日記

日々の雑記にございます。

イオン日和

2009-12-13 22:00:51 | Weblog
 いつだって週末はイオン日和ですが。チャリで片道30分ほどなんで雨だと行けないですな。昨日は越谷まで、今日は浦和美園まで。色々買い出しです、ボーナスもまだなんですけどねえ。
 HPの更新、しようと思ったんですけど気分が乗らないのでやめました。先週は会社でいろいろありまして。忘年会なんかもありましたが、社内で作っていたコーディング規約の最終レビューなんかもありまして。事前に「こんな風な内容で」と課長から言われていたことと、当日部長から要求された内容が全く違うという。Java、SQL、htmlの順でしたが、私が担当するhtmlに残された時間は10分。しかも、「あれ、もういっこあるの?」(by 部長) 所詮htmlなんてそんなもんか。

 というわけで、テンションが上がらないままHP更新にはいたりませんでしたので、没にしようとしていた文を掲載しておこうと思います。激しく甘いコリコジェリーのお話。ちなみに、視点固定の練習をしていたので文章がメタメタです。。

よろしければ こちら↓
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 あなたのことは好きよ、コリコパット。

 きっかけがあるとしたらたぶんその何気ない一言と、即返ってきた思いがけない一言。だからきっと、この滑稽にも見える物語の一部始終は自分の独り芝居なのだ。



【あなたはいつも】



 コリコパットは無邪気過ぎる。ジェリーロラムはいつものように思い、いつもと同じように苦笑を口許に滲ませる。
「真っ黒じゃないの。ほら来て」
気付いている。呆れているふりをして、そのくせ自分は優しい笑みを浮かべているのだ。コリコパットが笑顔で駆けてくる。
「な、ジェリー!すっげえだろう!」
手には丸々としたネズミ。散々コリコパットの追いかけっこに付き合わされたのだろう。滑らかなはずネズミの身体は泥まみれでごわごわに見える。それでもちょっとおいしそうにも見えるから、食欲という生理的欲求は頼もしい。
「よく掴まえたわね」
「だろ!?」
 もっと褒めてくれと言わんばかり。小さい頃から、まあ今もさして大きくはないけれど、背はともかく顔つきは日々おとなになってきて。それでもこんなに無邪気に笑顔を振りまいてくれる。
「俺知ってんだぞ」
「え?」
何を突然。ああでも、私はこの言葉に大層弱い。
「キャッチしたら次は」
「次は?」
今日の夕飯メニューを頭の中に思い描きながら、首を傾げる。コリコパットは両の手に抱えたネズミを高々と掲げ、上体を反らす。

まさか!

「キャッチときたらリリースだ!」
 ああ・・・夕飯が宙を舞ってゆく。声には出なかったけれど何と惜しい。しかも、リリースされたネズミは雨上がりの泥の中でもんどりうって哀れなものだ。
「だよな?」
くるりと振り向いた笑顔の何と愛らしいことか。なんでこんなにも私はバカになったのかしらと最近とみに思う。今紡ごうとしている言葉だってほら。
「勿論。キャッチアンドリリースは基本よ基本」
何の基本なの!?生憎その辺りの突っ込みをくれそうな友は傍にいない。コリコパットという青年に向ける私の慈しみは、食欲にも勝ってしまうらしい。
「よっし、んじゃ食い物探しに行こうぜ」
「ええ、そうね。その前に少し身体をキレイにしなくちゃ」
「おう。あ、俺知ってるぜ」
また。知っていると言う。
「ジェリーってさ、ネズミよかトリのが好きだろ?狩りだ狩り!」
「頼もしいわね。私は魚も好きよ」
「うん、知ってる!」

 陽気で影のない笑顔で、いつだってコリコパットは知っている。私の知らない私のことすら知っている。コリコパットが知っていることはいつも私にとって予想外で、それでいてきっと的を射ている。
 この想いだって、私より先にコリコパットが知っていた。だからたぶん、私と彼が紡ぐ物語の筋書きを彼は知っていて、私はいつもそれに踊らされているのだ。
 そう、この物語は私の独り芝居に違いない。あの一言から始まった、この想いは。





あなたのことは好きよ、コリコパット。

うん、知ってる!



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視点を固定するというより、単なる一人称になった駄作。
うちは基本的に男女カップルはべたべたに甘いです。