映画食い倒れ。

~映画は人生のデザートです~

個人的覚え書きのため、たまにネタばれありです。

「オーメン」

2007年09月20日 | 映画~あ~
2006年7月に観てきました。
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見てきました、『オーメン』。家にはホラー映画好きのイングランド代表が居ますのでね。ちなみに私と旦那が初めて一緒に映画館で見た映画は『Grudge(ハリウッド版「呪怨」)』ですから。旦那曰く、「日本のホラーは世界で一番出来が良い」らしいです。心理的恐怖をあおるのだそうですよ。

さて、『オーメン』ですが、かなり怖かったです。呪怨よりもリングよりもダントツに怖かったです。理由はいくらか考えられます。そのうちの二つは↓

①映画館の大画面&大音響で鑑賞したこと。
②お客があまりに少なすぎて、普段より集中してしまったこと。
③一番後ろの席に座ったため、映写室の人の気配をたまに感じたこと。

でしょうか。面白いといわれている映画も怖いといわれている映画も、見る人の観点、感性、そのときの体調によって変わるでしょ?私にとって『オーメン』を見た日は、その映画を楽しむのに抜群なコンディションだったのでしょう。本当は『ホワイトプラネット』見たかったけどにっきーに却下されての『オーメン』。怖かったという意味では堪能いたしました。


オリジナル版も1,2,3部作見たことがありますが、かれこれ15年程前の話。中学2年生だったと思うけど、夜中に3週連続で放送してたのを見た覚えがありますがそれ程怖いと思わなかったのよね。その怖さを堪能するには幼かったのかもしれないし、1作目は1976年のものだから「古典」臭さを感じていましたし。だから、なめてかかってたのでしょうな、わたくし。

ダミアン役の男の子は、まあ見事に無表情でそれがまた恐ろしかったです。父親に車で教会に無理やり連れて行かれルことに反抗し、叫び倒すシーンがあるのだけど、『宇宙戦争』のダコタ・ファニングちゃんの叫びっぷりを思い出しました。彼女、とっても生意気そうだけど、演技うまいのよね。ただの叫びの中にもきちんとただギャーギャー言ってるだけではなくてきちんと演技してるところが素晴らしいかと・・・話がそれました。

ハリウッド版のリング2に出てた男の子も怖かったわ。もちろんそういう顔の子供を選んでいるのだろうけど、ああいう顔の子供を見るとつい「ダミアン顔だな」と思ってしまう私です。


でもなにより驚いたのは、映画の内容とか全然関係なくて、ダミアンの父親であるアメリカ大使の車がトヨタの“レクサス”だったこと。

・・・いいの?大使、いいのですか?

ジープに乗れとは言わないけど、亜米利加って80年代に日本車非買運動してた国だったので、これは驚いた。北米TOYOTA社長のセクハラスキャンダル(2006年7月当時)もなんのその、ですな。貿易摩擦も思えば20年以上も前の話なんだよな。


見る環境に少しこだわると怖さ倍増。夜、暗い部屋で、できれば少しでも大きな画面でどうぞ。



お薦め度:★★★☆


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