筑波大学附属久里浜特別支援学校(横須賀市)を訪問してきました。
同校は、知的障害を伴う自閉症を持つ子どもたちを受け入れる学校です。幼稚部、小学部あわせて50人あまりの子どもたちが学んでいます。
副校長の倉見先生に学校の中を案内していただきました。
印象に残ったのは、教室や廊下のいたるところにシールや写真が貼ってあることでした。
「言葉でのやりとりがうまくできない子どもがいるので、一日のスケジュールや物を片付ける場所などを視覚的に理解できるようにしています」と倉見先生。
教材は一人一人の子どもに合わせて準備してあり、子どもは自分用の教材を棚から出し、学習が終わると自分で片付けます。
「般化(はんか)」という言葉も教えていただきました。子どもが学校でできるようになった動作・活動を家庭でも応用できるようにすることです。このため、年に数回、家庭訪問とは別に教員が家庭に出向き、学校での指導方法を伝えるそうです。家庭でのちょっとしたコツを教員のほうが教えてもらうこともあるとうかがいました。
同校では教員の異動が続くなか、指導体制の充実や指導力の維持向上が課題だそうです。教材の準備や研究にも時間がかかります。特別支援教育にかかわる指導体制の充実が必要だと改めて思いました。
貴重な訪問の機会を与えていただいた、倉見先生をはじめ久里浜特別支援学校の先生方に感謝いたします。

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同校は、知的障害を伴う自閉症を持つ子どもたちを受け入れる学校です。幼稚部、小学部あわせて50人あまりの子どもたちが学んでいます。
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印象に残ったのは、教室や廊下のいたるところにシールや写真が貼ってあることでした。
「言葉でのやりとりがうまくできない子どもがいるので、一日のスケジュールや物を片付ける場所などを視覚的に理解できるようにしています」と倉見先生。
教材は一人一人の子どもに合わせて準備してあり、子どもは自分用の教材を棚から出し、学習が終わると自分で片付けます。
「般化(はんか)」という言葉も教えていただきました。子どもが学校でできるようになった動作・活動を家庭でも応用できるようにすることです。このため、年に数回、家庭訪問とは別に教員が家庭に出向き、学校での指導方法を伝えるそうです。家庭でのちょっとしたコツを教員のほうが教えてもらうこともあるとうかがいました。
同校では教員の異動が続くなか、指導体制の充実や指導力の維持向上が課題だそうです。教材の準備や研究にも時間がかかります。特別支援教育にかかわる指導体制の充実が必要だと改めて思いました。
貴重な訪問の機会を与えていただいた、倉見先生をはじめ久里浜特別支援学校の先生方に感謝いたします。

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