日記

日々の雑記にございます。

七夕でしたね。

2006-07-07 14:21:59 | Weblog
ブログに載せるのは好きじゃないんですが。
わけあって更新してないのでここに。
これだけ書くのに構想から始めて30分くらいかかった;
そのわりにくっだらない話ですけど。
七夕のお話です、登場するのはミストフェリーズとヴィクトリア。



「別れるために出会いはあるの?」

ヴィクトリアは小さく首を傾げた。
ミストフェリーズは苦笑して、夜空を仰いだ。

「そうは思わないわ」

そう言ってヴィクトリアも夜空を仰ぐ。

「少なくとも彼らの場合は…」

星の川を渡れないまま。
向き合う二つの瞬きは。

「出会うために別れがあるのよ」
「・・・そうかもしれないね」

年に一度の出会い。
それがとても綺麗なお話になっているから。
ヒトはこの夜、空を見上げて呟くのだ。
“今年はあの二人は出会えたのかな”と。

「私はきっと我慢できないわ」
「うん。僕もきっと我慢できない」

一年なんて。
会えるのがたった一日なんて。

「きっとヴィクのところまで行ってしまう」

秘めたる力を使って。
楽々と川を越えてしまうことだろう。

「見つけてくれるの?」

たくさんの輝きの中から、
たったひとつの輝きを。

「見つけられるよ、特別だもの」
「そうね」



真夜中のミルキーウェイ。
星たちのお祭りの夜。

今年もまた。
迷わずに辿り着いただろうか。
大切な輝きに。

----------------------------

何様って感じですが。
よくもこんなものが書けるなあ。
これでももうすぐ4周年。
成長してない…