Hei!(「ヘイ」って読んで「やあ」って意味)~義務教育世界一の秘密

義務教育世界一の国の教師養成の実態を探る旅。フィンランドの魅力もリポート!その他,教育のこと気にとめた風景など徒然に。

字幕付/スティーブ・ジョブズ スタンフォード大学 卒業式スピーチ2005年

2008年03月19日 | Weblog
卒業生から早速「英語の聞き取りだけだと,ちょっとだけ!ハードルが高い」とクレームが来たので,今日はログとして字幕付のものを貼り付けておこう。

(※昨日同様,画面中央の矢印を1度か2度クリックすると再生します)

↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
のつもりだったが,何度やってもyoutube同様にはうまくいかなかった。リンクをはります。

Steve Jobs Stanford Commencement Speech 2005[字幕.in]

それにしても,テクノロジーの進歩には目を見張るものがある。とりわけインターネットによって可能になった情報の共有は大きい。スピーチ自体が比較的聴き取りやすいものであったとは思うが,字幕が入ることによって得られる安心感は小さくないだろう。ぜひ繰り返し視聴してほしい。

このスピーチ,実は何十編となく聴いているが,聴く度に元気が沸いてくるし,新たな発見がある。聴けば聴くほどに,これこそ教育の基本なんだよなとも思えてくる。

子どもたちの実態や教育の場は実に複雑で多様だから,理論を知るだけでなく,それが実現された優れたイメージを持つことが大切た。それが場に即した応用を可能にする。このスピーチはイメージとして大切に心に織り込むのがよい・・・かもね。
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Steve Jobs Stanford Commencement Speech 2005

2008年03月18日 | Weblog
3月23日(日)には,学位記授与式,通称卒業式が行われる。全学での式が東広島運動公園体育館で行われたあと,午後から講座単位で学位記の授与式となる。残念ながら毎年,卒業・修了生に話をする時間がないため,このブログを通してメッセージを送りたい。

とは言っても,今年は人の手を借りてみる。アップル・コンピュータ(iPod やマッキントッシュいわゆるマックで有名)やピクサー・アニメーション(トイ・ストーリーやMr.インクレディブルなどコンピュータ・アニメーションの制作で有名)のCEO(最高経営責任者)として知られるスティーブ・ジョブズ(Steven Paul Jobs)氏が約3年前にスタンフォード大学卒業式で行った伝説的な名スピーチだ。

さまざまな見方・聴き方があろう。本人は「Stay hungry, stay foolish.」と結ぶが「人間万事塞翁が馬」とまとめると日本的か。まずは生のスピーチから。

※音声をONにしたあと,表示される画面中央の矢印を1回か2回クリックすると動画が再生します。

Steve Jobs Stanford Commencement Speech 2005


['You've got to find what you love,' Jobs says/Stanford Report, June 14, 2005]

[スティーブ・ジョブズ フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』]

※このブログ,少々実験的に使っているところがあるため,今回はyoutubeとのリンクを試みました。でも正直なところうまくいくかどうか分からないので,見られなかったらご愛嬌→大丈夫だったみたい,ひと安心。
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手で見るユーモア

2008年03月17日 | Weblog
東京渋谷(松濤)にある「ギャラリーTOM」は,JR渋谷駅から歩いて15分程度,閑静な住宅街に佇む小さな私立の美術館だ。この美術館は,村山亜土・治江夫妻が『視覚障害者だった長男・錬の「ぼくたち盲人もロダンを見る権利がある」という言葉につき動かされ、1984年に「視覚障害者のための手で見るギャラリー」として開設』した美術館だ。そのため,いつもというわけではないが,作品を「手で見る」ことのできる展示を行う美術館として広く知られている。

この美術館から次回展示の案内をいただいた。タイトルは「手で見るユーモア 渡辺豊重展」。何より「手で見るユーモア」ってところが気に入った。

案内状には,こんなふうに書かれている。

「ユーモアを形態化すると,どんな形になるか想像してみてください」
「ユーモアを触ると,どんな感触が生まれるのでしょうか。」
「ギャラリーTOMは,視覚障害者にも晴眼者にも,この展覧会を通して「ユーモア」の触覚体験と,現代美術の触覚による鑑賞の機会を提供いたします。」

金・金・金(かね・かね・かね)の時代になってしまい,教育のなかですら,人がよりよく生きることや充実して生きることが疎かにされがちだ。こんな現代であればこそ,この美術館に足を運ぶことの意味が際だつのではないか。札束を動かすことでは得られない世界がここにあると私は思っている。

※写真は渡辺豊重「さあ、旅立ちだ!」2007年。

[Gallery TOM 手で見るユーモア 渡辺豊重展]
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The Book of Tea 茶の本 岡倉覚三

2008年03月14日 | Weblog
岡倉覚三(おかくら かくぞう)という人物をご存じだろうか・・・知らない?しかし,岡倉天心(おかくら てんしん)と聞くと,たいていの方はご存じではないか。東京美術学校(現・東京藝術大学)の創設に大きく関わり,開校間もなく校長になっている。また日本美術院の創設者としても知られた人物だ。

岡倉は,明治初期「脱亜入欧」のスローガンのもと廃仏毀釈など大量に遺棄されたりされようとしていた日本美術や文化財を保存すべく,大きな役割を果たしている。法隆寺金堂壁画が昭和24年の焼失後に再現できたのも,岡倉の保存運動があったからこそだと言われている。

2001年放映のNHK「その時歴史が動いた」では,岡倉が法隆寺の壁画保存を提言した大正2年(1913)8月7日を「その時」とし,アジア大陸の大きな文化の流れを縦糸,インドの女性詩人プリヤンバダ・デーヴィーとの恋物語を横糸に,西洋と東洋の文化がせめぎ合った明治という時代を織り出していた。※でも,本人が承諾できないこの時代に,往復書簡(ラブレター)を公開しちゃうってのは・・・。

写真の本は,岡倉が米ボストンで東洋の心を記したもの。欧米人向けに書かれたものではあるが,英語に堪能だった岡倉らしく原文が英文。

[岡倉天心//フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』]

[東京藝術大学創立120周年企画 岡倉天心 ― 芸術教育の歩み ―]

[その時歴史が動いた 2001年5月23日第53回 天心の恋]

[「茶の本」の小・中学生向け解説資料(PDF) 福井県教育庁]
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幼児児童の創るシリーズ3『みぶりあそびごっこあそび』

2008年03月13日 | Weblog
「幼児児童の創るシリーズ」が1,2,と来たら,そりゃ次に3が来るでしょ,って考えた方(かた)も多かったのでは?フェイントをかけようかと思いつつ,根が素直(^_^;なので直球で。手元には,も一つだけありました。

幼児児童の創るシリーズ3『みぶりあそびごっこあそび』
監修 岡田陽・日名子太郎・高城義太郎
玉川大学出版部
1981年

あれあれ?またまた気づいた。これだって,表紙の絵&なかの絵が,五味太郎氏の絵じゃないか。
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幼児児童の創るシリーズ2『ことばあそび』

2008年03月13日 | Weblog
「故きを温ねて新しきを知る」なんて書いたけど,学生時代に購入した,岡田先生監修のご著書。うん,27年も経っているが,中身は決して古くない。

幼児児童の創るシリーズ2『ことばあそび』
監修 岡田陽・日名子太郎・高城義太郎
玉川大学出版部
1981年

あれ?また気づいた。これも,表紙の絵となかの絵,五味太郎氏の絵じゃないか。
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幼児児童の創るシリーズ1 『劇あそび』

2008年03月13日 | Weblog
故きを温ねて新しきを知る,にもなるかな。

幼児児童の創るシリーズ1
『劇あそび』
監修 岡田陽・日名子太郎・高城義太郎
玉川大学出版部
1981年

あれ?今気づいたけど,これ,表紙の絵もなかの絵も,五味太郎氏の絵じゃないか。
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今日は後期試験ですね,楽しんで!

2008年03月12日 | Weblog
今日はこれから後期試験が始まります。今年度最後の試験ですね。受験生の皆さんは,それこそ背水の陣の覚悟で臨んでおられるでしょう。でも,いえ,だからこそ,どうぞ気を楽にして,緊張を楽しむくらいの気持ちでがんばって下さい。私Tくんも応援していますョ。

※写真は博士課程前期1年生Tくんのフィギュア。自身のお手製。熱い想いが伝わったかな。
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本日後期試験につき,・・・

2008年03月12日 | Weblog
本日後期試験につき,5:56発のJR可部線を乗り継ぎJR山陽線を利用。高速バスを利用すると,万が一の事故通行止めが恐いですから。写真は広島駅停車中の山陽線上り列車内。

そうそう,今日は受験生のために応援団を一人呼んできましたよ。ご期待あれ。では後ほど。
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青空

2008年03月11日 | Weblog
朝8時18分,東広島の空。春はすでに。
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昨日は徳島、今日は?

2008年03月09日 | Weblog
・・・東京でした。

昨日は車でとんぼ返りとなったけれど、橋本先生ご夫妻にお会い出来て本当に良かった。
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橋本泰幸先生ご退職記念祝賀会

2008年03月08日 | Weblog
徳島市にて。あれこれ本当にお世話になりました。
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映画『明日への遺言』と岡田陽先生

2008年03月07日 | Weblog
人の生き方や誇りを考えるうえで大きな反響を得ている映画『明日への遺言』は,去る3月1日公開され,現在上映中だ。上に写真掲載した大岡昇平『ながい旅』が原作となっている。

監督は,黒澤 明監督に師事した小泉堯史(こいずみ たかし)氏。デビュー作『雨あがる』(2000年)で日本アカデミー賞最優秀作品賞,ヴェネチア国際映画祭緑の獅子賞を受賞,その後『阿弥陀堂だより』(2002年)や『博士の愛した数式』(2006年)でも高い評価を得ている。この名監督が満を持してリリースしたのが,この『明日への遺言』,期待作だ。

この『明日への遺言』には,一人の軍人,岡田 資(おかだ たすく)陸軍中将とその家族が描かれている。すでにお気づきの方もいらっしゃると思うが,この岡田資中将は,昨日本blogにアップした岡田陽先生のお父君だということがこの度分かった。陽先生はご長男にあたる。昨日「最近思わぬところで再会することになった」と書いたのは,実はテレビのうえでのこと,プロモーションビデオに陽先生が出演して,お父君のことを話されていたのだ(ちなみに,陽先生は大正期の八大教育主張のうち「全人教育論 」で知られた小原國芳先生のご令嬢と結婚されていたと記憶しているが,映画にもこのご令嬢がフィアンセとして役柄設定されている)。

「『明日への遺言』って,いい映画みたいだから,見てみようかなぁ」程度の気持ちで見るともなく眺めていた画面に,突然見知った顔が浮かび上がったときには驚いた。

「???ええ???」

テレビをよく聞いてみるとご長男ということが分かり,重ねて驚いた。恩師との思わぬ再会は,このような形で突然訪れたのだった。「見てみようかなぁ」から「絶対見なきゃ」に変化した映画は,次のように紹介されている。

[明日への遺言 公式Website]

以下Websiteより
---
これは,極限状況において,誇り高く生き抜いた一人の男と
それを見守る家族との深い絆と愛の実話である
--
夫は戦犯として
処刑の席についておりますが,
わたくしは今もなお
岡田資(たすく)の妻であることを
誇りに思っております
--
第2次世界大戦後
無差別爆撃を実行した
米軍搭乗員処刑の罪に問われ,
戦犯裁判にかけられた
東海軍司令官,岡田資中将。
法廷闘争を「法戦」と名づけ立ち向かう夫を
傍聴席から見守る妻・温子(はるこ)とその家族。

部下を守り全責任を負う
岡田資中将の潔い姿は
次第に,敵国の検察官や裁判官をはじめ
法廷内にいるすべての人を魅了し
心動かしていく。

そして判決が下る・・・

岡田資中将が
命を掛けてまでも伝えたかったこと
守りぬいたものとは
何だったのか・・・
--
温子,連日法廷の傍聴御苦労である,
会話を交わすことは規定が許さんが,
私にはそなたの顔の表情の変化を見れば,
其の意味は十分に通ずる。
笑顔を交換するだけで結構結構。
私は必ず戦いに勝ってみせる。
---

人はどうあるべきかを,押しつけでなく真っ正面から問いかけてくる作品のようだ。見てみたい。絶対見なきゃ。
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『ドラマによる表現教育 DEVELOPMENT THROUGH DRAMA』

2008年03月06日 | Weblog
実は小生広島大の卒業で,卒業後20年を遙か昔に超えてしまった。しかし今でも自分が質の高い教育を受けさせてもらったことをこの大学に感謝し,また誇りにしている。

教えをいただいた数多の先生方それぞれに想い出と思い,そして感謝の気持ちを持っているつもりだが,その中のお一人と,最近思わぬところで再会することになった。と言っても実は直接お会いしたわけではない。また広島大の先生ではなく,玉川大の先生だった。今はすでに現役を退かれているが,かれこれ25年くらい前になるだろうか,集中講義や附属学校で行われた研修会で教えていただいた。

その先生は,岡田 陽(おかだ あきら)先生。

岡田先生の授業を受けたのは,学部の時に1回,院生の時に1回,そして附属三原学園で行われた研修会のときに1回だったと記憶している。

先生は,イギリスのブライアン・ウェイ氏の著書『DEVELOPMENT THROUGH DRAMA』を邦訳し『ドラマによる表現教育』として玉川大学から出版された。そして,人の学びを単に知識の伝達とするのではなく,「直接経験に訴え,知的理解を越えて,心と魂に触れる」ドラマ(演劇という意味ではない)を通して進めていく意義やその具体的方法,人格の諸相を次の7つに分けた論など紹介されている。

1.集中(以下6つの要因総ては集中する能力に関わっている)
2.感覚(五感を使うこと~聴・視・触・嗅・味覚)
3.想像
4.身体(身体そのものを使い,マスターし,制御する)
5.スピーチ(スピーチ,または話す練習)
6.感情(感情の傾向を知り,コントロールする)
7.知性

この岡田先生とどのように再会したか,長くなったので,それは次回に。
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やっぱりだ,今日は啓蟄(けいちつ)だ

2008年03月05日 | Weblog
今朝方通勤の途上,バスから降りて部屋までの数分間を歩いたとき,「空気はまだまだ冷たいけど,なんとなくもう春って感じだよなぁ。なんか,春のにおいがする。」とつくづく思ったのだ。そして,「こういうとき,『小春日和』なんて使ったら間違いなんだよ。気をつけなくっちゃ。」なんてブツブツ独り言を言いながら歩いていた。うん,これはきっとなめらか肌のセンサーが季節を知らせたのに違いない。

今,ひょっと中国新聞のWebsiteを見てみたら,今日は「冬眠中の虫が地中からはい出すとされる二十四節気の一つ『啓蟄(けいちつ)』」なんて書いてあるではないか。広島市中区の縮景園では,392本の松の「こも外し」もあったそうだ。園内は紅白の梅が満開だって書いてあったから,写真でも撮りに行きたいなぁ。
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