是非読んでみたくなった白石 一文さんの作品を物色しに行ったが・・・
在庫が無い~。
結局・・・「ほかならぬ人へ」 と、「この胸に深々と突き刺さる矢を抜け」 はAmazon に頼ることに~。
で、一冊だけ見つけた 「この世の全部を敵に回して」・・・を入手。
なんだか、衝撃的なタイトルにタジタジ?となった。
〈私には一人の息子と一人の娘、妻がいる。私は子供たちのことも妻のことも愛してはいない〉・・・
〈ほんとうに人間は癌のような存在だ・・・〉
53歳の妻子ある男の手記は、人間への全否定の言説で埋め尽くされていく。。。
まるで哲学書のような小説!??
“そんなことはないでしょ!” とか、反感を覚えながらも読み進まずにはいられない。
が、微か?な共感を覚えたのも確か・・・。何か、普段考えないことを考えさせられる (-_-;) 作品だ。