いに盛り上がり、最終音と共に待ちきれなくなったお客さんより満場の拍手!!
・客数491名[チケット半券数]+α:前半は最前列に空席がいくつか、最後列に立ち見が10人ほどと、座席数約500の会場はびっちり満員でした。立ち見の方には申し訳なかったです。後半は用事があるのかお客さんはちょっと減って座席に余裕ができました。
・プログラム的にはバラエティーに富んだ内容で、お客さんには喜んでもらえたのではないかと思います。
・これまでの物を刷新し、今回は私が作成した新しいアンケート用紙を使用。解答項目を極力省き、シンプルにしました。どのような回答があったのかはまだ見ていません。見るのが楽しみですが、集計の暇はあるかなぁ。。。
・今回初の試みとして前売券500円に対し、当日券を倍の1000円と差をつける作戦を実施。これによる混乱は特に無かったようですが、各チケット販売所の前売券の売り上げがこれまでにないほど良く売れました。単純に、高い当日券を避けたという解釈で良いのか、果たしてこれが集客アップにつながったのかはよく分かりません。少なくとも一律500円にするよりは、オケの収益は上がりました。
~~~~~~~~~~
<運営上の反省点>
 今回は、個人的に特に調子が悪く、演奏会の運営について手のまわらない点が多々あり、ボロボロでした。全部が全部私の責任というわけではありませんが、全部ひっくるめて忘れぬようにメモ。
・演奏曲は直前に変更しない。楽器紹介の楽譜の準備で振り回され、楽譜係・パートリーダーとして大迷惑。オケ全体で演奏する曲については特に慎重に決定を。
・弓は早めに決定。事前に他パートと弓合わせもせず、本番当日にも楽譜に書き込んでいるような状態で、後ろの方々に迷惑をかけてしまいました。
・楽器運搬に毛布やヒモの用意。いつもと違う車の場合は付属品に注意。
・時間の連絡は適確に。当日2時リハ開始だと勘違いして、時間に遅れまいと遠方より必死で到着したお手伝いの方が数名。しかし会場はまだピアノの調律をやっているような閑散とした状態。音出しに遅れてほしくない気持ちはわかりますが、「2時集合」よりも「3時リハ開始」と連絡した方が親切。
・花束ガールの手配失念。
・受付用文房具運搬失念。アンケート用エンピツだけは忘れなかったが。
・譜面台約2本不足。目測を誤った。個人の所有物を持って来てもらうはめに。
・ステマネ係の不在。いつオケが舞台に入って、いつアナウンスを入れるかを舞台裏で指示する係がおらずちょっと混乱しました。
・着席を促すアナウンス。前半は立ち見のお客さんがいたので、指揮者が引っ込む曲間に、「前の方の席が空いてます」など、一言アナウンスがあってもよかった。休憩中にアナウンスをするも時既に遅し。
・チケット販売数ギリギリ。一歩間違えば、お金を出してチケットを買ったのに満員で座席が無いという事態になりかねないところでした。これだけお客が入るとなると対策が必要。
・足元に注意。終演後、会場裏口から出る際、雨が降って暗かったので階段を踏み外し、楽器を背負ったままアスファルトに豪快に転がる。ヨレヨレ。もう踏んだり蹴ったり。

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2 コメント

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良かったです。 (もりりん)
2008-06-14 17:44:26
楽しませていただきました。
次回も楽しみにしていますね。
演奏会終了後、ロビーでぴかりんさんは私の前をヴァイオリンを抱えて往復していましたよ!
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ご来場ありがとうございます! (ぴかりん)
2008-06-14 22:50:55
そんなニアミスをしてたとは……ちっとも気づきませんでした(当たり前ですが)。
あのときは、知り合いに挨拶→トイレ→自販機で水購入→外に出たら雨だったので引き返す→裏口で転倒 だったような。
ということは、ポスフールのレジで前に並んでても、ラーメン屋のカウンターの隣でラーメンすすってても全く気づかないということですね。これは油断できない…
次回は千歳でしょうか。こちらもお楽しみに~♪
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