内田ユキオ氏による『いつもカメラが』(出版社,2006年)。モノクロームの世界は,敢えて色を省くことによってかえって色を強く意識させてくれる。人は何かを隠されると自然にそれを探そうとしてしまうものらしい。
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(本文より)カメラを持っていると些細な変化に敏感になり,街ゆく人が着ている服や,新しいビルの看板や,空に浮かぶ雲やら,そういったことのひとつひとつが新鮮に見える。仕事先から駅まで歩く短い時間でも旅にできる。光にも敏感になり,季節の移り変わりを誰よりも早く感じる。光が美しく見えれば,街全体が美しく見える。
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(本文より)カメラを持っていると些細な変化に敏感になり,街ゆく人が着ている服や,新しいビルの看板や,空に浮かぶ雲やら,そういったことのひとつひとつが新鮮に見える。仕事先から駅まで歩く短い時間でも旅にできる。光にも敏感になり,季節の移り変わりを誰よりも早く感じる。光が美しく見えれば,街全体が美しく見える。