僕の行く道

親子愛溢れる感涙のハートフルストーリー・・・

『僕の行く道』　著者 ： 新堂 冬樹（単行本）

小学三年生の大志は、東京で父親と二人暮らし。
母親はフランスで勉強中！？物心ついてから会っていない。
手紙のやり取りは続いているが、会えない寂しさを胸に秘めている。

ある日・・・大志は、母が昨年 小豆島で写したという写真を見つける。
“お母さんは小豆島にいるのでは？いや、絶対にいる！”・・・
“お母さんに会いたい！”・・・その一心で、愛猫ミュウと共に小豆島を目指す。

道中、出会う人々の好意や優しさに助けられながら、様々なトラブルを乗り切って
辿り着いた小豆島で、大志が知ることになる真実・・・。衝撃的で厳しい現実・・・。

若年性アルツハイマー・・・“僕のことを覚えていないお母さん・・・”
だが、奇跡が起きた。手紙でしか書いたことがない言葉をお母さんが喋った。

大志だけでなく、登場する全ての人達も それぞれれ哀しみや寂しさを抱えていた。
優しさ故 嘘をついていた大人たち、旅の途中で出会った人達・・・。
大志の純真な心に触れ、みんなが癒されていく。というような心温まる本。だった。

映画化も決まったらしい。感動作になる！予感。